2018-07-25

スプラトゥーン2は結局、微妙ゲームだった

スプラトゥーン2を1年間遊んだのだけど、しばらくはやらないことにした。

先日のアップデートで、お気に入りのブキになっていたデュアルスイーパーカスタムが大幅な弱体化をくらい、それですっかりと冷めてしまったのだ。

デマエはSで、Xを目指していたのだけど、もうどうでもいいやってなってしまった。

ともあれ一段落ついたので、ここいらでスプラトゥーン2についての感想を書いておく。

とにかく目立つ調整不足

スプラトゥーン1からの流れを受けて、色々と改変しているのだけど、全体的に調整不足が目立ち、プレイしていてストレスたまることが多かった。

まず、スペシャルを全て一新したのが裏目に出ていて、発売から1年がたっても、いまだに調整が続いている。

今はジェットパックというスペシャルが強く、これを装備したブキが主流になっている。

このスペシャルは最強→最弱→最強という扱いになっていて、振り幅が大きく、調整のぐだぐだっぷりを象徴するようなスペシャルなのだけど、スプラトゥーン2自体象徴しているのだとも言える。

ブキの調整にも不満あり

ブキの調整がかなりひどく、一部の強ブキは妙に優遇されており、批判が多くても微調整しかされない。

それなのに、他のブキはちょっと目立つとすぐに大幅な弱体化が入り、使い物にならないレベルにまでたたき落とされることもある。(金モデとか)

こちらも調整の振り幅が大きく、それに自分の好きなブキが該当してしまうと、すさまじくストレスたまる

以前もスクリューロッシャーというブキがお気に入りで使っていたのだけど、こちらも急激な弱体化をくらい、以後はまったくかえりみられない状態になっている。

今回のデュアルスイーパーカスタムも同じで、そのブキを気に入って使っているプレイヤーに対する配慮が、全く感じられない。

明らかに強すぎる部分があるから少し弱くしよう、というのはわかるのだけど、強ブキから一気に中堅くらいの位置にまで落とされると、使う気がなくなるし、プレイする意欲も減退する。

それで他のブキを使おうにも、立ち回りに慣れるまで時間がかかるし、慣れてもまたいつか弱体化されるのでは、という懸念があると、やる気になれない。

雑な調整が入るたびに、真面目にやりこむようなレベルゲームではないな、という印象が強まっていく。

ステージ微妙

後はステージ問題なのだけど、こちらはできが悪いのが多かった。

全てではないのだけれども、いくつかは絶対プレイしたくないレベルステージ存在している。

前作のものを改変して導入しているので、数だけは多いのだけど、もともとあった欠点ほとんど改善していないので、やりたくないステージが増えただけだった。

新規ステージは全体的に、やたらと段差の多いアスレチック的なステージが多く、裏取りがしやすくなっていて、いかに敵の意表をつくか、という不意打ち狙いのゲーム性が強まっている。

なのでいきなりキルされることが多く、これもストレスがたまりやすい要因になっている。

それに前作と比べると、やたらと塗れない壁や床が増え、イカ状態で移動ができない場所が多く、テンポが悪くなっている。

塗りさえすればどこにでもいけるのがこのゲームの魅力のはずだったのに、それが打ち消されてしまっている。

塗りゲーからキルゲーへ

スプラトゥーンの最大の特徴は、ステージを塗れば塗るほど有利な状況を作れる、というところにあったのだけど、2では自らその長所を潰しにきている。

塗って有利を作るよりも、キルをして有利を作る方が早いので、キルが優先となって塗りの価値が落ちた。

そして塗りを無視して突撃できるマニューバーというブキ種が登場したことによって、その傾向が加速されている。

キルゲーをやりたいのならFPSをやった方がいいし、スプラトゥーンに期待しているのは、個人的にはそういうゲーム性ではなかった。

2になってからゲームとしてのアイデンティティーを見失っているように感じられる。

ゲームとしての核は決して悪くないが

とまあ、たくさんの不満を述べたてたのだけど、サーモンランはそれほどストレスなく楽しめたし、ゲームとしての核は決して悪くない。

ただ、開発側がこのゲーム長所を見失っている様子なのが気になる。

これに関しては、スプラトゥーンe-sports対象にしたいという意向を持っているのではないか、と推測されている。

また、今回の調整不足はswitchの初年度に販売できるよう、経営からせかされての結果ではないか、という推測もなされている。

1からさほど間をおかずに2が出たので、果たして作り込めているのかどうか、発売前に不安視する声が上がっていたが、この危惧は的中していたようだ。

いずれにしても、1と比べると全体的にクオリティが下がっていると感じられた。

1の時と同じ新鮮さは望むべくもないが、2になってからゲームとしての質が下がっている、と感じられたのが残念だった。

点数をつけるなら、1は90点で、2は70点といったところだろうか。

参考にAmazonを見てみると、1が☆4.4で、2が☆3.5なので、世間評価もだいたい同じなようだ。

それでも、サーモンランばかりやっていたとは言え、1年間は遊んだわけで、総合的に見ればそこまで不満はないのだけど、3はもっとしっかりと作り込まれている様子が見受けられないと、買わないと思う。

もうすぐネットワーク有料化されるけど、このありさまなら、課金はしなくてもいいかな…という気分になっている。

いまの2の運営の様子を見ていると、今後に期待はできない。

  • まとめとして非常に真っ当で、 その通りだね、としか言うことがない(笑 とりあえず9月の有料化で、どう変わるかだな。

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