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はてなキーワード: 月経とは

2008-04-20

http://anond.hatelabo.jp/20080420004643

増田です。23歳にして、女の人をここまで思ったのは初めてだった。

ほんとに辛い。

2か月経っても癒えない?すごく地獄仕事とか無理よ。

2008-04-17

http://anond.hatelabo.jp/20080417000247

PMSは月経前ですよ。

でも私も増田と同じことを思ったことがあります。

電車の中で、高齢者とか障害者とか、

席が必要であることがわかりやすい人には席を譲りますよね。

でも本当は、徹夜仕事をした後のサラリーマンとか、

生理痛貧血で立っているだけでつらい女性とか、

普通にいるはずなんですよね、わからないだけで。

だから見た目でわからなくても、人に親切にする気持ちはもっていたいし、

それと、わかってもらえないなら自分で何とかするしかないんだな、と思います。

さいきん、「妊娠してます」キーホルダーつけて歩いている女性をよく見るけど

危険! 月経二日目!」とか、そういうのも政府がくばったらいいんじゃない?

2008-04-16

PMSの症状がないラッキーと思ってたら無排卵月経なだけだった。現在治療中。薬が全然効きません。ホルモン出ません!まぁ不妊症になるのかなぁそうなったら仕方ないけど…うーん。

というひとのことはどういうんだろう、PMSが云々言ってた元増田は。

PMS症状があるのは悪いことではなく、むしろ正常で健康であることを示しているのにもったいないねぇ。

2008-04-03

今日こそ部屋の掃除&模様替えすんぞ。

今日こそ、といい続けて1ヵ月経っちゃったからな!!!

(3月中に終わらせて、新年度を新たな気持ちで迎えようという計画は、いきなり頓挫した。

2008-03-15

児童ポルノ規制について。

あれって18歳未満を対象にしてるよね。まあ、社会通念的に18歳未満ってのはまあ、理解できるんだけどさ。

考えてみると、生殖することが出来る年齢、つまり月経の始まる10歳~14歳(wikipedia調べ)あたりの年齢の女性に対して、「性的な目で見るな、それはおかしい」って言ってるんだよね。またはそれを我慢しろと、自分の中だけで溜め込んでおけと。そうなった社会ってのを考えてみると結構怖いなあって自分は思った。

2008-03-01

アブソリュートラップ <後編>

TRACK8(INSTRUMENTAL)

 トゥルルル、ガチャ

 電話ベルが鳴った。

 「はい、もしもし。----ですけど」

 「あたし、分かる?」

 「うん。どうしたの?突然に」

 「別にどうもしてないんだけど、忙しい?」

 「いーや。何もしてないよ。暇だったけど」

 「…あのね、さっきテレビで怖いドラマ見ちゃってそしたら電話して言いたくなっちゃった

 「どんなの?」

    ↓

 「別にそんだけ。用はないんだ、じゃぁね」

 ガチャ

TRACK9

 待ち合わせ。と、いう行為は非常に楽しいことであると同時にとてつもない苦行でもある。その日は僕は極小Tシャツにデッドストックのブーツカットジーンズエナメルビルケンサンダルという出で立ちでひたすら彼女を待っていた。風のない日でおまけに正午、じりじりと僕を責めたてるものが太陽でなかったら一体なんだろう。焦燥、字面からしてもう、焦がれている。遅れること20分彼女はやってきた。いつもパンツルック彼女スカートを履いている。吉兆と緊張。

 昼食はでたらめに飛び込んだ店でとった。その割にはまぁ、美味しかったので、良い気分で店を出て電車に乗って移動する。ガタンゴトン。語っとこう、肩の力抜こう、と聞こえる。従い、彼女と語る。

 彼女の話は長いので省略。

 「へー。そうなんだ」

 とりあえずのところそんな風にあいずちを打っておけば問題ない。一応、カタルシス

 「今日スカートなんだね。初めて見た」

 「いつもはね、汚れちゃうからパンツなんだけど。足太いからあんまし履きたくないんだけどさ、今日はね。あたし、デートのときしかスカート履かないんだよ。どう?」

 「いいね」

 色々いい。色も良いし、もっと履いたらいい。

 様々な店がひっきりなしという感で立ち並ぶ雑多な、滅多に歩かない、街の通りを見て歩く。それはもう本当に様々で、古着屋、雑貨屋などをはじめに目に入った順に立ち寄った。僕も彼女も何も買わないし、何か目あての物があったわけではないのだが非常に楽な気分になれた。肩の力が抜けたという感じか、顔を合わせるのが3度目とは思えないほど僕達はリラックスし、それ以上に親近感が2人の周りの空間を包み込んでいた。呑み込んでいた。淀みが飛んでいた。

 夕方になると幾分風が、心地良く吹き始め、人々の頭髪を、柔らかく揺らす。僕の崩れた頭髪も、あっちも、こっちも。いつもおろしっぱなしの髪をバレッタで巻いて揚げた隣の彼女をも。もう。

 「はぁー。疲れたね」

 「うん、生き返った」

 喚き、歩き疲れた僕達はファーストフードの店に入りその体に飲み物をひとしきり流し込んで、そう交す。まるで仕事後のサラリーマン居酒屋でやってるみたいにだ。彼女の話を聞いていた。彼女はとてもおしゃべりな子で、そうそう黙り込むことはなかった。ハンバーガーを食べていた僕の口の周りはもはや壊滅的状況といった装いで、その被害情況は両手、トレイにまで及んだ。僕はハンバーガーだのがうまく食べられたためしがない。だったら食べるのよすのが良いんだけど。

 「もう。汚いなぁ、あたしが食べちゃおうかな」

 と言って大きく口を開けてかじりつくふりをする。ライオンみたい。

 やっとのことで食べ終えた僕は、

 「そういや、何か用事があるんじゃなかったっけか。何時に何処?もうすぐでしょ?」

 と尋ねた。外れない。

 「そうなんだよねー。あーあ、どうしよう」

 「すっぽかすのはまずいでしょ」

 「うん…」

 力なくそう答えてからいつも元気な彼女は次の瞬間しゅんとなって

 「…もっと一緒に居たいな」

 ぽつり。

 ここは駅付近、駅構内へ向かう人出て来る人どちらの人も皆せわしなく歩いている。足音だけが彼等の存在証明、そして僕等も、その存在を立証すべくお互いに優しく注意深く手を振る。彼女はもうすっかり笑ってそのたてがみの様な頭髪をゆさゆさ差し込む陽光で金色に光らせて今もう一度手を振った。もう1度揺すった。

 僕達は一体どうなるんだろう。願望だけが宙に浮いて。振り向いて。

 真夏のライオンキング

TRACK10

 僕と彼との一旦。

 暑い暑い気が触れる寸前の夜、俗にいう熱帯夜。基本的には気が滅入ってヤダ。でも、ちょっと素敵じゃない?

 「夏はまずコロナから始まるよな。コロナ2本、何か食う?」

 「いらないね。酒を飲むときは何もいらないんだ。しいていえばピスタチオくらいあれば申し分ない」

 「そうだった。じゃ、ピスタチオも」

 ウェイターにそう告げると快くカウンターに入っていった。無音で「いい」って言った。えらく少ないオーダーに嫌な顔をする店というのは結構世の中にはたくさんあるものだ。そんな中にあって稀少といってもいい店。だからよく行くお店。

 「最近さ、どうしてんのさ」

 「別に。どうもしないさ」

 「でも呼び出したからには何かあったんでしょ。少なくとも」

 「ただの世話話だよ」

 世話話というのは世間話のことだ。

 少し遡ろう。ちょっと盗聴っぽく。

 「はい?」

 電話に出た僕の耳に聞こえてくるのは紛れもない彼の声だ。

 「あのさ、ちょっと出れない?」

 「いいけどオールとか無理だぜ。君と違って明日も学校があるんだから」

 「あるのは知ってるさ。毎日ある。さらに言うなら君が行かないことも知ってる」

 「わぁったよ」

 「場所は分かってるだろ。何時に来れる?」

 「8時」と、僕。

 「ということは9時だな」

 彼の失礼な言葉電話を終わらせ部屋に戻り飲みかけコーラを飲んでしまうとそのあとでゆっくりとマールボロを吸う。ゆっくりと支度をした。

 「ごめん、遅れた」

 時計は8時45分を指している。

 「いいや時間通りだよ」

 こういうことを分かっている存在だ。ぞんざいか?

 「また夏が終わるよ。1人者の夏が」彼。

 「そうかい。嘆くことでもないと思うけどね」と、僕。

 「まーね、君は顔がいいからね」

 といつも言う口癖を言って5杯目のカクテルを飲み干す。とはいっても彼の飲んでいるのは全てショートカクテルの強いものばかりだ。僕だったらもうストップなのに彼はまだ飲むつもりらしい。積もることでもあるらしい。

 「オーダーいいすか?チャーリーチャップリンスレッジ・ハンマー

 「ああ、俺、結構キいてきたよ」

 「でも飲めるだろ?」

 「俺何か食おうかな。あ、これ頼んで。ナスとミートのオープンオムレツ、これ食いたい」

 「オーケー」

 僕は吸いかけの煙草を灰皿で揉み消し、新しい煙草に火を付ける。僕も彼もはっきりいってチェーン・スモーキングに近いのだ。そして料理を食べる。僕達は当初の予定通り身のない話を山ほどした。見ない未来の話や、なにか、そういう意味では今日ノルマクリアしている、現実的にも比喩的にもお腹一杯だ。だけどどんなに話し合っても分からないことだらけだったし、どんなに飲んでも食べても飢えも渇きも消えなかった。僕はそろそろ答えを欲している。そして、バックグラウンドはレゲェミュージック。ワン・ラブ。笑う。

 「どうだい?」

 「どうだろう?」

 夜はまだまだ終わらない。

 僕たちはまだまだ笑い終えない。

TRACK11(INSTRUMENTAL)

 僕は今まで数多くのものを憎んだけれど、このときのベスト1は美術予備校の講師だ。僕は天秤にかけられ、結果彼女に拒まれた。それだけだ。だけど秤に乗せられる気持ちなんて秤に乗ったことがある人間にしか分からない。僕は偉大なる日々から日常へと帰っていく。

 あるいは僕が憎んだのはこの僕自身だったかもしれない。もう忘れた。

TRACK12

 僕ともうちょっとマシなものとの会話。

 『ほら、言わんこっちゃない』

 「何が?」

 僕は怒っている。

 『分かったろ?』

 「だから何が?」

 『僕が話したいのはそんな君じゃないんだけどな』

 「いいよ、あきらめついたから」

 『そう?』

 「拒絶したい奴はすればいいさ。僕はそれほど何もかもに関心があるわけじゃないんだから」

 『ただの負け惜しみにしか聞こえないけど。未練たっぷり。直視出来ない、まともに見れん』

 「それも1つの見解でしかない」

 『まだ他人がうらやましい?忘れた?あの日、君は道標を見つけたんじゃなかった?なら進めよ。君が今嘆いているのは大前提事実だぜ、うかれて足元すくわれただけだろ。だいたい何をうかれてんだよ。君は何も知らなかった、それだけだろ。大きな勘違い

 「裏切られた気持ちを知らないからだ」

 『なら言ってやる。求めればあたえられるっていうのはナメてんだよ。子供か?何でも向こうからやって来るのを待ってんのか?耳かっぽじれ。求めよ!渇望せよ!そして進め。これが本当だ。この先はない。与えられん』

 「…」

 『泣いたってだめだよ』

 「どうしたらいい?」

 『大丈夫、きっとうまくいくさ』

 その夜、誰も見てないのを確認してから泣いた。

TRACK13(INSTRUMENTAL)

 そらで言える電話番号を押し彼女電話をかける。時の流れと一緒にプレッシャーも流動しているのだ。なぜならもう合格発表の時期だからだ。

 「どうだった?」

 僕と彼女では専攻が違うのでこの聞き方はおかしい。まるで一緒に受けたみたいだ。

 「そっか、俺の方もだめだったよ。今度のはいつ発表?何処?そんときにまたかけるよ。じゃぁね」

 別に彼女恋人でなくともできることはたくさんある。あるいはただ未練がましいだけかも知れない。それはそれでかまわないのだ、僕に重要なことは正しいベクトルであること。これだ。

 ××美大の発表の日、僕はすぐには電話をかけることができず少々ごたついてしまい結局かけることができたのはその何日か後になってしまった。胸を早く打ちながら、受話器があがるところを想像したが電話に出たのは彼女ではなかった。

 「この電話番号は現在使われておりません(繰り返し)」

 後にも先にもこれほど途方に暮れたのはこれっきりである。

TRACK14

 時の流れはきっと冷たいんじゃないかと思う。非情という意味ではなくて体感温度として、ちょっとした心象表現だ。下らないことを言ってみたかっただけ。そして、今だ僕の体もその流れの中にある。聞き流して。

 いや、溶かして。

 ハイ・シエラの谷でとれた水の冷たさで僕の右手はもはや麻痺し、何も描けない。はっきり言って逃げ出したかったけれど一体僕は何処へ逃げたらいいんだ?そんなわけで僕は日常の中で小さな現実逃避を繰り返しては、ぶりかえしては、熱病に執拗に、連れ戻されていた。

 僕には浪人という立場があり、やるべきことがきちんとあったがその答えをまるで別の方向で弾きだそうとするみたいに足掻いた。足掻いて、足掻いて、その跡で凍傷で焼けた赤い手を見て、そして、そのことからまた逃げるように他のことで代償行為としたのだ。言ってみればこの時にひょんなことで出会った娘と何度も、映画を見るための2時間限りのデートを繰り返したのだってその一環でしかなかったかも知れない。

 良く晴れた平日の昼間に近場の公園文庫本を読みながら、溜め息をついた。いまだ、僕の右手はかじかんだままである。

 あがけばあがくほどより深い溝にはまってゆく、それが僕に限った話かどうかは知らないけれど。アリジゴクっていうのがあるけどとても悲惨なネーミングだ。もう、本当に。誰がつけたか興味ないけれど、そんな名前をつける奴こそが深い溝の底で未曾有の苦しみを味わうがいい。

 僕は予備校にまた通い出した。大好きなマイナーなクソ映画もあらかた漁りつくし、しまいには見るものなくてフェリーニまで見た。夜な夜な飲み歩き、好きでもない酒を知らない人間と飲むのももううんざりした。近所の公園なんて僕の縄張りみたいなもんだ。やるべきことをやる時期、そう判断したのだ。ゆらゆらゆらゆらクラゲのように気楽に海水と愛の巣をつくる話は破談した。求愛する相手も無くし、色んな居場所を追われたけれどラッキーなことに僕にはまだやらなければいけないことが残っていた。僕はついてる。

 相変わらず判で押した様に定時に行くことは無理だったけどそれでも少しは救われた。

 ピリピリという擬音が聞こえてきそうなほど押し差し迫った空気の中、僕は浪人2度目の受験を迎える。そんな中に在っても僕はふっきれないまままるでコンクリートプールで泳ぐ気分だった。

 具合が悪くなるくらい考え事をして僕は生まれ変わる夢ばかり見た。1度だけ大学生に生まれ変わる夢を見た。勿論、笑い話だぜ。

TRACK15(INSTRUMENTAL)

 いよいよ試験の日程も押し差し迫るといった最後の前日、友達がお守りをくれた。実際に彼が身につけ、数々の合格をむしりとったラッキーお守りだからといって僕にくれたのだ。

 そして、僕は合格した。拍子抜けした。

TRACK16

 僕は大学生になり、あくせくと大学生をまっとうし、わだかまりとアクセスしたけれどそれが何だっていうのだろう?僕は考えられないほど学校に通い恋をすることもなかった、何事もなかった、暇がなかったわけでもないし余裕がなかったわけでもない。浪人中に比べればさほどの欝没も感じない。歳をとったせいか、はたまたそんな時代なのか知んないけどな。

 ただ僕は絵を描いていた。派手に遊ぶこともなく前から付き合いのある友人と付き合い、本を読み、そして絵を。辛かったことを忘れないように、嬉しかったことをかみしめるように、恥ずかしい自分を戒めるように、何よりも自分自身の僕という存在の力を知りたくて。

 そして、まだ、在りたかった僕になりたくて。

TRACK17

 蟻はただ働き、そしてそういう自らを肯定した。そのおかげでかつての僕を知る人などは変貌ぶりに驚嘆の声など挙げてみたり、またある人は近づき難しと距離をおいた。何も考えない、蟻は死など恐れない。死への行進、日付だけが更新。そんなの怖くなかった。ただ、そのシステムが変わるのが恐ろしかった。何かが変わるのが恐ろしかった。でも、案の定何かが変わる。

 僕はある女の子と出会った。それは特別にマーキングしておかなければとても目立たないような特徴のない毎日に降ってきた、だから僕はその娘が特別だとは少しも思わなかったのだ。

 電話が鳴る。その内容はとても事務的に終始しつつ意図の分からないものだった。予想外の人物、ただの1度以前に引き合わされただけの人物が電話の主とはいえ、特徴のない平穏な毎日の中にある僕はこの出来事の持つある種の特殊性に気付かずにいたのだ。

 そして2度目の電話も鳴る。

 「もしもし 覚えてますか?」

 消え入りそうな声。

 「ええ、覚えてますよ」

 遥か、遥か遠くから語りかける言葉

 そう。堯倖に等しい毎日はとても当たり前の顔をして始まったのだ。キングダム

 実際に会った彼女の中の王国は、かつて様々な人の中に垣間見たような理解の範疇を超えるような代物ではなかったし、逆もまたしかりだったのではないだろうか。

 なんとなく信じられないのは、今こんなふうに生きていること。ただその喜びは宙に浮かんで輪郭もはっきりとすぐ鼻先にあるみたいなのだけれど、蜃気楼みたいに決して届くことはないのかもしれない。物事は現実的であればあるほどそのリアリティを失っていく。誠実であろうと思えば思うほどそれが叶わないようにだ。

 世はなべて。僕は儚む。

 そして、一筋の光明

TRACK18(INSTRUMENTAL)

 最初に体を重ねてから数ケ月経ったある日、僕達は共同作業を終えた。それは本当に思い掛けないぐらい突然にやってきた。僕はこの時やっと誰しもが容易に掴み取ったであろうリアルを手中に収めたのだ。

 彼女は笑った。

 僕も笑った。

 何かが起こりそうな予感がする時は必ず何かが起こる。僕の得た貴重な経験則のひとつだ。

TRACK19

 人は忘れる生き物だから、人は忘れる生き物だから、人は忘れる生き物だから。

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 オーケイ、ドント・スリープ

 男は言った。

 「信じているか?絶対の、完全無欠の、無制限の、無条件の」

TRACK20

 夕方4時頃目が覚めた。

 頬をつたう涙の正体は一向に分からなかったが、多分コンタクトを外さずに寝たせいだろうと解釈した。大学夏休みに入っていて特にすることがないのだが埒のあかないことにいつまでもかかずらっていることはあまり好みではないからだ。さてどうしようと考えて外食しにいく事にした。

 身支度をして部屋のドアを閉める。

 僕は随分と長い間喋り続けた後のような疲労感と、倦怠感、凄絶とも言えるかつてない空腹に襲われていた。そしてあまりに腹が空いて相当笑えてもいた。炎天下の下、こんな体を引きながら繁華街まで出るのはどう考えても億劫だった。駅に行くまでには定食屋だってあったし、それこそラーメン屋や各種飲食店の類は数え上げたら切りがないほど存在したのだけれど、何故か僕の足は駅に辿り着き、そして疲弊しきった体はというと、駅のホームに立ち、新宿行の電車を待とうとしていたのだ。辟易とした。

 平気?いや、平気じゃない。今何故か僕の体は睡眠から覚めたばかりだというのに随分と疲弊していて、風邪をひいたのか何か分からないけれど異常な倦怠感があったのだ。喫煙所でバカスカ煙草を吸いながら、僕は癇癪を起こしそうだった。どんな解釈も無用だった、もう、電車がホームに入ったからだ。どうも僕は乗る気らしいし。

 新宿の街で食べたものはといえば、それが果たして自分の住む近所で食べたこととそうも結果が変わるとも思えないようなメニューを選択してしまったし、それでなくとも、まともに考えればわざわざ新宿電車に乗って飯を食いに来る意味は何なのかと、自分に問うていた。腹が朽ちるとそれも馬鹿馬鹿しくて良い方向に笑えてくる。満腹になった今でいえば、そんなわけの分からない自分が、少し気に入ってきつつもあったのだ。

 大学夏休みに入ってからというもの、怠惰な生活に、対話なき生活に、僕はすっかり馴れてしかも親しんでしまっていた。基本的に自炊で食事を賄う僕としては外出することもなかなかなくなっていた。まぁ、念願叶うといってはおおげさだが、いい機会でもあった。

 ファッションビルの1番上から順に眺める。店舗に入る服屋を物色する。僕は必要に迫られない、狭められない、そんな買い物が好きだった。もう、若い者ではない僕には最先端の流行は必要ではない。購い者でもない。

 ひとしきり人ごみを満喫し、ポケットから煙草を取り出して、目的もなく歩く。人の流れにうまく乗り、集団の中手に、苦なく波に乗り、咥えた煙草に火をつけた。映画の巨大な看板を目にして、胸に何か去来する。僕には何も、分からない。

 信号の青い点灯を待たずに、跨がずに、すぐ手前の白線を踏む。人の織り成す濁流が交差して、甲翳して、ふたつの流れの交わるところで僕は前方から歩いてくる若い女性の姿が目に止まる。歳の頃も同じぐらいで、髪が肩よりも短く、白い開襟のシャツを着ていた女だった。堪らない程多くの人間といっぺんに交錯するようにすれ違う。目を覆うようにして翳した手の甲の影から、急に涙が込み上げて、歩きながら振り返ると個と解けた濁流は散り散りになっていずこへと消えた。

 僕は吸いかけの煙草をもう1度大きく吸ってから、迷うことをやめた。

2008-02-18

月経の手当てをしくじって下着を汚すのは"自分の体のこともきちんと管理できない馬鹿な女"呼ばわりで、

公共の場で騒ぐ子供については

"(私はきちんと躾けられたが)最近の(特に若い)親は、自分も躾けられてないから、子供も躾けられないの?"

とかのたまい、

例の沖縄の米兵レイプについては

"14歳にもなるのに、見知らぬ男(米兵とか関係なく)についていってどうなるか想像できなかったことが不幸。想像力の足りない人間は、経験を通して何が危険なのかを覚えていくしかないのじゃないかな"

"こういった悲惨な事件が繰り返されてきたにもかかわらず、どうして初対面の米兵のバイクに乗ってしまうのか"

という考え方で被害に遭った少女への同情のかけらすら見せず、

そしてこういうこと言う女にお定まりのように

"見知らぬ男性から性的な対象として見られているのを感じると、嫌悪感鳥肌が立つけど。いろいろ想像されてそうで気持ち悪い。"

とか言ってる。

id:Lemuriaとかいう女はどんだけ性格が悪いんだ。

(""内は全てid:Lemuriaはてなブックマークコメントより引用)

2008-01-20

自動車事故を起こして、もう何だか最悪な2008年が始まりました。

自分は、100%加害者の立場。

でも、いろんな方に「大変だね」「頑張ってね」とか優しい言葉をかけてもらう。


後部座席に乗せていた方が一番怪我が重くまだ入院しているんだけど、入院の手伝いに行っていた。

入院も1ヶ月経った先日、相手のお母さんが自分の態度に反省が見られないと、激怒。

民事も辞さない、って。

自分としては、いつも被害者家族にも気を使ってもらっていたから、無理にでも元気な顔していたのが逆効果だった様子。

けっこう自分が落ち込んでいる時に無理して、相手に誠意を見せる為にもと言うことで職場上司から行きなさいと言われた。

言われたから行くと言うのも無責任に聴こえるけど、どうするか考えられる状態じゃないぐらい落ち込んでいた。


今考えれば、いくら被害者家族が寛大な態度でも加害者に毎週会っていれば、いろいろ思うとこもでてくるはずだと。

後悔いろいろ後に絶たず。

被害者被害者のご家族、自分の家族職場の仲間、上司、その上の上司と迷惑かけまくり

本当に申し訳ありませんでした。



事故を起こした人の立場に自分が立つことになって、学んだことは多い。

こうした事故で自分がこれからの人生を本当に「生きていけるか」不安になる。

保険会社を通せば済む事故とは違う。


事故に被害に遭われた方が、これを読めば「ザマーミロ」と思う人もいるだろう。

事故加害者である人がこれを読んで何と思うだろうか?


加害者になることは、罪と罰を背負うし、相手に傷つけたことを自覚すればする程、自分自身の心にできる「傷」は深くなる。

それでも人生は続く以上、命を折ってはいけないと思う。

負けてはいけない、んじゃなくて命を折ってはいけない。

事故は誰にでも起こる可能性がある以上、起きてしまったことに原因を求めないで(求めてしまうけど)、自分がこれから引き受けなければならない責任をきちんとこなして、生き延びないといけない。

世間の目、避難や否定、罵声を浴びたとしても、自分自身がその事故責任の上に立つことを自覚することができるなら、その先の自分の人生を描いてもいいと思う。




できるかなぁ(汗

2008-01-15

http://anond.hatelabo.jp/20080115160043

mixiバグで思い出した。

母親

「これ、私のmixiの足跡にいくとお父さんのになってるのよ・・・」

と言っていた。

んなことねぇだろと思って、

数ヶ月放置していたのだけど数ヶ月経ってもまだ言ってる。

はて?

と思って見に行ってやったら、

メールで***さんの足跡はこちらをクリック

・最後にログインした人のページの足跡が表示される

日記を書こうとすると当然最後にログインした人の日記

・混乱

そりゃそうだ・・・と思った。

まずこの人達にはログインログアウトを説明するのは無理だ。

普段父親は違うパソコンを使っているのだが、なんかの機会にログインしたのだろう。

ログインログアウト…ってまず説明するのが無理だよね。

どう説明したらいいんだろうね。

2008-01-12

内定】26歳女 無職になってから9ヶ月が過ぎました。【無い体】

anond.hatelabo.jp/20070920144403

昨年の春に勤めていた会社を自己都合により退社しました。

まぁ簡単に言うと、単に事務所の女の先輩が苦手で息苦しかったので辞めました。

大学卒業してから初めて勤めた会社だったので、絶対に3年は勤めようと思い、

就職してから、去年の3月までは勤めましたよ。5月からの中途入社でしたが。

あ、丸3年じゃないですね。

私は事務所のお局が本当に苦手で、昼休みロッカールームで一緒に過ごすのでさえ、息苦しさを感じ、

ご飯を食べ終わった後は駐車場の車の中で息を潜めながら、AMラジオを聴いているか、

近所のコンビニ書店で暇を潰していました。

うら若き22ー25歳の女性が、身を隠すようにしてお昼休みが終わるのを待っている訳です。

都会の…東京とかの女性社員なんかは、お昼は会社の近くにあるパスタ屋さんに行って

合コンの話や趣味の話で盛り上がるのでしょうか?

嘘です、そんな風には思ってません(でも、そういう場合もあるのかな?)。

退職し、割りと直ぐに次の会社就職する事が出来ると思っていたのですが、

面接を受けたいと思う会社を中々見つける事が出来ず、

自分の思い描いていたような求職活動をする事が出来ず、焦りました。

ハローワーク無職で溢れ返っているという現実にも驚きました。

そしてこれはまぁ自分の勉強不足の所為ですが、会社を辞めたら直ぐに失業給付金を

受給出来るのかと思いきや、口座にお金が振り込まれるまで4ヶ月も掛かってしまうのですね。

これには驚きました。

私のように実家住まいの場合は何とかなるけれども、

一人住まいだったらかなり家計が苦しくなるのではないかと思います。

私の学生時代の友達も、専門学校卒業してから3年間は勤め上げ、退職し、

一人暮らしをしながらまた求職活動をしていた半年間は心が物凄く荒んでいるように見えました。

友達は本来、とても感じの良い人なんですけどね。

生活は心を荒ませてしまうものなんだとその時、よく解りました。

今は就職先も無事に見つかり、友達は働いています。やはり国家資格は強いですね。

そして私はというと、まだ就職出来ていないです。

世の中は無職にとても厳しいという現実を突きつけられました。

国民年金住民税国民健康保険…。

収入が無いにも拘らず、税金は払わなければなりません。

貯金を少しずつ切り崩して行く形になりました。

9ヶ月経ってもまだ職を見つけられていない私には

結局、失業保険を全て受給する事が出来たので、

そのお陰で税金を払う事が出来ました。

そしてその間にパソコン教室に通い、

しょうもないですが無いよりかはマシな資格も2つ取る事も出来ましたし。

まぁ、ハローワークに行って、求人検索をした後は暇だったので

殆どゴロゴロと過ごしていました。

156センチ49キロの中肉中背の太目なので、毎夜ウォーキングもしていましたし(笑)

結局、いつの間にか9ヶ月が過ぎていました。

その間に企業に応募したのは6ー7つ位ですかね。

面接で落ちる事もあれば、書類審査で落ちる事もありました。

実家住まいとは言え、無職の自分が情けなく、心が少しずつ荒み、

人知れずベッドの中で泣いた事も1、2回はありました(少ないか)。


そして昨日、採用を知らせる電話が掛かってきました。

長かったです。

やっとスタートラインに立つ事が出来ました。

長く続ける事が出来るように頑張りたいと思います。

来週、また詳しい事を知らせる電話が掛かってくるそうです。

前職から全くの異業種という職種ですが、頑張ろうと思います。

給料も前職よりは増えているし、休日も前職よりは増えました。

前職は週休1日(日曜)だったので、土日祝日休みの人が物凄く羨ましく思えたし、

ニート】という存在には【死ね】とさえ思っていました(苦笑)。

でも実際、ニート(まぁ実際に私は求職活動はしていたけれど、それでも余りやる気の無い感じ)を

経験してみて、ニートの気持ちも少しは解ったような気がする。

ニコニコ動画はハマると辞められないもんね(苦笑)

去年は【SchoolDays】【らき☆すた】【絶望先生】とアニメも豊作だったしね。

現在転職活動中の方、無職で求職活動中の方、諦めないで下さい。

こんな私でも何とかなりました。

遊ぶにもお金が掛かります。

お金が無かったら、アイドルコンサートにも行けないし、遠征も出来ません。

親も、私が会社を辞めた最初の半年位は物凄く優しくて感動していたけれど、

途中から物凄くネチネチと言われるようになり、私は物凄く肩身が狭かったですが、

就職先が見つかった今、私は物凄く堂々と親が座る目の前の食卓でネットしています。

社会と繋がっていないと、若い体が勿体無いです。

その内、テレビも飽きてきます。

芸能ニュースなんて、毎日ダラダラとテレビで見ているよりも

まとめて1週間分を週末に見た方が楽しいと思います。

こんな私でも何とかなったのを知ってもらいたくて、増田に書きました。

時間取らせましたが、最後まで読んで下さり有難う御座いました。

2008-01-09

全国の和夫さん

最近ごえもん(にゃんころ)さんに、お風呂中の眠気は眠いんじゃなく気絶しかけてるだけって豆知識を披露され、気絶っていきなりバタンキューとくるもんばっかでもないんだって事を知って、気絶をちょっと身近に感じた。月経時の異常行動として時折出てくる、寝そべってそのまま数分無の境地へトリップしてしまうあの行動・状態は気絶の一種なんだって気付いて、さらに身近に感じた。今までずっと、気絶ってもんは失禁とワンセットで出てくるもんだと固く信じてたから、あと気絶する時は勢いよくバターンと倒れるもんだと思ってたから、気絶という言葉に凄まじい言霊が宿ってるように感じられた。今改めて眺めると、何だかフレンドリーでほんわかした。

数年前に似たようなペレストロイカ金縛りで感じた。あの夢の中の夢、終わらない夢は一般的には金縛りって言うんだって事を何かの拍子に知って、そのまま納得した。金縛りという言葉見出していた、ファンタジー寄りのオカルトに満ち溢れた言霊が、すたこらさっさと逃げていったのを感じた。残った言葉のぬけがらには生活臭がぷーんと漂っていた。

きっとまだ手持ちの言葉の中にも、ドラマティックなふりして実のとこドメスティックな子達がいっぱいいるんだと思うと、オラワクワク。ワオラクラク。和夫と書いて、ワオと読む。ワオ!

2008-01-08

女性孤独である。

男性である自分に、女性の気持ちはおそらくわからない。

だけど、少しでもその距離を縮めるために女性の気持ちというものを考えてみたいと思う。

女性には、本当の友達がいない。

いきなり反感を買いそうなことを書いてしまうけれど、多くの女性には親友と呼べる者がいないと思う。中には女性同士、さらには驚くべきことに男女の深い友情を築き上げている人もいるかもしれない。しかし大抵の場合、女友達のつながりというのは希薄だ。学校でも会社でも、女同士はすぐに仲良くなる。そして一緒に行動するが、その友情はふとしたきっかけで簡単に壊れてしまいかねない。

たとえばそれは、恋愛によって。

男性は、女性の気持ちを理解できない。

女同士の友情が、恋愛によって疎遠になったり、あるいは決裂したりしてしまうことも少なくない。(「多くの」以下略女性にとっては恋愛>友情だからだ。女性は、女性よりも男性のそばにいることを望む。しかし、男性女性の気持ちなど理解できない。男性は「貴金属=喜ぶ」「甘い言葉=喜ぶ」など、体験やノウハウなどから記号的に認識している。(もちろん性別を越えた親愛の部分もあるが、ここでは性差を考えるために恋愛という側面についてのみ考える。)ましてや月経妊娠出産については想像しかできない。愛情と理解は別物である。愛した女性から「私のこと全然わかってくれてない」と言われた男性は、どれくらいいるのだろう。

女性は共感を求めている。

よく言われることだけれど、女性は常に共感を得たいと考えている。女性同士はそのことを本能から理解しているので、会話は実にスムーズに進む。だが男性は、そういった会話に意味を見いだせない。彼女愚痴に、ついつい意見や反論を返してしまう。相づちを打つだけでいいのに。女性男性に比べて流行ファッションスイーツに敏感なのも、共感を求める性質から来ているのかもしれない。

まとめ

女性は、共感を求めている。

女性は、女性といると共感を得られる。

女性は、友情よりも恋愛を優先する。

女性は、男性から理解を得られない。

●ゆえに女性は、心の奥底では常に孤独である。

2007-12-28

冬コミ前日に思い返した、米やん葬儀の日。

うん、文章がクソ長い上に乱雑なのは分かってる。それを承知で。

米やんが突然代表の椅子を返上したと聞いて、その時から悪い予感はしてた。

その予感は翌日に当たった。

米やんを間近で「見る」機会は通称24耐と呼ばれたコミケットSPに続いて2度目。それが葬式だとは

最初に24耐で壇上の米やんを見てる時には思いもしなかった。

自分の知ってる米やんは遠くの存在で、また大きな存在だった。

クローゼットからスーツを取り出し、東京に向かった葬儀の日。空はとても晴れていた。

葬儀の式場に使われた寺に続く坂には既に大勢の人がいた。

ただ、そこには所謂「葬式の雰囲気」というものはあまり感じはしなかった。良くも悪くも「ゆるいイベントの雰囲気」であったと思う。

それが悪いとは言わない。米やんだからこそ出来た空気であると思ってる。ただ壇上だけはやはり粛々とした空気が漂ってたが。

献花の台の隅にあった島本和彦からの花が印象的だった。

出棺の時。

坂をゆっくり進む霊柩車

霊柩車が進むのにあわせて両脇の沿道からの拍手

「代表お疲れ様でした!」「ありがとうございました!」の無数の声。

とてもではないが、葬式の雰囲気ではなかった。まるで野球選手の引退パレードだ。

これから悠々自適に暮らす人へのねぎらいのメッセージを送るかの様な風景だった。

それが米やんの人柄だったんだろうと、そう思う。でなきゃ2000人もの参列者が揃ってあんなことできるか。

米やんのいない12月がまた来た。

コミケにかかわる様になって十数年。それでもまだまだ若輩者だろう。

だが開場前に数時間待機列に並んで待ってるような事もほとんどやらなくなった。

サークル参加もしなくなった。売り子もしなくなった。

12時前くらいになってゆっくり入場するようになった。

数えられるお目当てのサークルに行き、いろんなサークルを流し見て、

コスプレ広場に行って人の多さに諦めてUターンして。

オタクとしてはヘタれた部類になったなあ、と思う。

でも、こういう場を作ってくれた米やんには感謝しきれない。勿論米やんだけの功績でない事も重々承知だが。

だから、葬儀の時も言ったけど、1年2ヶ月経った今も改めて言おうと思う。ありがとうと。

2007-12-19

http://anond.hatelabo.jp/20071219144543

「何ヶ月間避妊検証が行われたか、又は避妊中の月経回数。」

の話じゃないか?

調査手法(設問の設計など)がまずいと妊娠可能期間の性交がなくても統計に入ってくるかもね。

2007-12-04

遠距離になって三ヶ月

彼が海外に行って三ヶ月経った。時差は今向こうは冬なので11時間だ。夏は10時間だった。たかだか一時間ずれただけで一気に時間帯が合わなくなった。電話をかける時間がない、電話に出る時間もない。わずかな合間を縫ってかけていた昼休み電話もなくなった。深夜にビデオチャットをやるのがせいぜいだ。

ビデオチャットというのはあんまり好きではない。耳元で声はするのに、そことは違う方向に人がいる。ぐいぐいとイヤホンを耳の中に押し込んでみればみるほど近くにいる気がするのに、実際に手を伸ばしても画面に手がぶつかる。近くに聞こえるからこそ余計に遠さが際立つ。

手紙を書くよというのにもう何ヶ月か書かないまま放り出している。送ろうと思っている写真があるのに、メールで送ればすぐなのにそれもなんとなく手をつけていない。わだかまる。心に。いろんなものが。手を握っては開く。手をつないだときの感覚が思い出せなくなっている。寂しい。寂しい。

でもそんな感覚ももう予定調和で慣れてしまった。ちょっと泣きそうな声出してみたり、ビデオチャットでうまく映るように角度研究してみたり、笑い顔の練習してみたり、そういうのも飽きてきた。そういうのじゃ伝わらない、伝えたいものは伝わらない。そういうことに気付いてしまったからなんだろうか。

海外に行くことが決まる前、いろいろと話をした。話をしようとした。でもがんばれという言葉以外何も思いつかなかった。私にはこれからというのが想像できなかった。向こうに行っても何かしてとか毎日電話してとかそういう要求すら思い浮かばなかった。ただ大丈夫なんだろうか生きて帰ってくるんだろうかとかそういうことしか考えてなかった。そうするうちに海外に行くことは正式に決まり、それに向けて私自身も巻き込まれながら準備が進んだ。よくわからなかった。何も実感が伴わなかった。私自身がいこうと思ったわけではないからかもしれない。あくまでも他人事でそれ以上ではなかった。そのことが少し寂しかった。蚊帳の外にいるようで。釈然としない思いだけが積み重なっていった。静かに。

それでもいつだったかけんかをした。ブログと書けばいいんじゃない?と私は勧めていた。その方が向こうでどういうことやってるかわかるし、気楽にかけるから、コメントとかもできるし、他にも知りたい人いるだろうし、と言って勧めていた。彼はホームページを作ったことがあった。素人が作ったと一目でわかるようなHTMLだけの。ユーザビリティーのユの字も知らないような、○○のホームページにようこそ!とか書いちゃってるような。私はそれを知っていたし、でも何もいわなかった。ただ、ブログなんていいんじゃないと勧めただけだった。なぜか彼はそのことについて怒った。私にはわからなかった。何に怒り出したのかいまいちわからなかった。自分でもわからない釈然としない思いの上にその「わからない」が重なって、私は言い返した。なんなのさ!と声を上げた。彼は言い返した。けんかはめったにしなかったから、二人がそろって感情的になるのは珍しいことだった。

「結局賛成してないんじゃないか!」

「何が」

「そうやっていっつもなんか反対してくるんだよ、いつも!」

「なにを!いつもっていつ!」

まだ暑い季節だった。夜もだいぶ更けて、生ぬるい風が吹いていた。

「そういう……!」

「じゃぁ何で行くのよ!」

口から言葉が滑り落ちた。滑り落ちたと言う感覚だった。かつん、というミュールのかかとをアスファルトに叩きつける音が高く響いた。

彼は目を丸くして黙った。私も黙った。全てのそれまでがどこかへ行ってしまって、私の最後の言葉だけ残った。彼は何か口の中でもごもごとつぶやいたが、聞き取れる言葉にはならなかった。私は黙りこくってうつむいた。あぁこれか、と何かがすとんと私の中で落ちて、どこかに収まった。そういう感覚だった。脈絡なく滑り落ちてきて釈然としない思いを押しのけて私の中に収まってしまった。もうずっと前から知っていることのように。

それからしばらくして彼は予定通り行ってしまい、私もまたいつもどおりに日常を送り続けている。永遠にこういう日が続くような気がしている。何が目的だったのか、何がしたかったのか、何を求めているのか、なんだかもうわからない。電話をするためだけにつながり続けているような気がする。ビデオチャットをするためだけに付き合い続けているような気がする。何が目的で、何がしたくて、何を求めていたのか、全然わからない。わからなくなってしまった。目に見える形でそれを得ることがなくなってしまった。ただ漫然と日常が続いていく。ただそれだけ。

あのとき、彼は私の言葉には答えなかった。私もそれから一度も聞きはしなかった。明確な理由はきいたことがない。それなりのよくある、万人に言えばなんとなく納得できてしまうような理由ばかり聞かされて、でもそれが全てではないことを私は直感的に知っている。

伝えたいことは伝わらない。電話は遠すぎる。時差を越えて、数々の物理的障害を切り抜けて届くまでにたくさんのものが犠牲になってしまう。手紙電話ビデオチャットでも、すぐに届いてもゆっくりしか届かなくてもどちらにせよとどかないものは届かない。たとえちかくにいたとしても。私はあの夜、それを知ってしまった。自分の声が自分の耳に届いたときに、何が足りなかったか、何を伝えることができなかったのか、わかってしまった。わかってしまったら、どうでもよくなってしまった。どうでもいいというのはわずかに語弊があるが、それより近い言葉と言うのは存在しない。そういう伝わらなさを私は知ってしまった。これからも言葉で彼に伝えることはないだろう。伝わることはもちろんないだろう。

何度も何度も握り締めたのに、あの掌の感覚はもう曖昧になっている。

2007-11-27

平穏っちゃ平穏

小娘が俺の彼女になってというか俺が小娘の彼氏(?)になってというか、ともかく3ヶ月経過。

今までとそれほど変わらなくもない。

メールやりとりの頻度が少し上がったことくらい。

車で移動すれば1時間ほどしか家は離れてないので、

休みの日に迎えに行ってどこかに出かけたりするようになったのは大きいかもしれんけども。

小僧が一緒に行動するのを遠慮するようになったのも。

小娘は前より甘えるというか小さい頃のように側を黙ってついてまわる感じで、

相変わらず無愛想というかクールというか。

お陰で自分としてはかなり落ち着いてはいる。

これがやたらと積極的に迫ってこられていたら多分戸惑うどころの話じゃなかった。

というか小娘はアレか、クーデレとか言う奴なのか。

もしかしたら気を遣わせているのかもしれない。

街に出ている間、俺が少し人の目を気にしている事に気付かれているのかもしれない。

俺自身にまだ踏ん切りがついていないということだろう。

今度の休みにまた遊びに行く事になったが、その時は手を繋いでやろうと思う。

「??してやろう思う」とかって時点で意識の持ち方としてダメなのかもだが。

花火大会の時は普通に手を引いて歩いたというのに、なんでこうも難しくなるのやら。

もしかして俺のほうがよっぽど意識しすぎなのか。

それはともかく、先にクリスマスプレゼントを渡しておくと言って、

やたらと高いホテルクリスマスディナーを予約してきたウチの両親と叔父夫婦のノリをなんとかしたい。

特に叔父夫婦。

娘のスリーサイズメールしてくるとか悪ノリしすぎ。

2007-11-24

好きな野沢雅子ギャグ

野沢さん、調子悪そうですね」

「げっけーい!(月経)」

あ、失礼しました。野沢直子さんのギャグでした。訂正してお詫び申し上げます。

2007-11-22

オナ禁35日目

リセット

最後にリセットしたのは、2007年10月18日(木)だ。

現状

オナ禁1ヶ月経過後、しばらく鳴りを潜めていた性欲がムラムラしてきた。

ちょっとエロいことを考えると、ギンギンに立ってしまう。

 

エロ禁(ヌードセックス情報を見ない)ができなくなってきた。

リネタ探し→発見リセットパターンになってしまうことは、今までの経験で分かっていること。

危険危険危険

 

諸事情により、憧れのKさんに会えなくなってしまった!

オナ禁体験談を読んで、オナ禁彼女という流れが実現するかな??と期待してたけど難しいかな?^^)

 

Kさんに会えなくなった代わりに、なんと現役AV嬢(と思われる子)と顔を会わせることになってしまった。

最初は、なんかカワイイ子だなーくらいで気が付かなかったけど、何回か顔を見ていたらパッと思い出した。

=「うわ!この子、○○(彼女の名前)じゃん!」(この子の作品には、お世話になったことがあった。)

名前を挙げると、自分も特定されてしまう可能性があるので、詳細は書かないが、ビックリした。

 

昨日、レンタルショップに行って、改めてこの子の最新作のパッケージをチェックしてしまった。

ついついネットでも、この子の画像動画を探してしまう!

危険危険危険

 

本物に会える今、もしこの子の作品を見てしまったら妄想爆発→確実にリセットしてしまうだろう。

この子と自分の間には、別に何も起こらないと思うけど(期待もしていない)、オナ禁の大きな障害になる可能性がある。

人違いであればいいのだが、もう一度よく確認してみよう。

指標

オナ禁 体験記

http://light.kakiko.com/sionta/onaTiken.htm

(↑この体験記と比較して検証しています)

■30日-50日

スーパーサイヤ人効果

>30日過ぎたあたりから 突然ある変化が表れました。

>この世に怖い物がないという気持ちになりました。

この気持ちは分かる。

=ビクビクすることがなくなって来た。

ちょっと闘争心が強くなってきて、ムカツク奴とは喧嘩してもOKというイメージが出てきてしまう。

暴力イメージは、想像の段階で止めておかないと、本当にやったら傷害罪とかになって、ヤバイので気をつけたい。

>そして精神が異常に高ぶり信じられないようにいろいろと想像アイデアが閃きました

気持ちが高揚する、ということだろうか?

最近は、やる気がなくて全然仕事の成果だ出せない状態から脱却し、徐々に仕事の成果を出せるようになってきた。

=自分にとっては、これが一番顕著に分かる変化です。

>睡眠も1日3時間で十分という異常な状態がやってきたのです。

睡眠時間は、ここ数日逆に長くなった。

これはリラックスできるようになったので、朝も気が緩んで起きれなくなったから。

途中経過としてなら、別に悪いことだとは思わない。

>健康スレではスーパーサイヤ人と呼ばれています。

バリバリ活動できるようになれたらいいな。

彼女が出来た。

まだできていない。><

実はオナ禁に期待している変化の一つがコレ。

本当にオナ禁やってれば彼女ができるのかな?

オナ禁だけじゃ難しい気がする。もっと自分を磨かなきゃ><

課題

エロ禁を徹底する。

エロ禁の破綻→ズリネタ探し→発見リセットの流れを阻止する。

AV嬢に会っても冷静でいること。彼女の作品は絶対に見ないこと。

まとめ

今まで夢精によるリセットは無し。

ちょっとエロいことを考えると、ギンギンに立つ。

仕事に対してやる気が持てるようになり、徐々に成果も出せるようになってきた。

密かに憧れていたKさんに会えなくなったことが、ちょっとショックだった。

直後に、AV嬢に会ってビックリした。

2007-11-14

学校辞めたいと思ってた

俺もさー1年の時2ヶ月ほどまるまる高校行かなくてさー

なぜ引きこもったのか(つっても、普通に外に出て街に出てたけど)今でも覚えてないけど

2ヶ月経って「そろそろ出席日数ヤバイ」って担任の先生に言われて次の日あっさり登校したらしい

親が心配して鬱じゃないかって精神科つれてってくれたけどそれもなんか復帰したからなんとなくやめてさ

(てーか俺は絶対自分は鬱とかじゃないって思ってたから、かえって親に申し訳なかったから、よかったんだけど)

医者は「2ヶ月ほど引きこもっていて突然復帰するのは珍しい」とか言ってたけど俺はそもそも復帰する時はなんで学校行くのやめたのか忘れてた。

でそれからずっと通って、2年の夏、オーストラリアホームステイした。意味は特にない。これまた親が心配してくれ、「安くなってるし、行ってみたらどうか」といってくれたので、せっかくだから行ってきたのだ。どっちかというと人見知りの俺だが海外では超陽気なキャラになりエンジョイしまくった。まあネットがない環境は辛かったけどな。でも「あー帰りたくねぇー」と思ってた。オーストラリアに永住してえー。とか。

んでも帰宅。また学校が始まった。

3年に近づくにつれまた俺は休みがちになり遅刻しがちになり、出席日数はその積み重ねで結構ヤバイことになってた。

その頃はまた鬱鬱した気持ちがピークになり毎日「死にたい」だの「生きてる意味がない」だの呟いてた。毎日意味もなく泣いていた。

そして3年に進級する時、友達が、学校を辞めた。突然だった。

大検大学行けるしさ」そういって割りと気楽に辞めていった。いや、本人は勿論色々悩んだらしいが。

「お前も辞めたら?」

「そうだな。辞めたい。

もう学校来たくない……」

そう口ではいいながらも俺はなぜか心の中で俺が辞めるという選択肢を全く選ぶつもりの無い事に気付いた。なぜか?分からない。でもとにかく辞めなかった。多分、惰性だ。辞めたらどうなるか、不安だった。ならあと一年くらい我慢しよう、切り抜けようと思ったのだ。俺は学校を辞める勇気すら持たなかった。基本的にクズなのだ。

そしてなんとか3年が過ぎ俺は卒業大学へ行った。解放された、と思った。

そんなに辛かったのなら本当に、別に俺は辞めればよかったのに。どうして辞めなかったのか自分でもよくわからない。

もう一人、他の高校に行った中学の同級生が高校を辞めていた。

あいつらは普通に楽しそうだった。

じゃあ俺は何を我慢したのだろう……、俺が最後の一年我慢して通った意味は、別に、なかったのだ。やっぱり辞めてりゃよかったんじゃないのか。俺は辞めることすら出来ないクズだ。そう思った。激しい劣等感。また死にたくなった。こんな自分が嫌で仕方なかった。

また親が心配してくれ精神科へ通う事になった。本当に申し訳なかった。しかしこれは単に俺が弱いだけのだ。人間的に。カスなだけで、別に、鬱でもなんでもないのだ。病気のせいなんかじゃなく性根が腐ってるだけなのだ。高校を辞めることすらできなかった。一年我慢して通った意味はなかった。そこに失望した。

死んでしまった方がいいんじゃないか?

自殺方法を考えた。……が、ダメだ。計画時点でもうダメだった。俺が死にたいなどといっているのは所詮まやかしなのだということを思い知らされた。死ぬ事を考えると怖くて仕方なかった。そしてまた俺は死ぬことさえ出来ないカスな自分自身に泣いた。

精神科をやめた。親は反対した。しかし、俺は鬱じゃない。単なる甘えだ。知っていたのに分かっていたのに、誰かに話を聞いてもらえるのが心地よくて、医者に甘えるのが気持ちよくてズルズル通っていただけだ……。

もうだめだ。氏ね氏ねよ、今すぐ。俺みたいなカスは死んだ方がいい。いない方がいい。もうどうしようもないんだ。このカスぶりは。俺は不良品なんだ。不良品は廃棄すべきだ。俺は氏んだほうがいい、氏ぬべきだ、氏ね。おそるおそる夜中包丁を手にもった。震える手で裸になった胸にあてた。息がハァハァいっていた。手が震える。包丁が持てない。落ちる。ダメだ。落ちる前に突き刺せ。なぜなら俺は不良品だから。突き…………

ダメだった。怖かった。氏ねない。どうしようもなく怖い。怖い。怖い。どうすればいいんだ。自分で死ねないなら、俺はどうすればいいんだ?!誰かいっそ突き刺してくれ。怖いんだ。俺じゃ。怖い。死にたくない。でも死にたい。死にたくない。死にたい。死にたくない。死にたい。死ねない。俺はここまできてまだ自分が可愛いのか。畜生。クズめ。カスめ。氏んでしまえ。畜生……

泣きながらそのまま眠った。

物凄く眠った。

丸一日寝ていた。大学……またサボってしまった。

ああ、カスだ……。

その時ふっと何かが切れた。

ああ俺はカスだな。うん。カスだ。カスだな。

いや。

やっぱりカスじゃないかも。ていうか、誰がカスだ。そうだ。俺は死にたくない。絶対死にたくない。俺は死にたいんじゃない。幸せになりたいだけだ。馬鹿野郎。死にたくなんかねえよ。怖いよ。死ぬのはすげえ怖い。死ぬ訳ないだろばか。俺がそんな度胸あるわけないだろバカ。死にたくなんかない。死んでたまるか。死にたくねえよ。あーそうですよ。カスですよ。俺はカスですよ。で、何か?

みたいに。なぜか逆ギレした。

それから時々また「もう嫌だしにたい」となるけど

大抵一日で回復するようになった。

今は幸せな気分と絶望な気分が何故か交互に訪れる。

ゴメン特にオチはない。ただ高校辞めたって人の書き込みみて「辞められずに無駄な我慢をしたクズな自分」を思い出したんだ。

2007-11-13

http://anond.hatelabo.jp/20071113182553

てゆーか、「生理」も「月経」の婉曲表現なんですけどー。

男にも「生理現象」ってあるし病院で「生理食塩水」使う事があるし。

2007-11-11

死中に活

女性と懇ろになれない。

そんなことを考えながら、昼過ぎに気怠い体を引きずって出社した。

気怠いのは低気圧のせいである。

低気圧悪。

しかるのち台風となった。

なるほど道理で気怠いわけである。

台風悪。

猫の額ほどの大きさの机に向かい、珈琲を啜り、黙々と単純作業をこなす。

あと1000万回ぐらい同じ事をしていたら、千載一遇出会いでも訪れはしないか。

1000万回同じ事をするのには何年かかるだろう。

ザッと見積もって200年ぐらいだろうか。

200年過ごすにはどうしたらよいだろう。

5年間寝ていれば、40回目の目覚めの時に200年後を迎えられる計算である。

三年寝太郎ではなく五年寝太郎になればよいのである。

そんなことは小学生でも知っている。

五年寝太郎が起きたとき、世界は変わっているだろうか。

存外そのままのような気がする。

世界がそのままであったから、三年寝太郎は眠りから目覚めた後に灌漑事業を始めたのである。

しかし、靴の踵の部分のゴムが異常に磨り減る。

買って1ヶ月も経たないうちに半分まで磨り減った。

あと1ヶ月経ったら修理に出さねばならぬ。

不憫である。

殊に左足の踵のゴムだけ異常に磨り減る。

私はこれを世界七不思議の一つだと思っている。

どうして左足だけ磨り減るのか。

地面が傾いているせいだという仮説を立ててみたが、すぐに否定された。

東京にある上り坂と下り坂の数はどちらが多いか。

答えは同数である。

上り坂で踵を返せば下り坂だからである。

だとするならば、往路の右に三度傾いている道路とは、即ち帰路の左に三度傾いている道路と等しい筈である。

等しい道路で片側だけ削れていくのは道理に適わない。

人間として軸がぶれているせいで、僕の体が常に左に1°程傾いているのだろうか。

それとも5ミリほど左足が長いのであろうか。

或いは平素持ち歩いている重さが5キログラムほどある鈍器と化したバッグを肩に掛けているせいであろうか。

何れにしても七不思議を解くことは容易ではない。

余談であるが、七不思議の2つめは、なぜ女性の後ろを歩くと良い香りがするのか、と言うことである。

風呂上がりでもないのに、良い香りがするのはおかしい。

女性には良い香りを出す微生物が皮膚に巣くっていて、良い香りを絶えず生産できる仕組みになっているとでも言うのだろうか。

男性には悪臭を放つ微生物しか巣くわないのは全くもって不公平である。

良い香りを出す微生物に置き換えて欲しいものである。

残りの5つの不思議はこれから見つけようと思う。

然るに、気違いであるまいとするから気違い扱いされるのである。

であるならば、気違いとなってしまえばもはや気違いではないのではないか。

そうにちがいない。

世界の端に腰掛けてスープをすすりながら、そんなことを考えていた。

しかし、気違いになるのは難しい。

あくまでネイティブ気違いにならねばならぬ。

気違い演技であったとすると、本質は気違いではないということであるから、気違い扱いされてしまうのである。

即ち気違い正気演技をしていることと等しい。

これでは問題解決にならぬ。

ベンゼン環の蛇のように難しい命題である。

4万円のブルゾンと引き替えに得たものは何だったのだろうか。

願わくは懇ろになりたいものである。

元彼について考えてたら涙出てきた

半年なんだ。付き合ってから別れるまで。出会ってから半年。付き合って半年。

フェラを求められていきなり男性器の前に顔を押しつけられたのは、たしか三週間目。

学校で、人が少ないところ。

蒸れた尿の臭いに涙が滲んだ。こういうのは無理だと断って残念そうな顔をされた。なんだか惨めだった。

あなたのそのがっついてる感じが嫌だとは言えなかった。遠回しに言ったら「だって男なんだよ」って言っていた。

セックスを求められて、まだ怖いといって断ったら男性器を握らされたのは一ヶ月経った頃。

グロテスクだった。まんこと同じぐらいグロテスクだった。

当時の頼りない知識から判断して、包茎だったと思う。

それからデートの度に性交渉を求められ、断り、手で抜いてあげるということが続いてさ。

そのたびに私は嫌がって、彼はいつも「だって男なんだよ」って言った。

ごめん、私は女なんだよ。正直心の中で泣いたわ!

ああどうして私が女に生まれたんだろう!どうして彼が男に生まれたんだろう!

……いや違うか。

兎角、怖かったんだ。

妊娠したらとか考えてしまうんだ。

童貞コンドーム使った場合、十回に一回ぐらいは失敗するとか聞いていたし。

そして互いに田舎に住む高校生だから、尚更に不安だった。

彼、妊娠したら学校止めて働くとか言っていたしね。

性欲を抑えられなかった、そしてそれを拒めなかった。

その程度で未来が変ってしまうなんて本当に馬鹿らしく思えた。

フェラだってあの尿の臭いが忘れられなくて、愛してる愛していない以前に、気持ちが悪い。

きっと無理矢理やられたら思いっきり歯を立ててしまったと思う。それかその場で戻してしまっただろうね。

でも怖かったのと同時に、彼に申し訳なかった。

彼が求めてくることに応えられないことは、本当に私を苦しめた。

けれど性交渉という付き合っている中ではいつか直面するだろうBIGイベントに、妥協で応えてしまうのもいけない気がした。

ここで妥協してセックスしてしまったら、きっと後悔するとなんとなく感じていた。

こういうジレンマをどうにか寄り合わせた答えが、手で抜くという行為だったわけ。

結局、クリスマスというビッグイベントデートで無理矢理やられそうになった。

チキン食べてた私は押し倒されて後頭部強打した。

まってここは絨毯の上。

まって私の意見は。

チキン

恐怖と焦りで混乱していた私が満足に濡れもしないまま突っ込んできた。

その痛みで覚醒したよ。半分ぐらい突っ込まれたあたりで。

顔を、首を蹴ってごめん。本気で泣き叫んでごめん。

びっくりしたと思う。私もびっくりした。

家に入れる、自分の部屋に入れる、っていうのが全部セックスしていいよのサインじゃないんだよ。

一言ぐらい聞いてみてよ。「いいか?」って。

しっかり断るから。空気読まずに断るから。

結局それから疎遠になったりしながら、三ヶ月ぐらいで別れた。

別れる直前、彼は私で童貞を捨てたと言っていたよ。それ、本気かい。

別れた後、今でも何となく自分は男性と付き合って良いのかと疑問に思って、恋愛を絡めて男性と接することができない。

セックスってどれぐらいの責任能力があればして良いんだろうね。

こんな堅苦しい考えをする女子高生は、あるいは見苦しいかもしれない。

現代的でなく、ウザイやらキモイやらで括られると思う。

好きになった男性の初めてのセックスを後味の悪いことにしてしまったことは忘れられない。

こうやって書いているのは彼の悪い面ばかりだけれど、本当に彼が好きだった。

こんなことを繰り返さないように私は変る。変ってやる。

自分が好きな男を楽しませられないでなにが「恋人」だ。

自分の性に対する感覚を変えるのは大変だけれど、本当にできる限りのことをしてやる。足掻くよ。

泣いたらお腹空いてきた。おにぎり食べよ。書く場所をありがとう

http://anond.hatelabo.jp/20071111023916

関係人間にまで聞こえるよう吹聴する意味はない。

それとも「おまえが股から臭い内臓の代謝物(血ではない!)を垂れ流している」という話をみんなが聞きたがる楽しい、ためになる話だとでも思っているのか?

月経を含めた「女の生理」全般は、生物として生きてゆくにあたり、武器でもあるが、弱点でもある。

自分の装備を軽々に晒し、吹聴することは、どう考えても自分を不利にするだけだ。

なら、なんで、味方であるはずの家族の前でも駄目なんだ?と思うだろ。

日頃からぺらぺら喋る癖をつけていると肝心なときに出ちゃうんだよ。特に、女は、な。

それに兄弟は最初の敵だ。少なくともその要素を意識しないのは愚かだ。

それでもいいならべらべら喋れよ。

勝手勘違いして騙される男はたくさんいるだろうから、結構もてるぜ、たぶん。

2007-11-09

素朴な疑問

付き合ったら、セックスをしなきゃいけないものなんですか?

というのも、先日告白されたんです。(私は高校生です)

結構好きな人だったのでオーケーしました。

数ヶ月経って、ラブホに誘われました。

断りました。

彼は「えっ。なんで!?」と言いました。

セックスしたくないから」と答えました。

すると彼は「じゃあ付き合うなよ」と怒りました。

はて。なぜ怒られなければいけないのでしょう。

セックスについての交渉が決裂しただけの話です。

セックスしないか→OK→する

セックスしないか→NO→しない

というだけの話です。

なぜそこで怒るのだろう。

「付き合ったらセックスしなきゃいけない」そういう決まりがあるのなら怒った理由も分かりますが。

しかし少なくとも私はそのような決まりを知らされた覚えがありません。

こんな大事な決まりがあるとするなら、あらかじめ保健体育で教えるべき事柄なのでは?と思うのですが。一体どうなんでしょうか。

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