2019-07-20

京アニアンチのワイ、放火事件が思いの他堪える

京アニは好きじゃなかった

信者作画至上主義で他のアニメを貶すし、意識高い系で鼻についた

から放火で大変らしいと聞いただけの時は、これで京アニが失速したらウザい信者も懲りるかな、とか思ってしまった。すまない

でも火事映像を見て、死者が出ていること、さらに増えていることを知って肝が冷えていった

アンチだけど京アニクオリティは認めてる

あれだけのアニメーションを作るために、どれだけの労力と時間情熱が注がれてるかは想像できる。

アニメーター1人を一人前に育てるために、作品1つを仕上げるために、それを事業として会社経営していくためにどんな苦労があったか想像できる。

それが死者34人、スタジオ1つが全焼。犯人動機小説をパクられたから?

不条理非情で、失われたものを考えると目眩がする。

今まで費やされたもの、亡くなった社員達が築いてきた人生、磨き上げてきた才能と技術

そしてこれから作られるはずだったもの、それを世界中の人が見て感動して、感性に影響を受けて新たに生まれたかもしれない可能

宮崎駿だって最初は1人のアニメーターだった、未来巨匠を失ったかもしれないというのは誇張じゃない

それが何もかも全部、灰燼に帰してしまったのがやりきれない

京アニ会社理念は「人を大切にし、人づくりが作品作り」だった、らしい

京アニ社長が「なんのためにやってきたのか」と言っていた

人の心を打つ美しいものを創れば世の中を良くできる、そう思っていたと言いたげに

そういう理想みたいなのは、俺も思った頃があった。良い作品に触れて幸せになる人が増えれば、心が豊かになれば皆もっと優しくなれるだろうと

んなこたぁないと、どうしようもない奴らばかりで自分家族を守っていくだけで精一杯だと割り切ったつもりだった

でも火災現場を見て、理想善意も心無い人間に踏み躙られてしま現実の無情さを改めて突きつけられて、まいった、堪えた

俺もアニメ現実逃避してたんだろうな。ああい創作世界現実からは侵されない、色褪せない夢のようだと信じてたのが、真っ黒な焼け跡を見て覚めた

もう京アニアニメを昔と同じ気持ちでは見れない、という話も分かる

アニメ界の911なんて表現大袈裟だとは思わない。見慣れた景色が前と同じに見えない感覚911311の時と同じだ

こんなことがあっても社会日常は続くし、一番堪えてるアニメ業界人達も立ち止まらずに作り続けるしかないんだろうけど、ほんと、あんまりだろ・・・

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん