正直難しいこと分からんよ。
でもこの前家族で旅行いったときに女性専用車両に間違えて乗ったんだよね。
で、母親が気づいて「女性専用車両だった」とすぐ別に移ろうとすんの。
でも妹は「ふーん」みたいな態度で席から動かない。
「いや、女性専用車両だから移ろう…」って俺がいうんだけど「いーから」って。
そしたら俺どうしたらいいのか分からないんだよね。
母親は移動しようっつって、俺も移動したいのに、妹は移動する必要はないって意見別れちゃってるの。
確かに女性専用車両には交通局からのお願いであって強制力はないから、男が乗ってても法的に問題はない。
でもトラブルになるのは目に見えてるから頼むから移ろうってお願いした。
で、結局移動することになったんだけどそこで母親と妹が喧嘩し始めたの。
今思えば俺だけ移ればよかったかもしれないが母親が妹と対決するだけだから意味ないんだけど。
そりゃ俺の家族が変かもしれないけど、やっと座れるってときに男の俺がいただけで彼女らはゆっくりできなかったんだよね。
なんかその時になって初めて「あれ?これってもしかしておかしい事なんじゃないの?」ってそう思った。
俺は一生痴漢にならない自信あるし他の犯罪も犯さない自信があって生きてきてるけど、
どうやら男という性を持ってるだけで家族で好きな車両にいることさえ許されないらしい。
俺は好きで男に産まれてきたわけじゃないけど、別に男であることを恥じたことはない。
しかし無条件で男だから痴漢の可能性あるなと他者から社会から見られていることに結構な不快感をそのときに初めて覚えたんだよ。
今までは女性を守るために仕方ないよな、と思ってたし憤る人たちの理屈が分からなかった。
でも今なら分かるが、要するに「男性」性への尊厳の問題だったことが理解できた。
男性というだけで痴漢の可能性ありという言われなき偏見が存在する、その象徴こそが女性専用車両にあったんだ。
男性だって女性である母親に産んでもらって愛して育ててもらった立派な性なのに、なぜ男性というだけで危険視され隔離されなければならないのか。
痴漢対策をするのであれば、監視カメラの徹底や、150%を越えるような乗車率になる前に駅のホームで入場制限を行えば済む話である。
もし、それで運航ができなくなったのであればそれは鉄道会社が取り組み解決すべき問題と責任ではないのか。
なぜ利用客側がこのような扱いを受けなければならないのか。
渋滞を避けて電車に乗る人間にはもれなく痴漢するかもしれない性障害者としてJRや私鉄から見られているから?
長くなってしまった。
とにかく「俺らはただの家族なのになんでこの車両を追い出されなければならないのか」それは俺が男だから。
男尊女卑の時代では色んな理由をつけて女性はダメだと理屈をこねてきた。
少なくても楽しかった旅行にくだらない思いで1つを提供してくれた今の社会の風潮に少しでも変わってほしくてこの日記を書いてみた。
次に同じことが起きた時、俺がどうするべきかも考えなければならない。