2018-05-03

わし、28歳、ホテル業。フロント

新卒カードなんて自分にはなく今の仕事に就き、思ったより自分に合ってて楽しくてその後転職も経て今に至る。

今になって、自分職業に大いに疑問を抱く。

特にスキル学歴もなく、何も考えずに応募したのが地元ホテルだった。

勤め始めた頃、この仕事は大いに魅力的だった。コミュ障でありながら仮面を被れば客とにこやかに接することが出来て、そんな自分自分じゃないみたいですごくたのしかった。

フリーターだった自分は、これを活かすしかないと別のホテル正社員として就職した。

そこで待っていたのは、20時間連続勤務に、客からの人を人と思わない物言い、それでいて月の手取りは15万。

「人にできないことをできる」ことが金になるのだという意識は当時22歳の頃からあって、極端な話サービス業は「人が我慢出来ないことを我慢できる」ことが職能なのか、と思って耐えてきた。

それでも、普段仕事取引先とのやり取りをこなしてるようなサラリーマンが平然とNoShowしたり、あまつさえ「予約メールなんて見てねえよ」と逆ギレされ、結局キャンセルチャージなんて払ってもらえない。本当にもう疲れた

パッと見では標準的サラリーマンであり、誰かの夫であり、誰かの父である。そんな人間がとても道理の通らないことを言ってる日本人人間性に疲れた

話を戻して、ホテル業界の話をしたい。

ホテルは維持費がかかる。建てるのは一瞬だが、築30年の不動産賃貸を誰もが忌避するように、内装は新しく、清潔感あるようにしなければ客はつかない。

そのためには会社は稼働や客室単価が良くてもそれが給与に反映されることはなく、来る東京五輪で最大のパフォーマンスを出すことしか考えない。

サービス業(ましてやホテル業なんて)の本質って人なのに、それをおろそかにして容れ物だけきれいにしてもまるで意味はないよね(ハハッワロス

結局、所謂ホテルマン」なんてのは、専門学校生大学生大学生ならもっとほかの道があるだろう)を惑わすための魔法ワードで、そこに夢なんか存在しない。

いわゆる御三家勤めの知り合いも、給与休日高卒クズ自分と五十歩百歩だ。

年間休日100日で年収はやっと300万。そんな世界

その割に「日本ならではのおもてなし」とか「ホスピタリティ」とか言って奴隷のように使役されるだけ。

増田おっさんしか居ないだろうが、もしこれを見てる若者がいるなら、悪いことは言わないかホテル業だけはやめとけ。

何より、自分人間扱いされたいと思うならやめておけ。

これは上司パワハラよりも恒常的なものだし、いくら耐性があっても人間性を見失ったら人はそこで前に進めなくなるぞ。

  • それなりに格の高いホテルでもそうなんかね?

  • え?キャンセル料って無視したら払わなくていいの? まじかよーー

    • 業界の通例として、旅行代理店でもない限りは個人にはキャンセル料は請求しないのが通例になってます。 もしあれなら、「身内の不幸で」や、時期によっては「インフルエンザになり...

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