知り合いが顔出しアイコンでやってるTwitterで甘酸っぱい恋愛Tweetをしていた。
元金持ちマダムでいまも悠々自適でバツイチで十代の子供がいる。
タイムラインは高価な買い物や旅行の話が一割、あとは恋愛アカウントの名言やら引き寄せやらソウルメイトやらで埋まっている。
惚れるのは仕方がない。いくつになっても恋愛はままならない。
でもいかにも脈がなさそうな十も二十も歳が離れた年下から惚れられていると言い張るいい年をした大人を見るといたたまれない気持ちになる。
あれ、なんでなん?
「どう考えても無理目な恋愛やのに本気になってもうた…」と頭抱えるのが筋じゃないん??
彼女の解釈によると相手は未熟さとか内気さとか何らかの養育的背景により、自分の本心に素直になれないらしい。
それでもう一年以上LINEの返信がないし、電話は留守電だし、会うのももちろん無理。
それで数日おばはんは浮かれていた。フォロワーからも祝福のリプライが届いていた。
跡が残るところを覗きに来るとは熱い想いを抑えきれない証拠という解釈である。
一年無視してきた相手のSNSをのぞくって怖いもの見たさ以外思い浮かばないんだが、このポジティブさはどこから???
こういうアラフィフおばはんをこれまで何人か見てきたんだが、見かけるととてもいたたまれない気分になる。
言い張っているのがおっさんのときは「アホか!キモいわ」と呆れ、軽蔑するがそれ以上悩むことはない。
おっさんは図々しく行動化して相手に接触しようとするから目につきやすく、批判も浴びやすい。
しかしおばはんの場合は相手からの誘いを待つので、はっきり断られたり周囲から批判されたり、現実をつきつけられたりすることが少ないようだ。
「素直になれない彼」「本心を隠す彼」を待っている系おばはんのステイタスは様々。
バツイチ子あり、既婚子なし、未婚といろいろいた。
しかしひとりも、ただのひとりも、外見的にイケてる女子はいなかった。
若いときにモテたとか、同世代から引く手あまたとかもなさそう。
それなのになぜか一回り前後年下の男から惚れられていると思いこむってどういうこと??
内心がどうあれ現実は片思いなわけだから惚れられない自分を顧みれば謙虚になっていいはずなんだが
「なぜはっきり告白したり交際を迫ったりしてこないのか」と自分の受け身な態度は棚に上げて相手の優柔不断さ(!)にイラついていることが多い。
「彼の本心をはっきりさせるには?」って避けられていて相手に彼女がいる時点ではっきりしとるやろ!
しかし自分の悩みはこういう思春期回帰型の女性が存在することではなく、こういう女性を見るとものすごくいたたまれない気分になることだ。
思春期回帰型おっさんも数多く目にしてきたが「キモい。以上、終わり」である。
うんち
女がかわいそう 仕方ないかもしれないけどその辺りも不公平を感じるよ 壮年になったからといって社会的に重責を負える状態に誰もがなれないのに 加齢した女というだけで責任ある立...
草