はてなキーワード: エロカッコいいとは
勿論ガチガチに会社プロデュースでやってるような子は「キャラクター」で良いと思うんだが、「にじさんじ」以降の所謂中の人のキャラクター性が強く反映された「アバター文化」としてのVtuberはやっぱりナマモノと言って差し支えないと思う。
「そんなこと言ってるけどオタクはエロ絵描いてんじゃんw」と思われるかもしれないが、実際そこはVtuber本人がスタンスを出している場合が多い。
「エロも含めてなんでもOK」(最も人気な「ホロライブ」の上位勢は大体このスタンス、というか本人がエロ絵を募集していたりするので、なんとなくこのイメージばかり持ってる人も多いだろう)であったり、「見えるようにやるな、自分に見せるな」であったり、「どうでもいけど下品なのは絶対やめてくれ」というスタンスのVtuberも当然いて、基本的にそれら本人の意思はファン達も守っている。
ナマモノ文化らしく名前をアルファベットで呼ぶことで本人のエゴサに引っかからないようにする文化も確立されていて、これは俺の記憶が正しければとあるVtuberの「カップリング」を本人達の見える形でネタにしていいのかというファン達の問題意識の中でユーザー側から勝手にできた文化だったと思う。まあつまり、配慮なんてしなさそうな気持ちの悪い二次元オタクであっても、リアルアイドルや俳優、声優のファン程度の「配慮」は自分たちでし始めたわけ。
で、色々言ったけどじゃあエロい格好してるVtuberはVtuber本人もエロ容認なのか、というとやっぱりそれは本人次第なのである。
たとえデザイン的に巨乳であっても胸の話に露骨に嫌な顔をするVtuberもいるし、めちゃくちゃ短いスカートでデザインされていてパンチラOKなVtuberもいれば、めちゃくちゃ短いスカートでも見せパンの如く中身が真っ黒でパンチラ絶対NGのVtuberもいる。
アバターとしてエロカッコいい・エロかわいいを好む事と、それはそれとしてもう一つの自分自身をエロい目で見られることに嫌悪感を抱くことは、同居するわけだ。こんなことはリアルの服装にも言えることで当たり前だけども。
アバター文化としてのVtuberに決まりきったラインというものは存在しなくて、結局のところはVtuber本人次第であり、この辺はリアルと大差はないのである。
だから、とあるVtuberを名指ししてどれだけ扇情的であるかを書き連ねたり乳揺れ論争を始めたりする最近の流れに俺個人としては「うーん」と思う。
大衆に受け入れられてるプリキュアや初音ミク程度のデザインで「自分がエロいアバターである」という意識はそもそも当人達にはそんなに無いと思うし、それ以前に本人のスタンスを知る気もない上で名指しでいかに乳がエロいか語りをやってるんだから「マナーのなってないクソオタク」と同レベルで、普通にセクハラだと思う。オタクがDiscordで身内とやったり伏せ字使ってやったりしてるバカ話を表立ってやるなよ、と。もっとナマモノに向けた配慮をしてやれと。
…てかまあここまで言っといてなんだけど、一番言いたいのは論争を始める前に話のネタぐらいはよく調べたいよねって事かもしれない。