はてなキーワード: 井の頭線とは
今朝のこと。電車が遅れていたし、ラッシュ時だったから、目撃した人も多いだろう
井の頭線に乗り換える人でごった返す中、おもむろにズボンをさげ、そいつは歩きながら、 金魚のように脱糞を開始した。
真後ろを歩いていた人は、とっさに起きたまさかの出来事に対処できず、自分だったら死にたくなるような被害を被っていた。後から続く人達も、まさかそこにそんなものがあるとは知らず、急ぎ足で飛び込んでいた。 そいつは、金魚状態を続け、便秘だったのかと思うほど大量に糞を出し続けた。 駅員が掃除に来る頃には、被害者は相当数に。 そいつがどうやって尻を拭いたのか、捕まったのかは確認できなかった。 被害は、井の頭線のホームまで続いていた。 下痢でもないのに、どうしてホームで脱糞なんかしたんだろう。また、自分のズボンは無事だったのだろうか?
捕まったとしても尻くらいは吹かせてもらえたんだろうか?
写真は撮ったがさすがにアップするのは気が引ける。ほかにも目撃した人がいたら報告してほしい。
実は、女なのか男なのかも確認できなかった。
井の頭線、なんであんな混んでいるんだか。私も仕方なく毎日乗っているけど最近楽に乗る方法を見つけたので紹介したい。それは荷物をハンドキャリーにすること。あまり大きいと自分の負担になるので国内線の持込みできるサイズとかがいいと思う。これを持ると自分の体の前にどんなに混んでいても空間ができる。だから本読んだり携帯いじったりが楽にできるし、何より自分の顔の前に人がいなくていい。私は最前列でこれをやって、渋谷で降りるときはハンドキャリー部分をいっぱい伸ばしてコロコロ転がす。これも実はメリットがあって、後ろから無理に追い抜こうとする人をけん制することができる。前から来る人にぶつかりそうになったらすかさず荷物を前にもってきて歩く速度を落とすか、立ち止まると、向こうがよけていってくれる。
もちろん、これは荷物入れなわけだから、カバン持たなくていいのも楽でいい。夏だとペットボトル持ち歩いたりするからカバン重くなるしね。お試しあれ。
駅名 | 乗り換え |
---|---|
羽田空港 | 京急空港線 |
京浜島 | - |
流通センター | 東京モノレール |
平和島 | 京急本線 |
大森春日橋 | - |
馬込山王 | - |
馬込 | 都営浅草線 |
長原 | 東急池上線 |
洗足 | - |
目黒南 | - |
柿ノ木坂 | - |
駒沢陸橋 | - |
龍雲寺 | - |
上馬 | - |
駒留 | - |
若林 | 東急世田谷線 |
北若林 | - |
世田谷代田 | 小田急小田原線 |
新代田 | 京王井の頭線 |
大原 | - |
方南町 | 東京メトロ丸の内線支線 |
妙法寺 | - |
新高円寺 | 東京メトロ丸の内線 |
高円寺 | JR中央線 |
大和町 | - |
野方 | 西武新宿線 |
豊玉南 | - |
豊玉陸橋 | - |
新桜台 | 西武有楽町線 |
小茂根 | - |
南ときわ台 | - |
板橋双葉町 | - |
板橋本町 | 都営三田線 |
十条仲原 | - |
神谷宮堀 | - |
足立新田 | - |
椿一丁目 | - |
江北陸橋 | - |
大師前 | 東武大師線 |
足立島根 | - |
栗島 | - |
加平 | - |
北綾瀬 | 東京メトロ千代田線 |
中川公園 | - |
亀有 | - |
亀青 | - |
新青砥 | - |
奥戸 | - |
鹿本 | - |
大杉 | - |
一之江 | - |
二之江 | 都営新宿線 |
葛西 | 東京メトロ東西線 |
舞浜 | JR京葉線・ディズニーリゾートライン |
ちょっと細かすぎたかもしれない
http://anond.hatelabo.jp/20100218195215
を改変してみる。
何番煎じだか分からないから飽きてたらスルーして結構。だが該当者は読んでおけ。
①住居
近い方がいいが、駒場徒歩圏は避ける。これヴェスト。たまり場になると留年は目の前だ。
リッチメンは井の頭線沿線に住むヨロシ。貧乏人は京王線の千歳烏山より手前辺りがお勧め。
通学として許せるラインは最悪でも長津田。(田園都市線の場合ね)
ただし、入学が決まってから家探しをする場合良質な物件は既になくなっている可能性がかなりある。
最悪、三鷹寮に住むことになってしまう学生が後を絶たない。最悪、クソパレスで一ヶ月しのぐのもあり。
四月・五月くらいになると引越しが遅れた奴らの物件がチラホラ出てきて、入居者も少ない時期なので
かなり安く入れることになる。
家から大学までの乗り換えは2回を限界とした方がいい。地方民は何のことか分からないだろうが、
都会の乗り換えはとても面倒だ。面倒だと感じた瞬間、留年へ確実に一歩近づく。
学校からは多少遠くてもいいが、乗り換えの回数はよく考えろ。
②食器は買うな
必要なのはテフロンのフライパン一個とどんぶり一個、それに包丁とまな板にハシ。
あとは適宜揃えればいい。手鍋が一個あるとさらに良し。
それに本棚だけは必須。なんだかんだと本は増えるし、積んでおくと図書館の本を失くしたり汚したりして
ひどい目にあうことがある。図書館のレア本を紛失すると学校にもあなたにも後輩にも最悪なので、
この機会に本のありがたみをかみ締めるクセをつけよう。
理系は学部が決まってからも、本郷(理二は弥生)→田無(農学部)柏or駒場第二(一部の研究室)と
レンタカー一台で引越し出来る程度に荷物をまとめないとエライ目にあう。
③書類を忘れんな
奨学金の書類を出し忘れると死ぬぞ、気をつけろ。
他に「履修申請忘れたZEEE!」ってクズは毎年複数出る。
何とかなる場合もあるし、ならん場合もある。まぁ、なんていうか色々忘れないようにしとけ。
見忘れたら留年に直結する重要な連絡もリアルの掲示板にしか貼られないぞ。毎週必ず見にいけ。
帰省するなら9月試験の日程を忘れないようにしろよ。結構受け忘れて留年してるぞ。
あと、忘れやすいのが年金の書類。学生猶予をきっちり申請しとけ、あと住民票も移したほうがいいぞ。
のちのちめんどくさいからな。印鑑登録もしとけ、区民・市民カードなくすなよ。
駒場は予想外にタテの繋がりが薄い。オリ合宿で早めに、「顔を合わせたら挨拶する」程度の
ヤツをキープしとけ。ハマリ授業からおまえを救うのはこいつだ。オリ合宿をスルーして必修
語学クラスに疎外感を感じる奴は毎年何人もいるぞ。あとシケタイ(試験対策)の担当者選びは重要だ。
シケプリ(試験対策プリント)の多様性と質はこのとき決まるといっても過言ではない。
逆評定は最初の一年だけ買っとけ、それ以降は買わんでもいい。大仏と大鬼のヤツだけ見とけ。
大仏はカレーの作り方でも単位をくれるらしいってのは嘘だが、採点は甘い。
あいつら巨額の儲けをたたき出してる集団で、実際そろそろ税務署とかに目つけられてんじゃないかと思うんだが
あれとんでもない額の利益出してるだろ。
サークルは入っとけ、なんでもいい。文系連中と付き合えるのはサークルの中でだけだ。
何のことだか分からないだろうが、お前らが理系職で社会に出たときの上司は文系出身の連中だ。
最低限、入部届けを出すまでは電話番号を教えるな。電話で話されると断れなくなる。気づいた時には遅い。
居心地のいいサークルは探せば幾らでもあるので、四月にタダ酒をたっぷり飲みつつ探せ。
五月になると突然おごられなくなり、五月祭が終わると人間関係が確定して入れなくなるから気をつけろ。
⑤掃除機は要る、ベッドは要らん
部屋に散った煙草の灰、埃、その他雑多なヨゴレ。これは箒では結構きつい。
掃除機だけは買っておいた方がいい。特に喫煙者、おまえら絶対灰皿ひっくり返すから。
どうせ物は増える、インテリアに凝るよりも少しでも生活空間を広く取っておけ。
あと、寝袋を一個買っておくと自宅がモルグ化した際に便利だ。
学校近くに住むやつは、寝袋は大事。さもないと、終電逃した後男同士同衾するハメになるぞ。
大学院に進学したら研究室に泊り込むことになるし、持っていて損はない。
⑥ぼっち化は絶対避けろ
友人なんか一人もいなくても、特段困ることも苦しむこともそれほどはない。
一人でメシを食うところは近くには意外なほどないが、渋谷まで下るか下北まで行けば暇だって幾らでも潰せる。
駒場図書館で一人黙々と本を読んで過ごすのもアリアリだ。俺はいた。水分が欲しかったら給水器で飲め。
駒場の基礎実験はかなり団体戦的要素が強く、実験機材もオンボロなので当たり外れがある。試問もある。
同じ実験を先に済ませた他クラスの連中と情報を交換できるヤツのいる実験班が明らかに有利。
海外留学や医学部転入をする気ないなら理系は必修オール可でも何とかなる。
進振り点が高いところが教授陣も優秀とは限らないからな。どうしても高得点が必要ならガリ勉だ。
いいシケプリをゲットしろ。
⑦コマメシに選択肢は少ない
もっくもっく、やぶ、みしま・・・。駒場界隈のメシと言えば、以下略。
本郷の方が飯は旨い。
これらに近寄ってはならない。少なくともストレートで大学院まで行きたいのであれば。
しかし、これらに特攻することは駒場を100%楽しみきるということにもつながるので、自己責任でやれ。
かなりの魔窟だ気をつけろ。東大に入ると、仮面浪人や二浪二留くらいの人種がゴロゴロいて感覚はあっという間に狂う。
⑨ノートは取れ
鬼教官の授業をとことん回避し続けると、マジでなんのために大学に行ったのかわからなくなる。
基本的に講師は中々のレベルなのでノートをちゃんととり、自分なりに授業も満喫しろ。
駒場と言えど、クソDQNはいる。基礎実験にすら遅刻するような奴らになるな。
あれは流石にアウトなんだが、誰も今更注意しない。
流石に許しがたい、程よい堕落は大学の華だが、それとこれとはハナシが違う。
たまには思いっきり専門外の授業を取るのもいいだろう。俺のオススメはジェンダー論と国際関係論だ。
試験で思ったことを素直に書くと不可になる。良くて可。文系の連中がいかに理解不能かを理解できる。
⑩駒寮生とは距離を置け
おまえら、「駒寮生」なんて存在しないと思ってるだろ。駒場寮はないからな。
だが、意外なことにまだ結構いるぞ、夜の人種は。本来もう残ってないはずなんだが・・。
奴らは非常に面白い奴らで、話していると人生がバカらしくなる。
あいつらは六限に寝坊する連中だ!同じ時間帯で絡んでると間違いなく卒業できないぞ。
まぁ、その場合は栄誉ある(以下略)となるんだが、それは別のお話。
⑪バイトを詰めすぎるな
入学一年目の夏学期は勝手が分からないので、つい生真面目なお前らはバイト+サークル+講義で24時間を埋めちまう。
だが、冬学期からはサークルで仕事を任され、基礎実験関係で半日が潰れる上に、バイト先でも仕事を増やされる。
夏学期は多少暇にして運転免許やTOEFLなどの資格試験を狙うといい。
昔、痴漢に遭って子を助けたことがある、と思う。
残念ながら確証がない。
場所は井の頭線。
乗ってたらやたら混雑してるのに、すぐうしろぐらいで動き回る女の子がいる。
で、その後についていってるっぽい、ミニポーチの男が一人。まあ、なんか変だなあと思ったわけです。
で、あんまりにぐいぐいくるもんだから、その男の方に、いやどう言ったもんかすごい迷ったんだけど、「痴漢ですか?」と聞くわけにもいかないし、なんと言ったかといえば。
「失礼ですが……」
と言ったんです、自分。その辺、俺のスペックがどの程度かわかるとは思うのですが、まあ当時は学生でもあったし。
「失礼ですよ」
と、すかさず返してきたんですね。
俺、ぶち切れ。まあ本当にそのぐらいのスペックしかない。
結論からいうと、最後には俺がめちゃくちゃ謝ることになった。ミニポーチの男に。
女の子に確認しろって言われるかも知れないけれど、実はこれが要領を得なかった。
イエスでもノーでもなかった。ミニポーチの男とののしりあってるうちに。
「もういいです!」
って言って泣きながらいなくなってしまった。下北沢駅で。
今みたいにホームにブザーとかもないし。あとはまあ気合い負け、みたいな。
何かあると思って何かしようと思ったけど、なんともならなかった? それとも冤罪?
正直、他者として見る分には、痴漢ってさっぱり確認できないんです。
おかしいなと思ったら、むしろ女子に言うべきなの?
なんて言うべきなの?
被害者にも加害者にも、「痴漢ですか?」って聞くわけにゃいかんのですよ。ジョークとして流行らせるのならともかく。
自分が疑われてしまうような時代になってしまってるわけで。
こないだも角刈りのパンチパーマが、競馬新聞広げてOLの回りをうろうろしてると思ったら、どうやら親子だった。親子っぽい会話してた。
事ほどさように、見る眼なし。
北口はあんまり変わってなくね?多少きれいめなビルはたってるけど、あのロータリーが変わってないからあまり変化を感じない。
吉祥寺とか三鷹あたりで縦に大環状線みたいのを一本電車を通してくれればもっと東京は便利になるのに。井の頭線が吉祥寺につながったのも中央線や京王線があそこ走ってるのも地形の問題かな?
激しく同意。西武線に出るのにバスしか手段がないってのは面倒。
個人的に、吉祥寺は十分開発されてると思う。東急の裏あたりなんてもうわけわかめ。
それでもあそこが昔の雰囲気を保ってるのは、昔ながらの商店街の人たちががんばってるからじゃないだろうか。
その帰り、虚脱感と闘いながら若者に混じり安いメシを食っていたら、周りにいる女の顔がすべて
奥村チヨとか渥美マリとか、昭和からタイムスリップしてきた人間の顔のように見えてきて、
一瞬自分の頭がおかしくなったのかと思った。
帰りの井の頭線の車内ではそれがさらにひどくなり、今度は風景がすべて昔の映像のように目に映る。
ブラウン管の画面を見ているようだ。
2007年に撮影された光景は、2037年にはこういう風に映るんだろうな、とぼんやり思った。
そして向かいの席に座っている、疲れた50くらいのおっさんを見ると、おっさんが25くらいの時の姿が
目の前に浮かんでくる。
このオッサン、ぎょろっと目をむく癖は若い時から変わってないな。
隣りの小ぎれいなハタチくらいの女の子を見ると、彼女が50過ぎた時の姿がリアルに見える。
彼女は幾つになっても髪だけは綺麗だ。
その奇妙な時空の歪みを覗いていると、目に映る人間すべてが、愛おしいものに思えてくる。
彼らの一つ一つの人生は、それぞれに美しく定められたものなのだと理解できる。
人は皆、今という時間にいっとき間借りして生きている。
ほんの一瞬だけ、彼らに接することのできる自分が今ここにいるんだ。
久しぶりに告白なんてしたからフラレてしまった。
にやにやしながら課長が話しかけて来る。お昼過ぎののんびりした時間だ。
「いや大丈夫」
「そうですか」
「キミ使ってないのか」
「恥ずかしがりやですから」
遠くで課長が笑っている。
僕は自分のパソコンのディスプレイに向かって今日30回目のため息をついた。
彼女との出会いは高校で、2年の時に彼女を知ってからは何となく目の端で追いかけるようになっていた。そして3年のクラス替えで同じクラスになり、席替えを2度して、その2度とも隣同士だった。その時からの付き合いだ。付き合いと言ってもただの友達で、どちらかといえば卒業してからの方が仲良くなった。
きっかけは、彼女から留学してロングビーチ(大磯ではない)に今いるというメールが届いてからだ。それから毎日のように(一時途絶えた時もあったが)メールをするようになった。もうあれから3年が経つ。僕は大学を卒業し、社会人となった。メール以外では彼女が帰ってきた時には帰国祝いに飲みにいったり、銀杏BOYZの出るライブに行って騒いだりした。そしてそこで自分の好きな音楽や好きなお笑い芸人や将来の悩みやお互いの家族のことを話した。僕たちはあまり喋る方じゃなかったけれど、ぽつぽつと語り、だいたいのところで嗜好は一致していた。でも今思うと、僕が喋るのが苦手だから、彼女が無理にあまり喋らなかったんじゃないかという気がする。そんなメール帰国メール帰国という関係が続いていた。
で、告白のことを書く。
2007年7月1日。きのう。彼女から誘われた相変わらずの激しいライブが終わって(彼女はなんでこんなにライブが好きなのか、この点よくわからなかった)のんびりとジュースを飲みながら渋谷のNHK近くの花壇に座った。夜の10時くらいだったと思う。そして今日の余韻を味わいつつなんとなく切り出した。
僕は7年の月日を考えながら、ほんとにでもやっとだった。どうしていままで言えなかったのか、それはいままでのこの気持ちいい関係をただ壊したくなくて、そう壊したくなくてそれだけだった。怖かった。でももう僕のこころは色とりどりの風船を部屋にぎゅうぎゅうに詰め込んだみたいになって、どうしようもないところまで来ていた。そして社会人になって、行動に移すことの重要さの学んだから。
答えはすぐ帰ってきた。いまはごめんって。ちょっと沈黙。僕は出来るだけ丁寧にタバコの火を消して、駅行こっかと最大の笑顔で言って立った。
歩きながら、あーあふられちゃったなーというとごめんごめんと。謝られてもな。
さすがに7年もこの瞬間のことを考えているとエラー発生時の処理も考え抜いていた。ついつい人は正常ルートばかり考えてしまうけれど、else文やdefault文といった異常系処理は忘れがちで、プログラムがメモリ空間を漂い、システムダウンになりかねない。
結局いつもみたいにくだらない無駄話をしながら、渋谷駅に着いてしまった。井の頭線の改札の近くで握手しながらごめんごめんという彼女にいいよ大丈夫でも俺は好きだなんていいながら、お互いもう会えないのかなって考えてたと思う。
僕は地下鉄に乗って、窓に映る哀れな自分を見つめながら、iPodからMy Bloody Valentineの曲を失恋ソングに選ぶことにした。
ねえ、もう、会わない方がいいの?
あー、自分も見たことあるなぁ。井の頭線乗ってたよ。
M先生のお葬式が終わり他の片付けに手が要るのかS子と相談したけどわからない。N先輩に聞くと君たちは学部生だからもう帰っていいと言われた。S子と帰ることにした。晩秋らしい小雨が降っていた。S子は僕に傘に入る?と聞いた。あまり考えもせず相合い傘で駅に向って歩いた。ママが傘持って行きなさいって言ったから持ってきたんだけど本当に雨になったわ。M先生って39歳だったんだって。中学生の娘さんがいるのよ。奥さんは高校の社会科の先生しているんだって。S子は何度も繰り返されてきた伝承のようにM先生のことを話し続けたが、突然立ち止まって、K君、U子さんと別れたの?と聞いた。
別れたよ。夏休み前。就職のことでもめちゃってさ。S子はそうなのと関心したように言ってから進学しないの、K君は進学するとばかり思っていたのに。彼女は僕を不思議そうに見てから、私も就職しようかな、それとも結婚しようかなと言った。
しばらく歩いて駅が見える坂道の所で僕は思い出したように誰と結婚と聞いてみた。S子はまた立ち止まって僕を見て。K君と結婚しようかなと思ってると言った。ちょっとばかり驚いた。冗談を言っているのだと思った。おなか空いたね。
駅前のお蕎麦屋さんに二人で入って二人ともたぬきうどんを頼んだ。お腹が温まると生きてる感じがする。食べ終えた後S子は細かいお金が無いから私に払わせてと言った。おごってもいいんだけど。
駅に着いて僕が吉祥寺まで二人分の切符を買って一枚彼女に渡すとプロポーズ受けてくれた?とS子は言った。プロポーズ。僕はなんのことかわからなくて黙っていると彼女は傘を落として僕に抱きついた。そして泣いた。20分くらい泣いた。僕は時々駅の時計を見ていた。先輩たちが来たらなんて言うだろうと思ったけどお葬式の帰りだしそんな気分も変じゃない。ぐるぐるとそんなことを考えながらS子が僕と結婚したいって言ったのは本気だったのかよくわからなかった。
S子が泣きやんでハンカチで目を拭いた。前髪に隠れているけど目の回りを赤くしたS子の顔は少し可愛そうな感じがした。目の腫れた感じが引くまで待ったほうがいいかもしれない。コーヒー飲んでいく?と聞いてみた。彼女は頷いた。
スパゲッティの匂いのする薄暗い駅前の喫茶店に入った。店員のおばさんが不審げにやってきたのでブレンド二つと告げた。S子はだまって俯いたままコーヒーを口にしなかった。鳩時計が六時を告げたのを僕は聞いていた。コーヒーも冷め切ったので行こうかとS子に声をかけるとS子は俯いたままU子さんとセックスした?と聞いた。しなかったよと僕は何も考えずに素直に答えた。催眠術にでもかかって本当のことしか言えないような雰囲気だった。S子はそうと言って僕を見た。
僕が傘を持って喫茶店を出るとまだ小雨が続いていた。S子はまた僕をぎゅっと抱きしめた。S子のお母さんが編んでくれたという黄色いカーディガンが濡れてしまうんじゃないかと僕は庇うように抱いた。また泣いてしまったら困るなと思った。
S子は小さく息を継ぎながらゆっくり私とセックスしようと言った。僕はどうしていいかわからなかった。そのまままうんと言いそうになった。それから私をお嫁さんにしてとS子は言った。僕は黙っていた。S子は僕の目の中探るように見て私処女じゃないのと言った。S子が誰と何時セックスしたのだろうと思ったとき遠く暗い空がゆっくりと渦巻いていくような感じがした。死というのは本当は怖いものじゃなくて、しっとりと人をセックスのように静かに包み込み巻き込んでいくものかもしれない。僕は少し濡れたS子の横顔の長髪に顔を埋めた。S子らしい石鹸のような臭いがした。
井の頭線の乗り換えのところで二人黙って立ち尽くし、それからなんとなく会社帰りの人や学生の雑踏に紛れて公園の方にあるラブホテルに向かった。雨は止んでいた。歩き出すとS子は少し微笑んでいるみたいだった。お金はあるのと手短に言ってきつく僕の手を握った。
ホテルの部屋に入った。ビジネスホテルみたいな感じの部屋に堅い大人たちの裸を毎日くるんでいたようなベッドが見えた。僕たちもあそこで裸で抱き合うのかと思った。それはそうなった。
初めてS子とキスした。唇の柔らかさに吸い込まれていくような感じがした。S子を好きになっていく自分がいたけどその自分が本当に僕なのだろうかわからなかった。
S子の額を覆う髪の毛を両手で上げると今まで僕の知らない大人っぽい女の顔になった。きれいだった。S子は私を裸にしてと恥ずかしそうに言った。濡れたカーデガンを脱がした。そしてブラウスを脱がせた。
ブラとパンティだけにしてから戸惑っているとS子が僕を脱がしにかかった。最後にS子はしゃがんでトランクスを降ろし勃起した僕のペニスの先を軽く吸うようにキスし亀頭の下を少し舐め上げた。S子がそんなことするなんてと驚くよりペニスの快感にもうだめだっていう感じになった。
裸の僕の前にS子は立った。おっぱいが小さいの、いや? そんなことはないよと答えた。そんなことないよ。本当。ブラを外そうと背に手を伸ばした時、前ホックになっているのに気が付いた。知恵の輪を外すようにブラを開くと掌で覆えるくらいの膨らみの白い乳房が現れた。乳首は小さなサクランボのようだった。左の乳首を軽く吸ってみた。U子の乳首ほど突起しない。U子とは上半身裸でペッティングしただけだったと思い出した。
僕はしゃがんでS子のパンティを少しずつ降ろした。こんな時S子はどんな顔してるんだろう思って見上げると優しく微笑んでいた。彼女の笑みに見取れていると、パンティはするっと落ちて、僕の目の前にS子の薄く柔らかに縮れた陰毛があった。その陰りの淵にS子の性器があるのだ。
二人とも立ったまましばらく抱き合ってそれからベッドに入った。S子は私の耳元でマイダーリンと言った。結婚は彼女の妄想のようなものかもしれない。僕がS子にのめり込んでしまえばその時僕は見棄てられてしまうんじゃないだろうか。怪我をした子犬のように不安で身体が縮むように思えて、その怖さから僕は彼女を強く抱きしめた。