「舞浜アンフィシアター」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 舞浜アンフィシアターとは

2021-11-01

声優ライブに行った結果、自分の腐った心根が見えてしまった。

書きながら文章を纏めている。

かに読んでもらいたいような文章じゃなく、思考の整理がしたいだけなので許してほしい。

俺はオタクだ。

来年3月24歳になる社会人2年目。

趣味アニメ漫画ゲームお笑いボカロ

友達は少なくないが彼女はいない。

オタクである自負はあるが、周りの目を気にし、最低限身だしなみは整えるようにしている。

1~2ヶ月に1度美容院に行き、ファッションも気にし、筋トレをして体型維持にも気を遣っている。

これが俺だ。

今日は大好きな声優ライブに行くために、会場である舞浜アンフィシアターへ向かった。

俺はその声優の大ファンで、ファンクラブにも入っている。

ライブは全部で3公演あったが、俺は最終日の千秋楽の夜公演だけを取った。

舞浜アンフィシアターに行くには、舞浜駅からイクスピアリを抜ける必要がある。

イクスピアリに足を踏み入れた時、俺は愕然とした。

ミッキーミニーの耳が生えたキラキラした人々で溢れていたのだ。

それもそのはず、舞浜ディズニーランドのお膝元。

カップルでいっぱいの店内は、1人でやってきた俺には眩しすぎた。

なんとなく憂鬱な気分になっていたところで、よく見るとそういったキラキラしたカップル家族ばかりでも無いことに気がついた。

俺の目の前には、示し合わせたかのように同じような柄のチェックシャツを着てジーンズを履いた3人組。

よく注意して会話を聞いていると、どうやら俺と同じ声優ファンらしい。

ちょうど昼公演が終わり、夜公演までの時間潰しに来ていたのであろう。

あぁ、よかった。同じ穴の狢だ。

俺はそんなこと思っていなかった。

明確に「俺はこいつらとは違うな。」と思っていた。

そんな考えをしていることに気づいた時、ハッとした。

なんて最悪な人間なんだろう。

しかも、中途半端だ。

イクスピアリを歩いているキラキラしたカップルのような人間にもなれず。

友達と楽しそうに喋りながら歩いているオタクにもなれず。

キラキラしたカップルから目を背けて、同じオタク馬鹿にして。

本当はどちらにもなりきれない半端な俺が1番ダサいのに。

そして気がついた。

俺はどちらにもなりたかったんだろう。

オタク友達オタク話をしながらライブにも行きたかった。

でもあいつらとは違うという変なプライド邪魔をして、界隈に友達を作ってこなかった。

女の子と2人でイクスピアリを歩く人生を送りたかった。

でも自分から能動的に動かず、最低限の努力しかしていない俺に振り向いてくれる人はいなかった。

どちらにもなろうとした結果、どちらにもなれない半端なモンスターになってしまった。

いや、そもそもその2つをまるで相反するかのように考えているのが間違っているのだろう。

現実に気がついた時、泣いた。

俺には何も無い。

ライブMC中、演者がこう言った。

「今回のライブ、この公演が初めてだよーって人!」

チラホラと手が上がる中、俺は手を挙げられなかった。

何となく、気恥ずかしかたから。

「じゃあ3公演全部来てるよーって人!」

はいはいはーい!と会場中で手が上がる。

俺は中途半端だ。

ファンクラブに入っているほどファンのはずなのに、公演は1度しか行かない。

全通するほどの気合もないし、そんなにお金もかけられないと思っている。

でもきっと本当のオタクなら、そこにかかるお金なんて関係ない。

推しのため、推しが全てであり、いくらもつぎ込むんだろう。

俺は1公演しか行っていないのに。

ライブはもちろん楽しかった。

でも、どこか疎外感を感じざるを得なかった。

今年のクリスマスFCイベがあるらしい。

演者が言う。

「まだ迷ってる人いる〜? もしかしてクリスマスに予定があるんだろう!この〜!」

クリスマスに予定などない。

これから入る見通しもない。

でも俺はまだそのイベントに申し込んでいない。

クリスマス声優ライブに行くことを、心のどこかでどうなのかと思っているから。

好きなのに、中途半端だ。

からどこにも居場所がない。

帰宅電車ネズミの耳をつけた高校生カップル声優オタクが同じ車両共存した。

でも俺はそのどちらにも属せない。

そのどちらにも居場所がない。

場所自分で作るものなのに、それを怠っている。

心の中でプライド自虐が入り混ざっている。

無頓着オタクとは違うというプライドと、どうせ俺はオタクからという自虐思考

このゴミのようなマインドをどうすればいいのか。

それはきっと全ての人を認めること。

好きなものを全力で追っている姿はかっこいい。

自分を磨く努力をし続けている人はすごい。

自ら能動的に動くことができる人たちは尊敬できる。

しかしたら、今ここで気が付けてよかったのかもしれない。

今の俺には何もないけど。

今日から頑張ろう。

から頑張ろう。

胸を張ってオタクができるように。

 
ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん