アメリカのPTAはもちろん本場であるが、特に役員(ボード)の働きぶりはすごい。私も現在ちょっと関連しているのだけど、おまえら普段の仕事は大丈夫かと心配するレベル。でもこれはアメリカ人だからまさにボランティア精神があってのことなのかな、日本とはえらい違いだ、いやそもそも日本はボランティア精神薄いしな、とぼんやり思っていた。
そんな話を行きつけのカイロの先生としていたら、先生が目から鱗の情報をくれた。いや言われてみたらそりゃそうなんだけど。
アメリカは居住地で学区の格付けがあり、これがアメリカで家を探すときの最重要要因となる。私も見知らぬアメリカの土地に引っ越すときはnicheをくまなく見る。https://www.niche.com/?ref=k12
この格付けはもちろん治安もだが、これは「自分の家の値段」と連動する。
つまり、学校に貢献してその評判やパフォーマンスを上げることは、自分自身の資産価値の上昇に直結する。なのでPTAをがんばった分の自分への見返りがちゃんとある。ちなみにアメリカと日本の家の捉え方の違いはこちらなどで説明があるが
まあ要は日本に比べたら家の価値は全然下がらない。で、学区のレベルは治安にも連動するので。PTAを頑張れば治安向上にもつながる。
これは一つの意見でしかなく、もちろん真のボランティア精神でPTAに尽力するアメリカ人もいるかもしれない。ただ、この意見を聞くと、PTA活動で家の資産価値が上がるわけがないし、そもそも治安にそれほど気を配る必要の無い日本人が、PTAで頑張るモチベーションなどどこにもない、という説明もつく。
もちろんアメリカで学区で家の値段ひいては地区の格が決まるのはその通りなんだけど PTAは別に君がやらなくても大差はないのよ 外人の君にたまたま見えたのがそこなだけで アメリ...