2018-11-16

21世紀を代表することを標榜している会社退職した

年休を消化しているので書類上はまだだが、最終出社日を終えたので退職と言って良いと思う。

何故退職たか

端的に言えば、画一的差別的偏見だらけで利己的な文化に耐えられなくなった。

この会社はかかわり方によって色んな側面を見せる会社だと思う。

買収や新規事業積極的なこともあり、入社前は「良くも悪くも色んな人が居るだろう」という覚悟で約1年前に中途入社した。

入ってみて驚いたのは多様性を許さな空気だった。

まず社員は二種類に分けられる。新卒入社組と中途入社組だ。

中途組は何年居ても外様として扱われるし、新卒組はパターナリズム世界に組み込まれる。

従順で、年長者から呼び捨てにされているのが新卒組で、さん付けされているのが中途組だ。

それぞれ別の給料テーブルでそれぞれ別のキャリアが用意される。

日々の会話の端々で苦痛だったのはミソジニーというか女性軽視の風潮が強いところだ。

世間話の中で無意識セクハラが飛び交っている。

妊娠中の女性へのハラスメントも目に余るレベルだった。

何より恐ろしいのは、はた目にはその世界ヒエラルキーにおける最下層に位置づけられる新卒女性まで、それが当然の世界だと洗脳されていることだ。

偏見無意識に宿り、差別を行うのは普通の人たちだ。みなが同じ目標に向かい、画一化していく。

その流れに乗れない人間には正義の鉄槌が下るのだ。少なくともそこにいる人たちはそれが正義だと思っている。

入社直後に衝撃的だったのは、事業目標達成時に行われる社員旅行での所業だった。

曰く行く先々の旅館ホテルで暴れまわり、出禁を言い渡されるのが誇りなのだそうだ。(そして実際にほとんどの宿泊先で出禁を言い渡されているそうだ)

まさしく渋谷代表する所業と言える。

広告メディアゲームそれぞれで、スキル経験値や規模や技術のような意味で、日本最先端と言える人間が在籍していることは確かなのだろう。

彼らに日本最先端と言える倫理観があるのかは分からない。少なくとも私はそういった人々と直接深くは関われなかった。

何より自分の「あたりまえ」がこの会社からの影響を受けるのが恐ろしくなって辞めることにした。

恐ろしいのは彼ら個人個人は「普通の人」なのだ。それが会社の為、会社のみんなで、となるといともたやすく恐ろしい行動を起こすことができる。

そして無意識に、悪意無く、いともたやす差別を行える。

それは立ち止まって考える事を奪われているからなのか、私自身がナイーブすぎるのか、それは私には分からない。

負け犬の遠吠えに過ぎないのかもしれないが、

この会社文化が21世紀の日本文化にならないことを祈っている。

そして彼ら個人個人幸せ人生を送れる事も。

  • こういうそれらしい会社があることを匂わせる創作が最近多いんだよなあ。 業務内容くらい書けってんだ。

  • さいなんとかえいなんとかか でんなんとかつうなんとかかなー

記事への反応(ブックマークコメント)

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