はてなキーワード: あわびとは
最近スーパーに高級食材が安い値段で並ぶようになってきた。あわびとかウニとか国産牛ステーキとか。
安いと言っても、普段私が買っている豚の細切れや鶏むね肉や養殖ブリの切り身の何倍もする値段だ。
こんな高級食材を毎日食べていた人たちは今頃何しているんだろうと考える。
コロナで仕事がなくなったりしてるだろうか。たぶんそんなことはないだろうな。
在宅で、リモートワークにぶつぶつ文句言いながらステイホームしてるんだろう。
今まで仕事で家にいなかったお父さんは、この機会に子供とおうちキャンプでもしてるのかな。
ぷち贅沢とやらで高級食材を買い込んだりお取り寄せしたりしてるのかな。
元々コロナ前から富んでいた人々はコロナが収まるまで楽しみを我慢するだけ。
自分が貧困だとは思わない。独身だからなんとかやっていけてるくらいの収入だった。
幸いわずかな貯金があるからコロナでかなり収入は減ったけどまだ持ちこたえている。
今日くらい、北海道産焼肉用牛バラ580円を買ってもいいだろうか。小分けにして冷凍すれば四日分くらい贅沢ができる。
寿司だけじゃなく、天ぷらやうどんも軽くメニューに入れてる、一番高い皿が700円ぐらいのお店。
回転台には、続いて流れてるタネの説明板を載せた皿もある。その中のひとつに「あわび筍天」というものがあった。
説明板の皿だけで、続いて流れているものはない。へー、珍しい組み合わせだな、食感の違いを楽しむのかな?とちょっと興味をひかれたけど、注文はしなかった。
そしたら隣の席の客に注文品が運ばれてきて、フロア係のお姉さんが「お待たせしました、あわびたけの天ぷらです」と元気よく言ったので、マジでお茶吹いた。
どうしようか少し悩んだけど、思い切って説明皿をキープして、お姉さんに「これ、字、違いますよ」と指摘したら、「???」みたいな顔をしながら「少々お待ちください」と言って厨房内へ入っていった。
数秒後、厨房内に爆笑が沸き起こるw お姉さんが来て、「ありがとうございます、『茸』でしたw」とてへぺろ顔で礼を言われた。