2024-07-13

通常、いくらネットミームはいっても一週間もすれば忘れ去られる。

「石丸構文」で風向き変化? 面白ネタにならないと届かなかったこと:朝日新聞デジタル

石丸批判がやまないのは、石丸本人に関心があるというより、

きっとそれだけ世の中にときおり存在している石丸構文みたいなコミュニケーションの仕方に苦しめられている人が割と多くいるからなんだろう。

話の通じない、似たようなキャラの奴に業務効率性を妨げられたりした思い出がフラッシュバックしている。

から石丸批判をしている人は、石丸言動を支持している奴も同時に嫌いになってしまうのだ。

似たような批判記事がでてはブコメを残す人たちは、きっと

自分現在そして過去に関わってきた石丸もどきを思い出して

「どれだけお前がめんどくさい奴か」、なるべくならそれに気が付いてほしい、

お前は石丸と同じなんだぞ、とその一心ブコメを書いているようにも思える。

石丸氏をみていると、多かれ少なかれ、俺自身石丸と同じような感受性があるのを感じる。

会社人事考課でよく指摘されるのは、一人で成果を出していく能力の反面、同僚や部下と協力したり情報を共有したりする部分が弱いと言われる。例えば、チームでまとめる報告書で、自分だけ熱量の違う文章をはめ込んだりする、という自分の傾向は、恐らく一種石丸属性だと思う。

石丸氏は、自分プレゼンすごいぜ的なyoutubeを公開している。

銀行時代の思い出として、アメリカ大陸を一人で何の業務か知らないけど任されて一人でプレゼン修行した、みたいな話がある。

そこから感じたのは、20代、30代でチームワークを学ぶ機会を得られなかった人ってこういう自己肯定に向かいがちなんだろうなということだ。

若いから、独りで案件を任され、同僚とコミュニケーションをしない職場は、官僚機構に少なくない。

横のコミュニケーションをする習慣がないから、そういう人は、業務の引継ぎも滅茶苦茶であることが多い。

スタンドプレーが上手である、ということと組織に貢献できてている、ということは別の話。

プロ野球選手と異なり、素晴らしいプレーでも標準化できなければ意味がないことが多い。

最近イチローがそれとは真逆に、負けても客がプレーを絶賛すればいいと言っていたので、むしろなるほどと思った。野球は一面ではチームだけど、他面ではある種、梁山泊みたいな集団なのだと。)

それはそうなんだけど、スタンドプレーが目立つ奴ほど出世してヘンな管理職になっていく、というのが日本組織文化の悪いところ。

あいうのを課長にしちゃいかんと思うのよ、と居酒屋愚痴サラリーマン気持ちをうまく石丸現象が捉えてしまった。

そういうのが石丸構文に垣間見られる。

そこに対するいら立ちというのが、異例に長引いている石丸氏への批判動機付けなんじゃないかな。

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