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このブログ記事に、性虐待を受けた自分は負け犬だ、加害者になることもできないと絶望した男性サバイバーが、女性サバイバーをネットで中傷して回ったとある。
これって、「弱者男性」による女性差別、女叩きと同じじゃないか?
「俺は男に敵わない弱い男だ。女はズルい。伸び伸びと被害者ぶれてムカつく。だから女を攻撃してやる。どうだ俺は男だ女よりエラいんだ」という心理。
この人は自分が攻撃した女性サバイバーに親身になってもらって救われたが、私ならそうする気にはなれないしそうしろとは言えない。
「被害者ぶってんなよどうせ誘惑するような格好してたんだろ自業自得wwwwイケメンなら喜んでほいほい股を開くくせにwww殺されなかっただけ感謝しろ汚れたビッチま〜んwwww女はイージーwww」
これくらいの、いや、もっと下劣なセカンドレイプがネットには溢れている。
女性サバイバーは決して伸び伸びと気持ちよく被害者ぶってはいない。人生を、生活を、友人や家族やパートナーとの関係を、精神や身体を壊され、自責や恐怖に押し潰されながら、知って欲しくて必死に声を上げている。
その傷口にナイフを刺し、抉ってくるような加害者に「この人も苦しんでるかもしれないから親身になってあげよう」とは思わない。むしろ「なんで傷付けられた側がそこまでしなくちゃいけないのか」と思う。この人は原因を見つめて救われたが、他の人もそうとは限らない。
すももは「性被害なんて充分対処されてるしいいじゃないか。非モテを問題視しろ」と言っていた。男性サバイバーでもないのに女性性被害者に嫉妬しているのだ。