はてなキーワード: 教育再生実行本部とは
16歳の賢い若者が、働き始めたり、専門的な学習に専念出来たり、モラトリアムを謳歌して世界旅行に出かけたりできる世の中になったらワクワクする。そういう若者こそ、次の時代を切り開くだろうし、そういう若者を数多く輩出できる国家こそ次の時代をリードできるだろう。
とりあえず自民党の教育再生実行本部とやらの案は終わっている。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190512/k10011912971000.html
・あらゆる分野において変化が速い時代だ。枝葉の知識・技能になるほど、学校にいる間に学校で学んでいる内容が陳腐化する可能性が高い。
・したがってこれからの時代を生きていくには多様な学びと不断の学びが必要だと言うが、基本的なリテラシーなしに学びを深めることは不可能。基本的なリテラシーが欠けていれば、学びは途絶するだろう。
・また、どんな学びがこの先の社会で重要性を増していくかを個人や政府が十分な精度で判断することは不可能。
・若い吸収力も回転数も最高の若い頭脳に、明日にも陳腐化する知識、役に立たない知識を詰め込むことは害悪である。そんな作業に数年を捧げさせる今の制度は控えめに言って賞味期限が切れている。なんなら腐っている。
・それならば、公教育は基本的なリテラシーを誰もが充分に習得できることのみに焦点をあてるべきだ。基本的なリテラシー以外の多様な学び、枝葉の知識・技能は学校外や卒業後において、各自が各自の意欲の応じて追求していけばいい。カリキュラムがスリムになることで標準的な履修完了年限も短くなり、学習者は公教育のくびきに縛られずに自分の歩みたい人生を歩む時間が増える。結果としてユニークかつ強力な人材の出現する可能性が高まるだろう。
・小学校卒業後は4年一貫制。その4年間で下記5科目のみを到達基準(現行の高校卒業レベルに準ずる)に達するまで学習できる制度にする。
自由科目(歴史、地理、物理、化学など伝統的な科目の他、特色ある科目も認可さえ通れば自由に設定可能。それらをどれか1科目履修する。)
・4年というのは目安となる履修年限であって、小学校卒業年齢以上であれば何歳でも履修可能であり、卒業可能である。
・卒業というのも形式的なもの。全学習項目の合格を待たずに学習を切り上げるのも自由である。
・学年は有って無いようなもので、各科目において学習項目を細分化。学習項目ごとに修了・未修了の判定テストを受けて、合格すれば関連する学習項目を履修可能とする。
・判定テストはタブレットかパソコンを用いて行う。指定の試験会場以外での受験は不可だが、試験会場は365日、朝から夜まで営業する。
・自習が苦手な生徒のために学校は存在するが、授業への出欠は任意である。一切授業に出ずに判定テストだけ受けて修了することも可能。