うん、文章がクソ長い上に乱雑なのは分かってる。それを承知で。
米やんが突然代表の椅子を返上したと聞いて、その時から悪い予感はしてた。
その予感は翌日に当たった。
米やんを間近で「見る」機会は通称24耐と呼ばれたコミケットSPに続いて2度目。それが葬式だとは
最初に24耐で壇上の米やんを見てる時には思いもしなかった。
クローゼットからスーツを取り出し、東京に向かった葬儀の日。空はとても晴れていた。
葬儀の式場に使われた寺に続く坂には既に大勢の人がいた。
ただ、そこには所謂「葬式の雰囲気」というものはあまり感じはしなかった。良くも悪くも「ゆるいイベントの雰囲気」であったと思う。
それが悪いとは言わない。米やんだからこそ出来た空気であると思ってる。ただ壇上だけはやはり粛々とした空気が漂ってたが。
献花の台の隅にあった島本和彦からの花が印象的だった。
出棺の時。
坂をゆっくり進む霊柩車。
「代表お疲れ様でした!」「ありがとうございました!」の無数の声。
とてもではないが、葬式の雰囲気ではなかった。まるで野球選手の引退パレードだ。
これから悠々自適に暮らす人へのねぎらいのメッセージを送るかの様な風景だった。
それが米やんの人柄だったんだろうと、そう思う。でなきゃ2000人もの参列者が揃ってあんなことできるか。
米やんのいない12月がまた来た。
コミケにかかわる様になって十数年。それでもまだまだ若輩者だろう。
だが開場前に数時間、待機列に並んで待ってるような事もほとんどやらなくなった。
サークル参加もしなくなった。売り子もしなくなった。
12時前くらいになってゆっくり入場するようになった。
数えられるお目当てのサークルに行き、いろんなサークルを流し見て、
コスプレ広場に行って人の多さに諦めてUターンして。
オタクとしてはヘタれた部類になったなあ、と思う。