まず前提として、ゲイ差別に関して松岡宗嗣のような過剰なゲイリブ活動家もいれば、ゲイリブ活動を過剰に否定するネトウヨ「名誉ノンケ」的ゲイもいるものの、
大多数のゲイ(わたしも含む)は「活動自体には否定的ではなく、どちらかといえば差別撤廃に向けた動きは望ましいと思っているものの、積極的な発信はしない」立場にいるということを明記しておく。
自分が写ってる写真アップすると「ああ、そういう目で見られてるんだな」っていうアイコンのアカウントの方にいっせいにいいねされることがあって、これを自分の中でどう処理するのかが本当に難しい。アイコンなんて個人の自由だし、主張であるべきだからこそ、自分の中でどう処理するかが難しい。— sawabe (@sawabe) May 8, 2022
ゲイのアカウントから自撮りを「いいね」されるたび感情を処理できないという叫びである。
さて、このツイート単体を見る限りでは「ゲイにいいねされるのが嫌だ」という感情しか読み取れず、(糾弾されるほどではないとは思うものの)差別発言と取られても仕方ない。
私は、アイコンでは判断できないですが恐らく澤部さんが仰る「そういう目」を持つアカウントと同じ属性の人間です。
異性からの反応も等しく迷惑なら理解できますが、卑猥なDMやメンションを送るような輩でなければ、そういうことだってあり得るくらいに考えて貰いたいけど難しい/無理なのかな…。 https://t.co/QHJt1QQHVU— きんちゃん (@kinchubby666) May 11, 2022
「そういうこと」って、いいねつけるとかのことですか?ちなみにもともとメンションやDM送られるのは得意でありません。でもそういう属性の方々からいくつかの仕打ちを受けたうえでの結果なような気がします。先のツイートはそういうさまざまを経た上でどう処理していいかわからないというだけです。 https://t.co/iRXSlUybFS— sawabe (@sawabe) May 11, 2022
澤部はそのルックスにより、デビューから間もなくして(主にデブ専界隈の)ゲイ界で話題となる。
その結果、倫理観の欠けた一部のゲイにDMによるハラスメントを受け、それがトラウマとなっている……という事情が、2日後の本日に語られ、一部の過剰な活動家が「スカート澤部はゲイを差別している!」と所属事務所の社長に掛け合い、それを「名誉ノンケ」が批判するなど炎上の様相を示している。
この件について、冒頭にあげた「大多数のゲイ」の意見として最もみられるのが、
「一部の倫理観が欠けたゲイのせいで澤部にトラウマを与えてしまい、本当に申し訳ない」というのものだ。
確かに事情がわかれば、「ゲイにトラウマを植え付けられ、ゲイからのいいねを恐れるようになった」というのを差別意識というのはあまりに酷である。
しかし時系列を追ってみると、澤部自身の配慮があまりに足りていない。
事情を語らずにゲイへの恐怖感を語る最初のツイートは、ファンネルを飛ばしゲイへのヘイトを募る行為ととられても仕方ないのではないか?