2024-07-15

閑静な住宅街外国人引っ越して来て町内会問題になっている

から徒歩15分くらい。戸建てが立ち並ぶ典型的な『閑静な住宅街』に俺は住んでいる。

そこの様子が変わってきた。

具体的に言うと、外国人連中が引っ越し始めてきたのである

このあたり、大体一軒の家が5000万から6000万なのだが、商売をやっている外国人からすると「安い」とのことで、そこそこの数の外国人移住してきてるというわけだ。

我が隣家にも、南米だか東南アジアだかよくわからんが色の黒い外国籍夫婦引っ越してきた。

俺は別に近所づきあいなどというものほとんどしないので、別に隣の家に住んでいるのが外国人だろうが異星人だろうがあまり関係ない。

犯罪者ちょっと困るが、引っ越しの際は挨拶なども非常に朗らかにされて、隣駅で飲食店を営んでいるとかで別に問題の無い社交性を持った人達だなーと感じた。

御多分に漏れず老人ばかりの地域において、そういった人達は大体子供が3人も5人もいて、まさしく日本の縮図であるといった様相だった。

子供たちは道路ボール遊びをし、庭に何やらよくわからん秘密基地めいたものを作って遊ぶのを俺もほほえましく見守っていた。

さて、そんなどこにでもある地域なのだが、割と早めに問題が発生したのである

町内会で「深夜の騒音」が議題に上がってきたのだ。

なんでも、深夜に奇声を発している人間がいるとのことだった。遠回しに、「「あの外国人だろ」と老人たちが言っているのは明白だった。

婉曲的にではあるが、「隣の家のお前なんとかしろよ」と言われているのが馬鹿でもわかった。

俺は悲しい気持ちになった。そういうのを差別というのではないだろうか。確かにうちの隣人の人達は庭でよくボーっと煙草を吸っていたり、

正月にはどこからやってくるのか、友達だか親戚だかが集まって来て、深夜まで道路に何台も車を止めて楽しそうに会話をしていたりする。

まあ深夜に奇声を発しながら徘徊しているのは俺だ。

そんなことはどうでもいい。それに、この町内会をどうするつもりなのだろうか。うちのはす向かい診療所は閉じたきりで、そこに勤めていたお医者さんは亡くなってしまった。

町内会長はこの前、町内会費をガメて大問題になりかけていたし、創価学会のおばちゃん自分の家の犬と喧嘩して警察沙汰になっていたではないか

なにより子供がいない。本当にいないのだ。そこそこ栄えている駅が近くにあるにも関わらずだ。この一帯が今緩慢に死のうとしているのはよく考えずともわかることだ。

そんな地域で、外国人であるからといって、証拠もないのに、騒音問題犯人にされてしまうのはあまりにも可哀想だと思った。日本人だからと言ってみんないい子なのかと。憤然やるかたない俺は言った。

しょうがないですよ、文化が違うんですもん」。

かに、確かにね、あの人達外国籍ですよ、と。子供道路でよくボール遊びしてるから危ないし、煙草だって庭で吸ってるし、犬だって庭で飼ってる。

今の日本人のマナーからしたら、ちょっとどうかと思うこともいっぱいあると思うんですよ。

でも、冷静に考えたらそれって昔の僕らがやってたようなことじゃないですか。

僕らだって若いころは道路で遊んでたし、煙草だって吸ってたし、犬も外飼いしてたわけじゃないですか。ということを、相手不快にならない範囲でお伝えした。

とりあえず、議題は今度に持ち越し、という形になった。俺は、勝手にこんなことを話されている外国人一家気持ちを考えて、少し寂しくなってしまった。

自分が彼らの立場だと思うとどうしても、悲しくなる。

自国を捨てて、言葉も通じない国にやってきて、商売で金を貯めて、子供を育てて。

ようやく買った一軒家。そこで「幸せに生きよう」としているだけではないのか。それなのに、日本文化押し付ける。

日本文化マナーってだけなら「郷に入って郷に従え」という精神でいいのかもしれないが、今のうちの町内会文化は老人による老人のための文化だ。

成熟したマナーと言えば聞こえがいいが、単に地域全体を老人用のグループホームにして、ローカルルール押し付けているだけだ。

俺はどうするべきなのだろうか。それを今、悩んでいる。

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