はてなキーワード: セワシとは
のび太はドラえもんが来なかった世界(というか、本来の未来)ではあんまりいい学校には
行けてないものの普通に中学高校生と過ごし、どこにも就職できなかったので一念発起して起業した。
事業パァにして莫大な借金を抱えてしまい、各方面には迷惑かけまくるわ後の代まで貧乏だわで
「これは過去を改変してなんとかするしかない」と子孫が送り込んできたのがドラえもん。
ドラえもんを送り込んだ結果ごく普通のサラリーマンになり、嫁さんはしずかちゃんに改変された。
未来が改変されてるのにセワシ(のび太の子孫)の存在は変わっていないのは何故?
未来を改変したらそもそもドラえもんがやってこないのではないのか?
というのはこの作品の有名なパラドックス。
一応藤子先生も気になったのかつじつま合わせの説明はあるけど。
この辺は何年何十年と連載とアニメが進むにつれて今では半分以上”なかったこと”にされている。
お話作りに頑張ったのはわかるけど、この文章で登場人としての家族がまるで生きていない。
両親がどんな人生を歩んでいて、増田に人生のイメージを持っていたのか、
妹が獣医学部を卒業して一年働いたって、その就職口は獣医関係なのか?
獣医関係で金持ち農場経営者と知り合ったのかな、とかが一切解らない。
主観的に頑張ってきたんだろうなとは解るけど、ここまで商品の可能性が書けないのなら、
ちなみにドラえもんが第一に守るのは、セワシだし、単行本初期にはのび太が苛められたら
頭から湯気出すほどに怒り狂っていたが、そのうちしらけモードになっていったのは、
考察している人が大勢いる。「変ドラページ」とか。
「のび太おじいさんとジャイ子を結婚させてはならない。のび太おじいさんは会社を立ち上げ、子孫さえも逃れることのできないような大きな借金を残した。これがどういうことだか分かる?のび太はジャイ子との結婚によって変わったんだ。それこそ、天地をひっくり返すような大物に。だからこそ、巨額の資金をのび太おじいさん個人の力で動かすことができたし、会社も世界に名だたる大企業になった。でも、のび太おじいさんは、、、経営者としてはやさしすぎたんだよ。結局、最後にはめられて、責任も借金も全部負っちゃって。あの会社を丸焦げにした火事は事故なんかじゃなかったんだ。のび太おじいさんはそれを知った上で、、、。」
「それが、のび太さんが本来愛したはずの人と引きはなす理由だというの?あんなにたくさんの子宝にも恵まれて、死ぬ間際には親族が百人以上も集まったっていうじゃない。それで何が不満なの?」
「ドラミちゃん、君も分かってるはずだよ。のび太おじいさんがごく普通の人間でさえあってくれたなら、何も悲劇は起こらなかった。」
「剛田さん、だからって、自分のご先祖さまをダメ人間にするためにお兄ちゃんを送るなんて、ひどすぎるわ。火事を止めればいいだけの話じゃない!」
「な、なんですって!?」
「タイムテレビで当時の様子を見たんだ。すると、ジャイ子おばあさんが変な様子で会社に入って行って事務室に火を付けたんだ。」
「そ、そんな、、、。」
「僕だって信じたくはなかったさ。でも、僕のご先祖さまのせいで、のび君の一族が苦しめられていると思うと、僕は居ても立ってもいられないんだよ。だから、ね。協力してくれるよね。今度生まれるセワシくんのおもりとして、君とドラえもんにのび家に入ってもらいたいんだ。」
「わかったわ。」
.....
しかし、どうしても納得できなかったドラミは独自に会社丸焼け事件の調査を開始した。当時、のび太の会社が東南アジア進出に向けて日本やアジア諸国と関税の撤廃や、出入国の自由化に向けた運動を展開していた。これにより、アジア諸国が連携して巨大なアジア経済圏を形成することで、欧米列強が形成する経済圏に対抗が可能であると、アジア諸国では期待を寄せられていた。しかし、それを心よく思わない欧米列強の閣僚たちはCIAを筆頭に特別チームを編成。まず、アジア連携の先駆けとなる、野比グループのアジア撤退を目標に作戦行動を開始していた。その一方で、欧米からの妨害工作を予期していた公安9課は、日本の自衛隊内部で蔓延しはじめた新型の電脳麻薬とCIAの関係を疑いはじめる。
また、当時汎用型の重機として民間の間でも一般化していたレイバーが突然暴走しはじめる事件が多発する。特車二課は事件に対応しているうちに、暴走したレイバーに共通しているのは最近新発売されたマッハシステム社のパイナップルOSを搭載していることを突き止める。そこでOSの開発者であるスティーブンを調査するが、本人はOSがウィルスによって不正操作されていると主張。事件は行き詰まっていた。
その時、新型電脳麻薬によって錯乱状態におちいった自衛官が開発中の作戦行動用新型レイバーに乗って、夜の繁華街を暴走する。すぐさま特車二課がイングラムで対応するが、新型レイバーの前に全く歯が立たない。
その時、電脳麻薬を追っていた公安9課のチームは繁華街の監視カメラから現場を偵察していた。
[途中省略]
逮捕した自営官とレイバーを調査したところ、電脳麻薬とレイバー暴走の関連性が立証された。そしてその自衛官の麻薬入手ルートから一人の人物が浮かびあがる。それは近年、アジア諸国の連携に多大な貢献をしている大企業、野比グループ会長「野比のび太」という男だった。
[以下省略]
「ほーほっほっほっほっ。あなたは今、ばく大な借金に悩んでおられるようですね。それで今年のお年玉も50円しかもらえなかったことを嘆いている。」
「な、なぜそれを知ってるんだ!?」
「ほーほっほっほっほっ。私にはわかります。あなたのご先祖さまのせいで、一族は延々と借金を払い続けさせられている。どうです?あなたのご先祖様を私に売っていただければ、今のあなた方の借金を0にして差し上げますが。」
「う、売る!?どういうこと?」
「なあに、心配はいりませんよ。あなたのご先祖さまはいつもどおりの生活ができます。ただ、私どもが派遣するスタッフと一緒に暮らしていただくだけでいいのです。」
「え、ほんと?じゃあ、よろしくたのむよ。」
「はい、わかりました。では後日、つかいの者をおくりますので、あとはその者の指示にしたがってください。ほーほっほっほっほっ。」
そのセールスマンは笑いながら暗闇へと消えていった、、、というところで目が覚めた。
「おはよう、セワシくん。今日はおじいさんの所に行く日だよ。早く支度してよね。」
「ああ、分かってるよドラえもん。」
.....
ある日、のび太はドラえもんの押し入れでとある秘密道具を見つけた。それは自分の不幸を他人に移しかえる道具だった。のび太はそれを使って一儲けしようと考えるが、どうやっても自分に対しては不幸のやりとりができないことに気づく。不思議におもったのび太はそのことをドラえもんに言うと、ドラえもんの表情がふっと暗くなり、「故障だよ。」としか言わない。いつもと違うドラえもんの態度に疑問を抱いたのび太はタイムマシンでセワシくんとドラミちゃんのいる22世紀へと向かった。
.....