2024-11-07

アメリカ在住者から見た今回の大統領選挙

アメリカ在住者として言わせてもらうと、民主党とそのリベラルな支持者たちは、まるで「理想的アクアリウム」に閉じ込められているようだった。

特に都市部に住んでいると、リベラル価値観支配的で、例えばカリフォルニア州ニューヨーク州では、まるで「平等」や「社会的正義」を過度に重視しすぎて、実際の問題対処する具体策が不足しているように感じる。

 

例えば、ロサンゼルスサンフランシスコでは、ホームレス問題が深刻だが、リベラル派は「全ての人に住む権利がある」「福祉サポートすべきだ」という理想を掲げ続けている。しか現実的には、無制限支援政策却って問題悪化させている側面もある。

最近では、これらの都市ホームレスの増加とともに、治安の悪化も見られ、特に市街地の一部では薬物問題暴力犯罪が増えてきている。

リベラルな支持者たちは「環境を整えれば問題解決する」と考えがちだが、実際には犯罪麻薬蔓延が進行しており、その場しのぎの対応では根本的な解決には至っていない。

 

また、移民政策においても、リベラルな側は「人道的支援」を強調しており、メキシコとの国境付近では、多くの不法移民越境している問題がある。

民主党は「移民社会に貢献する」という理想を掲げる一方で、現地での治安悪化社会インフラへの圧力など、現実的負担無視されがちだ。

特にテキサス州アリゾナ州では、移民が増え続ける中で公共サービス治安への影響が深刻化しており、リベラルな支持者たちの理想通用しない現実が広がっている。

 

それに対して、共和党もっと現実的かつ直接的な方法対応しようとする。共和党支持者は、移民制限強硬治安対策を支持し、ドナルド・トランプ前大統領のように強い言葉で現状の問題に取り組もうとする。

しかし、共和党アプローチは時に過激で、銃規制反対や税金の減少といった政策が、「一部の人々にはメリットをもたらす一方で、多くの弱者には不利益を与える」形になりがちだ。例えば、テキサス州では銃による暴力問題になっているものの、共和党は銃所持の権利を強く支持し、問題に対する根本的な解決策が見えてこない。

 

共和党は「荒れたアクアリウム」に住んでいるようなものだ。彼らは現実的問題に直面しており、経済的平等社会保障の削減など、痛みを伴う政策を実行しようとするけれど、その過程で「強硬手段」を取ることが多い。外の荒れた環境適応しようとしているが、そのために弱者中産階級に厳しい政策押し付けることもある。

 

結局、アメリカアクアリウムはどちらの側も現実問題にしっかり向き合っていないという点で似ている。

民主党理想主義に浸りすぎて、現実課題には対応しきれていない。

一方で、共和党現実的アプローチを取ろうとするが、その手段過激すぎて結果的に多くの人々を犠牲にすることが多い。

どちらも「現実」との向き合い方に課題があると言わざるを得ない。

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