日本のITの中でもSI業界はほぼ常駐派遣という奴隷制度で成り立っているのは有名な話である。
私もその奴隷の一匹としてこき使われていた。
SI業界はご存知の通りゼネコンなので、私は一次請け企業の社員として常駐していた。
一次請けだったから私は運が良かったが、最高で五次請けの人とあったことがある。
私が在籍していた一次請け企業をA社としよう。
A社は社員数10人程度の中小企業で、社内開発は一切しておらず全ての技術者はSI企業へ常駐させられていた。
その為、会社のオフィスは無く全ての社員は人身売買でSI企業に売られる奴隷だった。
そしてA社はB社という協力会社という名目の兼業奴隷商人がおり、B社の社員がA社の社員と嘘を付きSI企業にA社の社員として潜入することは日常茶飯事だった。
当然の如くA社はB社に仕事を流すため、単価の20%をピンハネして流す。(悪徳企業はもっとヤバイ)
例えばSI企業がA社に100万で仕事を流す、A社は20%ピンハネするため80万でB社に仕事を流すという流れだ。
実際の単価はSE単価とプログラマ単価と別れており、SE単価が70万程度、プログラマ単価が50万程度が相場のような気がする。
SE単価が70万でA社に投げられた仕事をB社が作業すると、B社はA社から56万で受注していることになる。
正社員を1人雇用すると実際の給料の倍の経費がかかるらしいという話を聞いたことがあるが、この法則でB社の受注単価だと25万以上は給料を出せないということになる。
プログラマ単価の場合、もう生活できる給料は保証されない。(都内の場合)
当時の私の単価の話をすると、SI企業からA社に支払われる私の単価は67万だった。
私はA社で最初は正社員で働いていたが、途中からフリーランスに契約を変更した。
正社員の給料は総支給26万(茄子無し)、フリーランス契約での支給額は50万だった。
(現場、仕事内容は変わっていない 仕事内容にしては給料安い)
これが二次請け三次請けならもっと少ないため、エンジニアやめるレベルである。
私が常駐していたSI企業は二次請け社員までと商流制限をしていたが、保険証等を確認することはしていなかったため全く意味をなしていない。
3. 茄子が無い。(払えない)
4. 退職金とか美味しいの?(商流深い場合積み立てる余裕とか無い)
5. 派遣の認可番号とか書いてある
## まとめ
SIに入るのであれば、ピラミッドの頂点の企業に就職すべきであるが、管理のみをやっているため実際の物を作ることができるのは30歳くらいまででそれ以上になるとプログラムなんて書かない。