2017-07-31

湯〜園地が成功した本当の理由

湯〜園地に行ってきた。

新聞テレビネットニュース、多くのメディアが取り上げ、初日には指原莉乃も来園。

収支の部分はわからないが、動画再生されたら実現→再生されたので本当にやります地元さびれた遊園地活用して実現しました、というストーリーはもちろん、露出・評判ともに素晴らしく、大成功といっていいと思う。

実際、行ってみてとても楽しかった。

アトラクションは古い遊園地のそのままだけど、ちょっとの工夫で「湯〜園地」ナイズドされていたし、

1000人規模のボランティアスタッフはおじさんもおばさんもいて、めちゃくちゃに親切だった。接客に慣れていない人も多かったけれど、とにかく楽しんでもらおうという気概であふれていた。

薬剤師会の腕章をつけた人たちが経口補水液を沢山配っていて、熱中症予防につとめているのが伺えるし、

のんのアナウンスDJがかける懐メロが心地よかった。

そもそも別府コンテンツ力、コンテンツを活かす発想力、発想をかたちにする実現力、すべてが備わった地域活性の手本となる好例だったと思う。

別府市長の自治体を動かす力は知らないけれど、彼自身キャラクターも素敵だった。





でも、湯〜園地が成功した理由はやはり、クラウドファンディング支援した人、事前に公式サイトで購入した人だけが入園できる仕組みだったからではないだろうか。

これから書くことは私の偏見だし、決して自分SNSでは書けないようなことだが、はっきりと感じたことなので残しておきたい。


先ほど私が書いた「成功した理由」とは、報道ソーシャルポジティブな反応がほとんどで、来場者の満足度が高い理由を指す。つまり開催中にうまくいった要因である

こういったイベントは、大々的に開催が報道されることで、興味を持ち始める層がいる。

イベントを開催するまでのストーリー努力を知っている事前購入者とは情報格差がある。思い入れ支援の想いが違う。

端的に言えば、前者は往々にして民度が低いんだろうと私は考えた。

湯〜園地の中はゴミなんて全く落ちていなかったし、ボランティアスタッフいちゃもんを付ける客や、トラブルを起こすような客、列をきちんと守れない客がどこにもいなかった。

頭の悪そうな人はおらず、理解のある人ばかりだったと思う。

スタッフオペレーションが悪いだの、待ち時間が長すぎるだの、衛生面が気になるだの、MAPがわかりにくいだの、別府駅-ラクテンチ間の誘導がよくないだの、悪いことを言おうと思えばいくらでも言える。


でも事前購入者は、どれだけ別府市民ががんばって、工夫を凝らしてくれたものだかはよくわかる。

ちょっと至らなくても、かなりの手づくりでも、ただただ実現したことに驚くし、嬉しいし、なんだって目をつぶれるのだ。

当日券を求めるような層は、他の遊園地と同じようなスムーズ対応、洗練されたおもてなしを求めるのではないだろうか。

クラウドファンディングを触ったこともないようなリテラシーの低い層は、正直なところ民度も低いのではないか

これは、湯〜園地に行き、来場者のあまり民度の高さに驚いたのでそういったことを考えた。


秩序を保つには受け入れる人間の選定も大事だ。

そういった狙いが別府側にあったかからないが、成功の背景にはそんな要因もあると思う。

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