2021-08-09

カウンセラーって何するのが仕事なの?

高校一年生の時、昼休み弁当食ってたら急に養護教諭に呼ばれて、特別教室の奥の方にある面談室みたいなところに連れてかれた

そのまま初めて見る知らんおばはん(50くらい)に引き渡されて、「一緒にお昼ご飯食べましょう」とか言われる。養護教諭は俺を置いてさっさと帰った。だれやこのおばはん。

最初はなんか「最近暑いわね~」みたいな世間話をしてたと思う

人見知りしない俺はのんきに「マジアツイっすね、地球破滅っすかね」みたいなアホ丸出しの受け答えをテキトーにしていた

おばはんが弁当食いながらさりげなく最近なんか困ったことある?」とか全然さりげなくない質問してきたときに、アホな俺はようやく気が付いたのである。これ、カウンセリング!!!

思い出すのはその一週間くらい前に書かされた「ストレスチェックシート」とかいう紙一枚。アホで素直な俺はばか正直に答えてしまったのであった。(思春期少年少女に悩みが無い方が不健全な気がするのは俺だけか?)

その時悩んでいたといえば担任教師との相性の悪さとかだったと思うが、そんなこと部外者のおばはんに言っても担任が変わるわけないし、なんも解決しないのになんで俺このおばはんと喋ってるんだろうとかずっと考えていた

おばはんは親身になって俺の話を聞く姿勢を見せてくれていたが、「人に悩みを相談する」ことに慣れていない俺はもうどうしたらこ地獄面談から抜け出せるかしか考えていなかった

人に弱みを見せることを恥ずかしいと思っちゃう時期だったので、自分のしょうもねー悩みなんか人に話したくなかったし、成長した今でもどうせ解決しないのに他人に話しても無駄だろと思っている(本当に重たい悩みをもったことがないからかもしれない)

もちろん悩みを話すことで気が軽くなる人もいるだろうが、カウンセラーってのは相手がどういうタイプか見極めないと仕事になんないんじゃねーのか?とそん時思った

実際その時の俺は担任についての悩みよりカウンセラーおばさんに悩みの吐露を期待される方がよっぽど辛かった。ストレス改善のためになんでストレス増やされなきゃならんのや

あと、身も蓋も無い話なんだけど、「あ、このひと仕事で俺の話聞きに来てるんだな」と思うと途端に話す気が失せる。元々話す気ないのに相手無償の優しさを求めるとかいスーパー甘ったれが顔を出してしまった。危ない危ない

カウンセリングってさ、自発的に行く人に対してはいいとおもうんだよ。人に話を聞いてほしい、って思う人が人の話を聞くプロのところに行くわけだから、双方納得の上でしょ

でもさ、逆張りでもなんでもなく俺みたいに他人相談事するのが苦手なタイプってそこらにいると思うワケ。え?いない?マジか…

まあもしいたら、そういう人を無理矢理カウンセリングに連れ出そうみたいなのはちょっと待ってくれよなって話。パチキチとかアル中は引き摺ってでも連れてけ。

社会人になってみれば相当ホワイトホワイトホワイト企業でもない限りはそうそ組織に心の健康状態を気にされる事もないけど(少なくとも無理やりカウンセリング受けさせられることはない)、今の学生って大人たちの「してやったぜ」のために色々付き合わされてるんだろうなって考えるとなんか息が詰まりそう

カウンセラーの人、お仕事からしょうがないとはいえ、「あ、こいつ見栄っ張り野郎だな」と感じたら、地球温暖化の話だけしてその子を帰してあげてください

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