さてこの表題の通り、本当に本名がばれるのか検証したいと思います
氏名も住所も全世界に公開! インボイス制度導入で「あの漫画家の本名がバレる」は、やはり本当だった 集英社オンライン
https://news.yahoo.co.jp/articles/fc11049e57c3c2cd1b8b8d8da37ef7025e86b1a3
さて結論だけ言うと、まずありえない想定なので、ばれない可能性が高いです
ただ相手は私企業なので、ありえない論拠をもって登録を強制してくる可能性はゼロではないです
そのためにはまずどういう処理手順か見て行かないといけませんね
個人事業主をA 個人事業主の登録番号をT_A1 会社をBとします
インボイスがない時
BにAは請求書を送ります→BのA担当が受け取り、約束の請求額かそもそも本人からの請求書か確認します→部署の決済印を押して経理に回します→経理は金額など内容を確認して指定口座に支払いをかけます→Aに入金されます
BにAは適格請求書を送ります→BのA担当が受け取り、約束の請求額かそもそも本人からの請求書か確認します→部署の決済印を押して経理に回します→経理は金額など内容を確認します
「→適格請求書にある番号T_A1を照合にかけます→表示された氏名と適格請求書の氏名が一致するか確認します→」(「」は基本初回のみになると思います)→間違いがなければ指定口座に支払いをかけます→Aに入金されます
これで終わりです
この照合するデータベースにある基本情報は 番号 氏名 登録年月日が必須で、あとはすべて任意です
さて記事はここの任意でPNが強制される!と言ってますが果たして強制されるのでしょうか
上記の「ここまで同じですがここから若干違います」あたりから問題が起こるといっています
どう問題が起こるのか
経理は作者の本名を知らない→番号が表示されても表示された本名が作者かどうか判断つかない→仮に本名を知っていても同姓同名がいるはずなので逆引きすれば複数の番号が出て、どれが本人かわからない
まず初めのプロセス見てもらうとわかりますが、本人確認されてない適格請求書(というか普通の請求書もですが)は経理には回ってこないのが普通です
なので回ってきた時点で普通は本人確認されていますので、番号を入力して氏名があっているか確認するだけで済みます
いやここで本人確認するだろ!とかいわれてもまずまずしませんし
じゃあ適格請求書がなかった時代はどこで本人確認するんですか?しないで金払ってたんですか?って話になります
えっ!だって同姓同名がいれば番号が違うし、問題がおこるのでは?といいますが、基本的に氏名でなく番号をもって検索するので、いくら同姓同名がいても関係ないです
わざわざ同姓同名検索システムを自分で作り、同姓同名で検索して、なおかつ一致してる番号がおかしいのでないか?と疑うというありえない推論です
個人事業主Aさんと同姓同名のAさんは日本に5人いてそれをA2~A5さんとして 各番号が連番ではないので少しわかりやすくするためT_B2 T_C3 T_D4 T_E5とします
B社の経理はなぜか氏名逆引きシステムをつくり、番号ではなく氏名Aで検索をかけるとAさんだけでなく同姓同名のA2~A5さんが確認できました
経理の方は「いやまてよ?本当のAさんはA2さんで番号はT_B2が正しいのであって、適格請求書に記載されてるT_A1は間違いなのでは?いやそもそもA2さんでもなく本当のAさんはA3さんなのでは?以下A5まで。つまり確認するためにPNを登録してもらわなければ困る!」
えっ?となりそうですが、こういうことが書かれています
上記の私の説明どおりありえない推論というのはわかってもらえるかと思います
まあ、あり得ない推論であっても、私企業がちょっとあれでこれを根拠に登録しろと言い出す可能性は、はじめに言いましたけど0ではありえないし
もっといえば明日隕石が降ってくるのでPNを登録してもらわないと困る、とかいう私企業がないとはいいきれないので、可能性が0ではないとしました
以上です
※てにおはが間違ってたところを一度修正