はてなキーワード: へきるとは
下のいずれか一つを持っていること
ガワ(絵)が可愛いかどうかも初動に相当影響するが、ここでは除外。
ネットでちょっとググるとリアルな中の人の顔バレ写真が出てきたりするが、表向きはいわゆる「中の人」は謎であり、キャラクタとして振る舞っている。
私生活の話も普通にするが、あくまでキャラクタありきの「メタな話」として扱われる。
下のいずれか一つを持っていること
棒と呼ばれ続けたへきるみたいなのもいるが、例外にとどまっている。(へきるも少年キャラ演技は上手かった)
どんなに可愛くても棒は長い目で見て淘汰される。
ただ、個人的には初期の小見川千明みたいな特徴的なのがネットで叩かれてしまうのは残念。
味があっても主流から外れていると「なんだこいつ」的なノリで叩かれてしまうこともある。ネットの弊害だと思う。
演技が上手ければ本来見た目は関係ないはずだが、残念ながら近年は影響しているように思う。
ファン人気というより、そもそも表舞台に上がってこられない印象。役を掴めない。
「動画が面白い」という競争を勝ち抜いた中で声優崩れ(ある程度の演技はできる)VTuberであれば、活躍できる可能性はある。
個人的に見たことがある中では、ホロライブの「桃鈴ねね」は役持ちだった新人声優がVTuberになって成功したパターンで、ゲスト出演したアニメでも言われなければ気づかれないくらい違和感がなかったと思う。
VTuberは顔を隠していることが特徴なので、それで伸び悩んだ声優がVTuberとして人気が出てアニメ出演した場合に化ける可能性はあるかもしれない。
「こういうキャラクタですよ」という建前が茶番になってしまう。
最低限、公然の秘密で無くてはならないが、声優として売れた時点で、よく知った声ですぐ引き戻されてしまう。
これまでに大塚明夫や阿澄佳奈などが挑戦したが、声優人気ありきの伸び方止まりだったように思う。
例えば声に特徴があるVTuberはたくさんいるが、動画がつまらなければ伸びない。
喋りが上手くゲームが得意な声優がいたとして、演技が下手なら話にならない。
恐らく構造的に、表舞台で人気が出た人はYouTuberになれてもVTuberにはなれない。
逆にVTuberは根本が売れなかった人間のセカンドキャリアなどの日陰の存在であるため(少なくとも現時点では)、芸があるなら他のフィールドに出ていける可能性はある。
BOOK OFFで、岡田斗司夫がテレビブロスで連載していた「オタクの迷い道」の文庫をふと買った。
懐かしいなあと思いつつ。
そしたら、後でネットで公開していることを知った。ギャー!
・・・まあいいや。語り下ろしの対談がついていたから(負け惜しみ)
で、本題。
下記の引用に出てくる「シンクロCHAT」の疑似ライブ感の面白さって、ニコニコ動画の起源みたいなものだなあと思った。
昔から、こんなことしていたのだなと。
それだけです。
http://www.netcity.or.jp/OTAKU/okada/library/priodical/mayoimichi/TVBROS5.html
「椎名へきるは、へきる星から来たんですよ」とぼくは教えられた。
「へきる星は神奈川県にあるんです」「えっ?!」「だから、へきるファンは、神奈川県へ行く時は、へきる星に言ってくると言うんですよ」
やっぱり、へきるファンは壊れている。
しかも、ちょうどいい具合に壊れている。
この前、名古屋で会ったファンも、少し前までは、熱が冷めてきていたのに、新曲「目を覚ませ、男なら」を聞いてしまった。「もし私がさらわれたら、必ず助けに来て。どこまでも追ってきて」という歌詞で、椎名へきる自身の作詞だ。その曲を毎日毎日、何回も聞いていると、だんだん「やっぱりファンをやめちゃダメだ。もっと応援しなきゃ」という気になってくる。あれは尊師のテープですよ、と彼は力説した。
CDを何回もきくのは、まだ初期症状だ。現在は、パソコン通信という悪魔のツールで、みんなの心はバキバキに壊されている。
へきるファンたち(つまりへきらーの方々)はインターネットやパソコン通信で毎日、何百件という書き込みを読んだり書いたりしている。毎日、そんなにたくさんのへきる情報を、浴びるのだ。世界で大事なことは、椎名へきるに関することだけという確信に至っても不思議ではない。
中でも、一番凄いのは、シンクロCHAT(チャット)だ。CHATというのは、パソコン通信の一種で、書いた文章がそのまま、即時に、みんなで読めるように表示されるシステムだ。だから、書き文字で会話が出来る。電子会議室が、みんなで見られる電子交換日記なら、CHATとは、電子井戸端会議だ。もちろんネットとつなぎっぱなしになるので、電話代や接続料がものすごく高くつく。が、それでもハマる人が多い悪魔のシステムなのだ。
椎名へきる会議室では、シンクロCHATというのが、流行っているらしい。
まず、予め、シンクロCHATを始める日時とアルバム名を決める。その時間前になると、ものすごい数の参加者が、CHAT部屋に入ってくる。で、3.2.1の合図の書き込みで、一斉に各自、自宅でCDをプレイする。これで、全国で何百人ものへきるファンが、同時に同じ曲を聞き始めるのだ。
この音楽に合わせて、コールを入れる。つまりコンサートと同じタイミングで「LOVELYへきる!」と、打ち込む。入力した瞬間、同時に入力された何百行もの「LOVELYへきる!」が表示される。画面上を流れ続ける何百行ものLOVELYへきる。目眩がする光景だ。
映画「シャイニング」で、狂った主人公がタイプライターでうち続ける同じ文章よりも、衝撃的だろう。
へきるファンだけでなく、声優ファンの会議室では、どこもシンクロCHATが盛んだそうだ。みんな、いい具合に壊れているなぁ。