2019-01-04

外資系就職してよかったこ

大学生の子に聞かれたので、ここにも残しておく。誰かにまれたらいいな。

給料が高い

すごく良い。この給料をもらって日本で美味しいご飯を食べながら安全社会で生きていけるのは幸せ

単純に給料が高いだけでなく、毎年上がり続けている。

これがずっと続くわけじゃないのはわかっているけど、それでも毎年毎年10%から20%も上がり続けている。すごい。

ただ同じかちょっと多い額をもらってもマウンテンビュー周辺とかでは楽しく生きていける気がしないので、できれば日本で働き続けたい。

論理や専門知識大事にされる

自分経験した日本会社では手続きや誰が発言たか重要視された。

しかし今の会社では、言っていることややっていることの論理性や費用対効果問題解決手法として有効かどうかが重視される。

なにかミスがあったとき謝罪はもちろんしたりされたりするけど、再発防止に特にコストをかけている。

またその際、ミスが起こった原因を人と考えるのではなく、環境要因やポリシーツールの整備不足などだと考える。

こうなっているとミスも報告しやすいし、ミス以外のところでも心理的安全性が保証され、アイデアを言い出せないなんてことが起こりにくい。

他の国の人たちと働けること

このことは私の人生を変えたと思う。

大学生とき、私は隣国のことをウソつきでなんでもかんでも日本のせいにしたり、日本のもの自分たちが起源だと言いはったり、すぐカッとなるすごく嫌な奴らだと思っていた。

今思い返すと情けなくて恥ずかしくて辛くなる。でも本気でそう思っていた。私が嫌なやつだった。

今の会社に入って大きなプロジェクトに配属された後、様々な国の人たちと働いた。

ステレオタイプのようにビールと肉しか口にしないアイルランド人とか、皮肉大好きイギリス人会議中に合意がとれたら「よし、ゴールだ!」って言ってみんなにウインクするイタリア人とかがいた。(ちなみにこのイタリア人のウインクには同席していた日本人たちはざわめいた)

でも同時に、ものすごく人に気を遣うアメリカ人、ずっと仕事しているスペイン人政治的に危ない冗談を連発する中国人礼儀正しいのに人懐っこくていつもニコニコしている韓国人もいた。

この人たちと仕事をする中でたくさん話して人となりを知っていく中で、国籍とか関係なくみんなそれぞれ個性を持った一人の人なのだと思い至り、いつのまにか隣国に対する嫌悪感は消えていた。

別に韓国が好きなわけではない。ただ韓国出身と聞いても、その人の血液型や食の好みのようにその人を構成する一要素だと思えるようになった。

視野が狭く見たいものしか見えない私は、もし外資系会社就職せず他の国の人たちと密に働くという経験がなかったら、きっとこれを実感として思えるようはならなかったと思う。

他の人から見たら当たり前のことかもしれないけど、私はなかなか理解できなかったので外資系就職して本当によかったと思っています

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