2024-06-24

日本スタートアップはなぜしょぼいのか?

スタートアップ界隈に10年くらいいる末端から視点

なお今はスタートアップベンチャー区別しないものとする

 

スタートアップベンチャーでもいい)に夢を見ていた頃はあったけど

よくよく観察すると、そこそこの知名度があるところでも時価総額100億〜300億円くらいで

大体売上はその1/10から、売上10〜30億くらい

従業員数が80〜300人みたいな感じだから上場した瞬間に「そこら辺の中小企業」となる

 

そもそも現代においてスタートアップが入り込む余地というのは少なく

かにあるのが技術革新や、法改正によるものだが、それも大きくない

 

人間が金を出す理由は概ね決まっていて

その商品は大体1社では賄えなくて、サプライチェーンの美味しいところは既に大企業に握られている

スタートアップが入り込めるのは基本的消費者に近いレイヤーだが、そこは意外と美味しくないんだ

 

スタートアップ、つまり小規模な奴らが大企業に勝てる理由はさほどなくて、なるようになったのが今の日本スタートアップ界隈

それを承知でやってるなら別に悪くない働き方だとは思うが

どうしてもスタートアップ界隈の規模が伸びてほしいって人たちも居る

あるいは、一定の規模で常に新陳代謝してほしいみたいな人(自分もそうだ)

 

から日本アメリカスタートアップみたいに大規模になればいいのに、と思うだろうが

日本から見えているアメリカスタートアップってのは、既存大企業喧嘩を売ってるか、世界市場を取ろうとする奴らばっかりなんだから

そりゃ日本スタートアップとは全然別物なんだよね

そういうと「日本スタートアップ世界を目指すべきだ」みたいに言われることもあるが、普通に考えて世界を取ろうとする時に日本会社を立ち上げる理由が全く無い

全員日本人であってもアメリカからやり始めたほうが世界は取れるでしょ、調達額も段違いだし

 

日本世界において地方なんだよ

これ以上無理にスタートアップ界隈を大きくすると、どこかに歪みが出ると思うね

あるいは、国がスタートアップを育てて企業新陳代謝を促したいなら、大企業に勝てるための幾つかハンデを与えるしかない

 

___

 

てか、日本が上手く世界市場を取ろうとすると

今度はアメリカEU保護政策してくるだろうから基本詰んでるんですよね

から選べるのは

・今のまま

国内カニバる

のどっちか

 

あ、でも一個大事なのは海外市場を取られない」ってことがあるよね

今ってIT関係だけで4兆円くらい貿易赤字じゃなかった?

例えばタクシー配車サービスUberから防衛できたけど、あれみたいに「防御的スタートアップ」は計画的にやってもいいんじゃないかなと思う

今だと自動運転で負けないでほしいよね、あと材料系やら電池系やら

 

参考:調達額は2023年に減少に転じている

https://initial.inc/articles/japan-startup-finance-2023

 

____

 

中国での新サービスの躍進をみると、やっぱ日本人口が足りてないんじゃないだろうか

せめて2億人くらい居たらもっと活気づくと思うんだけど

  • 日本の場合、スタートアップ=成長して一大企業に!というよりは、そだったころ合いでデカいトコに売るなり委託で安定させるかって感じがメインよね。 独自性というよりはサポート...

  • ゼロ年代前半まで世界2位の超巨大市場だったことが もう完全に忘れ去られてて笑った

  • 労働法適用除外のロビー活動とかしてる時点で 日本のスタートアップと出資者は反社ばかりだってわかる

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