最近の自分はメンタルが安定してきている一方、幾分か冷笑ぽくなっているので、その発散を主目的としてこれを書くことにする。
今回のターゲットはタイトルにもある通りバ先のおばさんなんだけど、歳はまあ60前半くらいだろう。そんで背格好、顔立ち、どれを取ってもおばさん、どこまでもまっしぐらにおばさんなんだ。まじな話、多分この人が「おばさん」の語源であり元ネタだと思うよ。元祖おばさん。本家おばさん。いや冗談じゃなくて。
でバイトってのがまあいわゆる底辺職みたいな感じで、面接は誰でも通るし、とにかく人手はあるだけありがたいってタイプのとこなんだよね。だからばりばりに仕事ができるみたいなやつはほとんどいないし、実際俺も前のとこを3週間、計6回の出勤ででクビになってここに来た。
このおばさんも例外ではなくてとにかくアタマ悪いんだな。団塊ジュニアっていうのかわかんないけどとにかくそこらへんのさ、こうテロテロした中高年って感じなんだよ。
まず仕事がはちゃめちゃに遅い。なんかあのさ、事故ったとき全部スローで見えるってのあるじゃん、まじにあれくらい遅いんだよな。
さっきも書いたけどここ人手命だからさ、仕事遅いとこっちまで皺寄せがくるのね。まあ俺は所詮バイトだから定時になったらさくっと帰ればいいんだけど、そのおばさん含めパートでやってる人たちは定時過ぎてもばかみたいにいつまでもやってるわけ。そういうのってさ、なんかもう泣けてきちまうじゃないか。
で次なんだけど、おばさんと言えばってのがひとつあるよね。そう、声がでかい。まあ〜〜〜とにかくでかいんだなこれが。ひとりごとをブツブツやってるだけでもなかなかのものなんだけど、たとえばちょっと離れたところにいる人を呼んだりしようものなら、もう10階建てのホテル(ここで白状すると、バイトというのはホテル清掃である)が傾いちまうくらいの迫力なんだよ。
俺そういうのまじに苦手でさ、なんでかっていうと、俺がまだ実家で引きこもりをやっていた頃、朝になるとリビングにいる母親が俺を起こすために声を張るわけよ。でさ、そんときの、それこそ父親がローン組んで買った一戸建てが真っ二つになっちまうんじゃないかってくらいの黄色い怒号が、そのおばさんを通じてまざまざと思い出されちまうんだよな。
あんま言い過ぎるとアレだと思うからこれで最後なんだけど、そのアタマ悪いって話ね。
別に仕事が遅くたって、せめてある程度の能率化が計られるとかしてるってんならこっちも安心して見てられるってもんなんだけども、この人の場合無駄が多かったり、とにかくアタマの悪い遅さをしてるんだよな。俺がきっぱり15時で帰っちゃった後も、これ客がチェックインしてくるまでにほんとに終わってんのか?って、結構心配になってくる感じなんだよ。
わりとベテランっぽいポジにいるからチーフみたいなこともやってたりするんだけど、何やらせてもうーん…(白目)みたいな反応しかできなくなってしまう。これって実に嘆かわしいことでもありつつ、それこそがこのバイトの良いとこだよな(そんだけ頓珍漢なことをしてても人手1としてカウントしてもらえるから)とも思って、だからそのおばさんを見てるとパブロフでぐるぐるしちゃうわけ。
まあ散々書いたけど決してこのおばさん悪い人じゃなくて、なんならこれ書きながらかわいそうに思えるくらいだった。ただ純粋に俺がひねくれていて、他人をばかにしたりするのが趣味ってだけなんですね。
最後に、おばさんの名誉の為にもここまでの事はまるっと全て作り話だったということにして終わらせていただきたいと思います。読んでくれてありがとうございました。