2015-01-14

ベイマックスにくっそ感動した件

いやタイトルと通りなんだけどさっき見てきたけどすごいよかった

良かった点をなぐり書きしてみる

なおかなりのネタバレはあるのでこれから見たい人は注意。読まないように。

まず映画見終わってからの第一印象はすばらしいCG技術だけではなく脚本がよく練られた映画はだったということ。

監督意図してるであろう強いメッセージ性を感じた。

各々のキャラクターにそれぞれ一貫した役割存在しすばらしく非常によく描けてる。

様々なキャラクターがそれぞれ役割を持って舞台を演じ、リアリティがあるのでのめりこめる

そして泣き笑い一緒に葛藤できる、それが良かった

簡単にストーリー概要を説明すると

頭が良くて才能を持て余していた弟が兄の死をきっかけに

彼が作ったロボットを通して兄の死の真実を知り人間的に成長していく

そんな話だ

で、この映画もっとも注目するべき点は主人公人間的な成長だ

彼がどのような人間最後はどのように成長したのか?

映画監督はその点に最大の力点を置いてキャラクター役割を振ったように思える。

まず主人公の弟について。

彼はすごく頭がいい。それこそ天才的なロボット工学センスをもっている。頭もいい。

しかし彼がそのありあまる才能を利用する対象は常に「自分」だ。

お金儲けをするため破壊衝動を満たすため知的好奇心を満たすため。

そしていつも周りに迷惑を掛けている困ったさんだ。

一方で主人公の兄。

彼は弟に比べたらすごく凡人だ。

これといった才能もないしロボットの知識も弟に比較して全然ない。

つのロボット(ベイマックス)を作るにも何度も失敗する。

ただし彼は主人公にない物をただ一つだけ持っている。

それは何か?

他人を思いやる心だ。人を助け合う心。それは弟には決してないものだ。

まず彼は自分の弟を思ってる。

自分の弟の才能を適切な道に導こうと、くすぶってる彼をなんとか羽ばたかせようとする。

彼は自分大学の恩師である教授を思いやっている。

そして教授を助けるために無謀にも火の中に飛び込んで命を落としてしまう。

彼は優しい心をもっている。

から優しい心を持つベイマックスができた。

ベイマックスは決して人を傷つけない。

なぜなら兄は破壊衝動を満たすためではなく知的好奇心を満たすためではなく人を助けるためにロボットを作りたいと思っている。

そのような心が他人を思いやるベイマックスを生んだのだ。

彼の関心や興味は全て他人へ向いている。

彼の役割他人を助ける優しい勇者

力だけでは決して手に入れることのできない強さを持っている。

そんな兄がベイマックスを残して死んでしまった。一人残された弟。

途方に暮れた弟はどうするか?

自分破壊衝動復讐心にとらわれベイマックスを改造し兄を殺した犯人を捕まえにいく。殺しに行く。

改造で強化されたベイマックスは彼の心をそのまま映しているように思う。

復讐復讐破壊

でもそれが本当に兄の望んでいたこなのだろうか?

いやそれは違うだろう。

ここで彼があることをきっかけにベイマックスの隠された役割

「人を幸せにする」という本来ベイマックス役割理解する。

ベイマックス存在価値は何か?

それは助けるためだ。

それは不遇な理由復讐心を持つ犯人の心を救うことでもある。

彼は価値観を転換させる。見方を変える。

そして今まで気付かなった点に気付くようになり、復讐が本当の目指すべき道ではないことを知る。

この点で従来の善悪懲罰映画と一線を画す。

この映画典型的ヒーロー映画のように見えるが、実のところ本当の悪役は基本的にいない。

一方的に善と悪を対峙させてお決まりパターンヒーローが勝ち町に平和が訪れる。

そんなストーリーでは決してない。

クライマックスに彼は危険であるにも関わらず

一点の迷いもなく自分の身を呈して人を助けようとする。

それは燃え盛る炎の中で教授を助けに迎えにいってなくなった兄の姿と重なるようであった。

そしてベイマックスとのお別れ…

彼は最後に人を助けるためにベイマックスを使った。

自分のためではなく「他人」のために使ったのだ。

それはただ単に力が強いだけ、頭がいいだけでは得られない本当の強さだ。

そんな成長を遂げてエンドになる。

かいところはちょっと違うかもしれないがこんな感じの映画だった。

すごくよかった。

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