はてなキーワード: ホイジンガとは
論争のまとめ、ありがたいです。おかげで自分なりに理解ができました。
文系学問(特に文学や社会学)においてありがちな、世の中の傾向や潮流を仮構して、ミクロな作品や人間を論じるスタンスは、使い方を間違えると、色々なことを損なう。その作品や人間がもつ、複雑さや豊かさが捨象されるし、俗流に応用されれば簡単に差別につながる。「この時代に生まれた人間は●●である」と決めつける世代論などを見ればわかりやすい。もちろん社会を論じるなら、そういう傾向を仮定して話を進めざるを得ないが、学者でもない人間が個々の作品や人間を評価するのであれば、マクロ的な枠組みでは拾えない面白さや豊かさにも目を向けるべきだろう。
これは本当にそう。
「中世の秋」を思い出しました。「暗黒時代」というレッテルをはられた中世をその時代に生きた人々の視線から問い直したホイジンガの論考。
読み初めは不安だったのですが、読み進めていくとしっかりとした思考をされているので安心しました。
きっとどちらの選択をされても良い結果になると思います。頑張ってください
ひとつだけ、デザインを一心不乱に極めながらもデザイン以外の遊びは持っておくと良いと思います。
例えば万が一に任天堂に落ちてしまった時の、ギリギリの心の支えになるかもしれません。
あるいは社会にでてドストレートではうまくいかない時のよりどころになると思います。
デザインの制作の時にも、自分の遊びがあることが自分なりの視点, 作風に役立つと思います。
ホイジンガの「ホモルーデンス」という概念などどうぞご参照ください。
どうぞいい選択を。