2022-11-16

なぜオンゲキは不人気なのか

オンゲキを始めて3か月半が経った。超がつくほどの新規ユーザーだ。

3か月半曲がりなりにもプレイしていれば、嫌でも気がつくことがある。

このゲーム、人気も活気もない。まず並んだ記憶がないし、半年に1回行われていた大型アプデはもう8か月以上止まっているらしい。

小出しに曲が追加されるだけの現状ではサービス終了がささやかれるのも当然といえる。

ではなぜこのゲームは人気が出ないのか。理由は①譜面微妙、②難易度の調整が難しすぎる、③キャラに魅力がない、の3つだ。

譜面微妙

よその音ゲーでは特定譜面を指して「認識難」「リズム難」と言うことがあるが、このゲームはほぼすべての譜面がこの両方である

さらに後半にかけて難しい配置を詰め込んだ局所譜面が多い。序盤のノーツ数は意図的に抑えられており、それが「この音は取るのに、あの音は取らないんだ」といった違和感につながっていることも少なくない。

また局所難ゆえに全体のノーツ数が少なく、わずかに乱れただけでスコアが大きく凹むので理論値狙いでなくても精度に終始気を配る必要がある。

とにかく遊ぶのに気を遣うのだ。ほどよく全体難で直感的に押せる爽快な譜面が足りない。

これだとせいぜい十数曲で脳が限界を迎えてしまうため、長時間遊んでもらうこともできない。

難易度の調整が難しすぎる。

実は①の原因はほぼこれである。左右3つずつのTAPボタン中央レバーさらに壁ボタンという造りは人類には早すぎる。

ゆえにこのゲーム体験譜面作成者プレイヤーの間にある非常に多くの暗黙の了解の上に成り立っている。

ほんの少しでも誘導を怠ればプレイヤーの手はあっという間に迷子になってしまうし、その他ささいなことで難易度が跳ね上がってしま危険が常にある。

サビで盛り上げたい、でも複雑な配置は連発できない…結果、とりあえずやりたいことだけやって他の部分は「守り」に入った譜面が量産される。

キャラに魅力がない。

複数女の子が用意されていて親密度を上げたりカードを集めたりできるというのはこのゲーム重要セールスポイントのはずだがいかんせんキャラ力不足

まずオンゲキを知らない人が一目見ておっとなるようなデザインキャラはいるだろうか。正直いない。

ではオンゲキを知らない人に持ち時間10分で任意キャラについて熱弁し、唸らせることができるだろうか。これも厳しいだろう。

残念ながら薄味すぎるのだ。外見のみならず性格や設定もいたってありきたりで、ぱっと見でこちらが抱いた「どうせこんな感じのキャラでしょ」という想像を超えてくることもない。

いまの時代キャラ売りをしたいならもっと複雑で奥行きのあるキャラクターを用意するべきだ。高すぎる目標を挙げるならシャニマス樋口円香。

ついでにストーリーソシャゲのイベストレベルでまったく面白くない。完全に詰みである

もちろんキャラゲー要素なんぞなくとも成功している音ゲー無限にある。言いたいのはとりあえず頭数だけ揃えましたみたいな中途半端キャラゲー要素はやめろ。

と、ここまで散々に書いてきたがこのゲームにも良いところは当然ある。

とくにオリジナル曲の完成度は音ゲー界でも群を抜いて高い。ボーカル曲、非ボーカル曲問わず粒ぞろいだ。

なんにせよ一度このゲーム自分人生と交わってしまった以上、あっさり死なれても困るので運営にはオンゲキをなんとか盛り上げていただきたい。

あいちばん気に入っているところは並ばなくていいところなので人気が出すぎても困るのだが。

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