3年勤めてる会社がついに上場した。でも私自身はその上場した会社を派遣元とする派遣社員だからか30でフルタイム勤務してても手取り20万行かない。ちょっと誇らしさを感じたのは勘違いだったかも知れない。人材派遣事業での上場企業は悪名高い御用学者を抱えたパソナなんかもあるし、前に他で派遣社員してた時はもっともっと安かったので一般的に大きい派遣会社でも低止まりしがちなのだろうとは思う。
給与はまだピンキリだから一考の余地があるのかもしれないけど、派遣って勤務形態に色々辛みを感じてきている。メリットと言ったら登録型派遣よりは安定した形態なのと、サビ残が発生しにくい、というか自分が頑迷なので勤怠は絶対に事実しか書かないでも通ってる事か。たまに後輩や同僚が進捗ダメな時に勤怠に嘘書いてる話聞くと戦慄する。だって全員時給制だよ?
ただ、今年齢的にそれなりの質の仕事を求められる割に給与や待遇が全然、全っ然見合わないのでもう転職しないと駄目かもなぁ。派遣先の欲しい出力が得られなかったら派遣元と派遣先両方からやんわりと「もっとこうしようか」と指摘される訳よ。正社員だったら同じ会社の上司からお説教されてそっち一本をきっちり聞いて動けばいいじゃない。ちょっとずつ違う言い方で同じ事を二回言われて、業務連絡もたまに派遣元から来るのと現場のと両方見てなきゃいけない。二重生活っぽさが出てくるのも今のつらみの一部。
今の会社入ってエンジニア歴を開始できたからそこについて会社の人と会社自体への感謝はあるんだけどさ。同じ経験年数でも複数の職場を転々としてるのと、同じ職場に留まってるんじゃ前者には身につかないスキルもあるでしょ? 「自分で仕事のケツから逆算して動く」みたいなのが自分は特に苦手みたいで、今もそれが出来てなくて仕事が大幅に遅れたから来週末の退勤後に帰社して詰められる予定。いつも「契約切られるかな…」とか心配してる分も絶対能率落ちてる。正社員だったこと無いから「首になるかな…」とか通常心配する物なのか分からないけど。
契約切られるのが決まるたびに派遣先退勤後とか半休で新しい現場候補へ幾つか面談行ってさ。「自分でも勉強してる意欲あるエンジニアです」って頑張ってアピールしてる時間分で生まれるメリットもきっとあるのだと思う。彼氏彼女に会いにいくなり、仕事終えて帰って翌日に備えることで生まれる余裕を持てればその方が良いはず。
そもそも派遣先に対して派遣社員の採用面接をすること自体が実は違法行為で、「面接」でない事にすれば通ってしまってるというグレーな業界慣習だったりする。何故私は違法な業務に従事してMPすり減らしてる? 違法行為無しに成り立たない勤務形態とは何? 私は殺し屋か何かか? デューク東郷か? ついでに最初の方は面談行く時の現場歴に下駄を履かされてた。本当の内容で出そうと営業の人へ押し切れなくて、後から派遣先でそこを詰められたりもした。超辛い。それなら最初から本当の内容書いて落とされるべきだ。詰められながら派遣される位なら待機でいい。