タイトルがすべてなんだけど、『スマホの影響?映画に集中できない人続出「スマホOK映画館」待望論も』というNEWSポストセブンの記事とネットの反応について思ったこと。
俺は映画館(上映中)でスマホ使う観客については光害の観点からわりと不快感を覚える側の人間だ。しかし俺自身はスマホを使いたくなる局面がしばしばある。もちろんスマホは触らないぞ。
でもそれは映画館の内規に反するからしないというだけ。スマホを禁ずる内規が無かったとしても迷惑に感じる人がいるということは容易に想像できるから、やはり使わないと思う。
決して映画鑑賞における「お作法」とか美意識のようなものに基づいてスマホを使わないことにしているわけではない。
だからスマホを使うことを認める上映回を待望する声が存在することについては違和感は持たなかった。そりゃそういう奴は少なからず居るだろう、考えてもみろ。
会社組織においてさえ一対一の会話中にスマホをいじる人間は今では珍しくない。最近では東京オリンピックの開会式でも選手がスマホをいじってる光景が見られたはずよ。
野球場ではどうか?試合中に外野席でスマホをいじってる観客は当たり前のように見かける事だろう。みんなスマホが手放せないのだ。
ところが思った以上にスマホOK映画館を許せないという趣旨のコメントが見受けられたのよね。それも自分の中の強固な映画鑑賞像に基づいてるものが大半だと思う。
いや、君がそういう映画館に行かなければ良いだけの話だし需要が小さければサービスはすぐに廃れるだけなのだから何も文句をつけるような話ではないと思うんだけど、それにも関わらず文句を言うってことは「映画鑑賞とはこういうものだ」という勝手な美意識を振りかざしているだけの話でしかないよ。
スマホ禁止なのを廃止して全部スマホOKにしろという話ではなく、スマホOKの上映の場も作ってくれという話なのだから。盗撮という著作権上の懸念(これはわかる)はあるけど、ここがクリアできるならそういうサービスがあっても良いと俺は思う。
確かに上映中にスマホは野暮だという言い草はわからんでもない。こういう「野暮な光景」は昔からあった。
キャンプ場にゲーム&ウォッチやゲームボーイを持ち込む子供に批判的な大人は多かったはず。でも今、NintendoSwitchをキャンプ場や海水浴場に持ちこんで遊んでいる子供に「喝!」と言うおっさんが居たら、反発する奴もまた多いんじゃないか?俺は映画館も同じことだと思うぞ。
かつて映画館では喫煙することが当たり前だったらしい。これは俺の想像なのだが70年代に「禁煙の映画館も欲しい」なんて声が出たら今回と同じように「映画館に来るな!」と言われた時代なんじゃないだろうか。
でも現代の映画館における喫煙のガイドラインはご承知の通りである。時代によって映画鑑賞のあり方は変わってきたはずだし、変わっていくのだろう。
「すみ分けたい」という声にまで文句を言うのはいささか身勝手だ。嫌なら選択しない自由がある。誰も行かなきゃ廃止されるだけなんだから。
かつて「家族間のコミュニケーションが損なわれる」という理由でテレビを持ち込まない家庭があったことについてどう思うだろう?あるいは、デートの最中で双方がスマホをいじる光景を見てどう思うだろう?
俺は、どちらについても違和感を覚えないが、これに異を唱えるのはおっさんだと思ってる。そんなことに文句垂れるのは常々おっさんのやることだと思ってきた。こういう話なら理解できる若い奴は多いんじゃないか?スマホOK映画館なるものを待望する声に対して似たような了見で異議を唱える人は、アレになりつつあるぞ。あれになったらおしまいだ。そんだけ
あれに難癖付けてる奴は、映画館でスマホを使いたいと思ってる奴が少なくないことをうすうす感じてる奴だと思ってる。スマホOK上映が増えると自分の席が割を食うから潰しておきたい...
上映中にスマホ使われると迷惑だけど、元から「スマホ使っても良いよ」というフロアが出来ることは何も問題ないよ。そこに批判してる奴はさすがにおらんやろ
スマホ使っても良い映画館よりもパソコン使っても良い映画館が欲しい。充電ポートも欲しい あんま画面集中して映画見たくない。肝心な部分見逃してもそれはそいつの責任だし