2016-11-15

東大女子の生きづらさを鑑みればプラス3万円くらい払っても不公平ではない

家賃補助で女子が増えるわけない」わかる

男女差別だ」わかる

東大女子が少なくても問題ない」

東大女子が少ないのは女子がそもそも東大を目指さないからなので、仕方がない」

東大女子が少ないのは女子より男子の方が賢いからだ」

あなたたちがそういう「男女差別」的なことを平気で言うからあなたたちの税金が「男女差別」に使われるということをわかっています???

私は東大女子として東大女子が増えてほしいと心から思っているが、女の子東大オススメすることは感情的には全くできない。日本にいながらマイノリティとしての体験ができるという点はある意味メリットかもしれないが、大学生活において東大に来てよかったと思うことが男子学生に比べて相当少ない、と思わざるをえない環境であるからだ。

まず、入学直後に受けるのが「女子人間として見ていない男子たち」によるある種の差別、という洗礼である。2年間の学生生活の基盤となるクラスの9割が男子、というような女子にとってかなりアウェー環境も珍しくない東大多数派である男子とも仲良くしないと実質生きていけないのだが、彼らの多くは女子を対等な存在として認識していないようだった。

女子を異物として見、少数派である私たち感情などまるで存在しないかのように振る舞い、ただ仲間内女子ネタとして消費する。そんな彼らは社会に出れば「東大卒男子」というプラスステータスを持って生きていける一方、女子が獲得する「高学歴女子」という肩書き利益をもたらすことはほとんどない。これを不公平と呼ばずして何と呼べば良いのだ。

東大男子が悪いわけではない。彼らは「高学歴若い男性」、私たちは「高学歴若い女性」。彼らは「日本未来を担うエリート」、私たちは「プライドの高い欠陥品」。東大男子はこのような世間での評価大学生活においてそのまま演じているだけなのだ。悪いのは日本社会に根強く残る女性蔑視価値観である。「女子男子より頭が悪い」というような全く根拠のない主張がまかり通るような雰囲気である。「女は器量が良ければそれでいい、知性なんて必要ない」という風潮である。そんな価値観の元で女の子勉強して東大に行きたいなどと思うだろうか?地方勉強好きな女の子はこのような価値観による圧力を多かれ少なかれ受けて育っているので、家賃補助をしたところで志願者が増えるとは私も思えない。しかし、女の子勉強しなくても良いという風潮や数々の嫉妬突破して、さら地元の友人たちとの価値観乖離してゆくことに苦しみながらマイノリティーとして孤独学生生活を送る決して裕福でない地方出身東大女子100人家賃を月3万円補助することくらい、地方への想いを忘れずエリート男性の中で活躍する女性が育つための投資として、許してもらうことはできないだろうか

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