多分。
https://togetter.com/li/1932519
このまとめを見て、
「たくさんテレビや雑誌に出てほしいからハガキを書いてたんだけど…」
などの声を見て、自分と「好きになり方」が違うんだな、と思ったので個人的な認識を書く。
私はあまり「推し」という言葉を使わない。なんとなく違和感があって苦手だ。
じゃあなんなのかというと、突き詰めてしまえば私は「消費者」だと思っている。
私は彼らの能力――音楽や、演技や、トークや芸――にお金を払うだけの価値があると思うからお金を払っている。
「健康でいてほしい」「幸せでいてほしい」とか、そりゃ思うか思わないかなら思うけれど、
当人に声をかける機会があっても、「お疲れ様」「ゆっくり休んでね」と伝えるよりは、
今過ごした時間がどれほど楽しかったか、その人の演技や演奏がどれほど素晴らしかったかを伝えたいと思う(なかなかうまくは行かないが)。
人によってその割合はグラデーションになっているのではないか。
「コンテンツが好き」も「人が好き」もどちらも間違った気持ちではないが、
好きな気持ちが噛み合わないとお互いに不幸なように感じる。
例示が古くて恐縮だが、秋元康アイドル(AKB等)の投票券商法などは
楽曲というコンテンツそのもののためでなく、推しの順位を上げるために金を払う……という点で「人が好き」に近いのではないかと思う。
(「推しの順位を上げる」という祭りに金を払っている、という点ではコンテンツかもしれないが…)
では、自分たちで作詞作曲して活動しているバンドのCDを、一人のファンが何十枚何百枚と購入してみせたとして、
そのバンドが手放しで喜んでくれるか……といえば微妙ではないだろうか。
一般にバンドは楽曲という「コンテンツ」で商売をしたい人たちで、
「人が好きだ」という動機で、コンテンツを蔑ろにお金を払われても嬉しくない人のほうが多いのでは…と思う。
もちろん、「コンテンツ」「人」のどちらが好きである、と100:0で決められることはなく、
みんなそれぞれに割合があるとは思うのだが、
しかし、コンテンツを売りたいと思っているのに人の部分にばかり着目されてしまう場合
私は渦中のVTuberのことをよく知らないが、
決してVTuberの全員が、「人が好き」なファンばかりを狙っているわけではないのではと思う。
ファンとはいえ人間だから、当人の希望に100%沿うべきだなんて思わないが、