私は良く友人と話す
「結婚はしない」
では、私の20年後には何がある、40年後には何があるのか
老いと病のその先、あらゆる蓄えが尽き、心を許した友人も尊厳も自由も消え去り
絶望と孤独と不自由が魂を冒すその日になり、私は何が持てるのだろうか
私は、世界とは仲良くできない人だ
社会のレールにはうまく乗れず、どこか「失敗し続けてきた」ような感覚を抱いてきた
産んでくれなどと望んたつもりなどない、自分の生を肯定できたことなどない
「自分の生のありのまま」ではなく、自分の人生を再定義して肯定する事しかできなかった
その再定義の中では、異性の存在は私にとっては絶望と諦念の象徴でしかない
私の我儘に他人を付き合わせたくはないし、付き合うような人間などいないし、したがってそのような存在を作ることにうんざりする
しかし同時に、それを満たすような他者の存在を求めることもある
「愛して欲しい」「この薄汚い何もかもを許して欲しい」「許容し、肯定して欲しい」
「一人にして欲しい」「孤独を肯定して欲しい」「しかし同時にどこにも行かないで欲しい」
「浮気を許して欲しい」「許さないで欲しい、ありったけの憎悪で叩き潰して欲しい」
「浮気をしないで欲しい、自分のことだけを見て欲しい」「自分自身の人生を歩んで欲しい、自立した人間でいて欲しい」「浮気をしてこんな自分のことなんか見捨てて欲しい、無価値さを思い知らせて欲しい」
「都合の良い存在でいて欲しい」「一個の人格を持った人間でいて欲しい」
「徹底的に詰って欲しい、自分の存在価値なんてないんだと思わせて欲しい」「甘やかして欲しい、全肯定して欲しい」
「それでも、自分が許されるような、全てが叶うような想像ができない」
「どこかに、全てが許されるような、そんな妄想を止める事ができない」
「もし実在したとしても、それは私に与えられる筈がない」
「もし実在したとしても、それは私には相応しくない筈だ」
「私を愛すものは、この世には存在しない、存在してはいけない、存在しないで欲しい」という呪いを、自分自身に掛け続ける
行き着く先は矛盾に満ちた孤独な生活か、妥協と惰性を基盤とした他者を犠牲にした自己満足な生活である
前者の典型が独居老人であり、後者の典型が「無関心な父と過干渉な母」というこの世の地獄の母胎である
私は、私の遺伝子を根絶やしにしたい気分になることがある
このクズの遺伝子が、罷り間違って後世に残るようになってしまうこと程、罪深いことはないと思うのだ
私の子供が、この世に“理不尽に産み落とされ”地獄に落とされるのを赦してはならない
私の汚濁のような欲望のために、不幸な人間をこの世に生産してはならない
「生まれたことが間違いだった」と思うような人生を送らせる訳にはいかない
私の中の対人親密性は、私を人と結合させようと日夜血みどろの活動を続ける
私は物を書き、オナニーをし、友人と語り、その欲望が枯れ果てるのを待つしかないのだ
例え何があっても、自分が油断しないように
何より私を苦しめるのは、その正当性に自分自身で疑問符が付けられてしまう、その夜だ
このような時、自分のあらゆる醜さがその苦痛を慰めることとなる
ああ、私の全ての欠陥が“異性を諦めるに足る理由”となって、諦観の海に私を呼び戻してくれるのだ
ああ、くたばれ霊長類
やかましいわ 死んどけ自意識過剰野郎
以前の記事で書いた事が自分にも体験された、今日だった 満員電車で、異性と(不可抗力で)触れ合ったというだけであったけれど たったそれだけで、自分にとっては大きな気づきだった ...
今更ながら、これに追記 というより、まさか赤卵が同じことを考えていたとは思わなかったという発見 http://grndsrbt.blog52.fc2.com/blog-entry-85.html
◯◯してほしいはわかったけど逆に誰かを愛したい、許したい、受け入れたいと思ったことはないんだな これは誰とも関わらないが吉
追記 https://anond.hatelabo.jp/20220224213544 ◯◯してほしいはわかったけど逆に誰かを愛したい、許したい、受け入れたいと思ったことはないんだな これは誰とも関わらないが吉 https://anond.ha...
https://anond.hatelabo.jp/20170828205222 あれから5年だ 滑るように時が経った 結局のところ、どんなに人と触れ合っても何の意味もなかった 本当の意味で他人に興味を持つことができなかった ...
5年経っても何も変わらないってすごいね
男性なの?
本当に他人に冷めてる人って他者からの評価は気にならないと思うんですよ。どうでもいいから。 自分がどう思われてるか気になる、否定されたくないっていうのは(自分をプラスに評...
自分にしか興味がないと言うけど、本当のところは他者との比較の中で、本当は価値がない自分を発見してしまうのが怖いのかもなー。
高藤仙道をおやりなさい。
文章が上手くて教養がありそうな感じがいいなぁ、と思うけど 自分にはこんな文才ないや
はぇ~(はなほじ)
少なくとも俺には5年前の記事よりこの記事のほうが俺には刺さった。少し鳥肌が立つ程度に 5年前と比べて文章力が上がってんのかどうかは知らんがこの記事のほうが面白かった 共感...
でもこういう人(男性に多い)って自分自身の一部である体にもさほど興味ないんだよね 健康診断でDでても医者にいかなかったり なにたべてもまずくなっても医者にいかなかったり ...
気持ちはとても分かる。 俺は同じ状況から「どこにも行けない自分のような人でさえ生きていけてしまうこの世界は、もしかしたら素晴らしいのかもしれない」と少し思うようになって...
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――それは、ブラックホールの誕生に似ている。 星は自分の重力のあまりの強さに その身をつぶしてしまう だが、広い宇宙の中では たいしたことではない ――戸田誠二「しあ...
友人の話を聞くのが苦痛だ こんな自分を輪の中に入れてくれる稀有な相手だというのに、その話を聞くのが苦痛で仕方がない 友人が話すことに、まったく共感できない 「あっそ、それ...
かんがえすぎちゃうか? んなもん、しぬときにかんがえたらええことやん
今が辛いんだから、そんなことを言われてもしょうがない 思考停止できるほど器用にできているなら、そもそもがこんなに苦しまない
はやく回路を組み変えるんだ!
組み替えられるんなら、こんなに幸せなことはない もっとささやかで安全な事で報酬系が満たせるようになるのなら、この世の不幸は全てなくなる 依存症や人間関係で悩む人間もいなく...