ドラマ『阿佐ヶ谷姉妹ののほほん二人暮らし』の二人の暮らしぶりから、現行の結婚制度の特別視ついて言及した記事を批判している大勢の人を見て悲しみを感じた。
自分は、子供のいない婚姻関係にある夫婦と深い関係にある同性2人の違いは「結婚」という選択肢があるかどうかという点だけにあると思っている。そうなると相互扶助のためのシステムが使えない後者が生きる上で不利になるんだから、結婚というシステムのことを不可解に思うのも不思議じゃないし、だからあれが別にイってる記事でもないと思う。
結婚は子どものための制度であるから前提から間違ってるという批判をみたが、それでは子どものいない夫婦を否定することになる上に、同性間で子どもを育てている家族の形も否定することになる。あまりにも視野が狭い発言であるし、恐らく"普通の人にとって""当たり前の"幸せを享受できるマジョリティの特権性を振り回していることを理解できてない人間のコメントだ。
子供も産まないのに国が異性間以外の結婚を推奨するわけないといってる人もいたが、酷い人権侵害の思考してるのわかっていないのだろうか?子どもを産めない人間に価値はないといってるのと一緒なのに。
「異性間で性交して子どもを産み育てるのが生き物として正しい、他の生き物だってそうしている」理論だって端から意見突っぱねる気しかないんだなと思って嫌になる。あなた本当に人間なんですか?何のために理性を得て教育を受けているのだろうか。それに他の動物だって同性間で子育てするし性交だってする。それが人間に当てはまらないというのはちゃんちゃらおかしい理論ではないだろうか。
子どもを産まなくても育てられなくても社会と関われなくても、みんながみんな幸せになる権利がある。同性間の結婚やそれ以外の補助制度があれば生きやすくなる人が多くなるのにその補助をしない国って何なの?やっぱ人間のことをこども産む機械だと思ってる?
そんな国の言う健康で文化的な生活なんて信頼できないしクソくらえ、人間は進化してきたんだから人に合わせて生活しやすくなるように法律もアップデートしてほしい。男男同士、女女同士の連帯を補助すること、同性間の連帯やその人たちの存在を否定することは本来だれにもできないはずだ。
結婚したいわけじゃなくても、誰かと一緒にいたいという気持ちは尊重されるべきだよ。「結婚」制度が特別視されているせいで、社会の梯子から外されて変な目で見られて、一緒に暮らしているのに婚姻関係にないから病室には入れない、遺産も受け継げなければ、支え合って生きているのにも関わらずこんなのは家族の形ではない!と赤の他人から糾弾されるのはおかしいよね。勢いでムカついたこと書いたからまとまらなかった。読んでくれた人ありがとう。