2021-12-05

私は絵が好きだったが絵は私のことを好きではなかった

器用貧乏で、何やっても大成功はしないが、少成功らするタイプ

例えば動画投稿すれば半年くらいで収益ラインに達したし、

せどりによる副業もやっぱり半年本業の半分くらいの収益に達した。

 

合わせて月15万くらいか

1000万プレイヤーごろごろいる増田では鼻で笑われるだろうが、

底辺仕事の合間にやる副業としては失敗まではしてないと思う。

  

その他、ネットで調べれば出てくることなら、それを真似してそれなりにこなせる。

仕事上、やむを得ずプログラマーマネごとをしたこともある。

そりゃソースは見るに堪えないスパゲッティだがバグなく動くものは作れた。

 

何のエキスパートにもなれないが、最低限、あくまで最低限は取り繕える程度にはそれなりにこなせる。

それが自分生き方なのだろう。

 

ただ、絵だけは、絵を描くことだけは本当に全く、何の芽もない程に駄目だった。

絵は昔から好きだ。妄想体質であり、自分妄想を形にするのが好きだ。

しかし私が描くりんごナスになり、動物を描けばSAN値を削るクリーチャーになる。

絵の勉強に関してはプロについて習ったこともある。

デッサン教室、各種オンライン講座、対人・無人わず。本も大量に買った。

社会人になって使える金が増えて、トータルで5年200万は自己投資しただろう。

 

だが、しかし、全く、そう全く進歩がないのだ。

 

そこに存在しているものを写し取ると言う基本的作業ができない。

から情報をいれて、脳で理解して、手でアウトプットする。

どこかに重大なバグが潜んでいるのだろう。

冗談と思われるかも知れないが、同じ紙に印刷された円を、

同じサイズ、同じ形で隣に描くことすらままならなかった。

 

致命的なのは描いてる時には違和感を感じないのである

本人は完璧に写し取っているつもりなのだが、できあがってから重ねると、

重なるところがないくらいにまったく別の形になる。

 

思えば小学生でも図形を描く問題は壊滅していた。

とにかく、形を描くと言う一点において、才能がゼロなのだ

ヘタウマ画伯と呼ばれる独特のセンスの人たちは、

ある意味で才能がマイナスに振り切った結果、新たな価値を生み出しているが、

私の場合ゼロなので何の価値にもならないのも辛い。 

なんで真円を写し取ってるのに、できあがったものは角張った楕円なのか。

講師首をかしげるが、一番疑問なのは自分自身だった。

 

自分は一体何を見ているのか分からなくなる。

 

「絵を描くことだけが人生じゃないから」

 

本当にどうしようもない苦笑いしながら言った、その講師言葉は心をえぐった。

 

これからも、私は大成はせず、細かな少成功の積み重ねで生きていくのだろう。

しかし、ほんの少しでも絵でも少成功できる才能が欲しかった。

別にうまくなくてもいい。人なら人、犬なら犬と認識できるレベルの絵で良かったのだ。

 

しかし私にはその才能がなかった。

  • タコつぼ屋さんかな

  • 一行目から自虐風自慢で読む気が起きないんですが…最後のオチに持ってこられるよりよっぽど誠意を感じるけれど

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