無論、5年前の震災のせいだ。中通りに住んでいたので大事には至らなかった(それでも死んだと思った)が、テレビで見た津波の映像には流石にヘタった。
その日から現在に至るまで、原発も含め様々なニュースがひっきりなし。
当然、その日を題材にドキュメンタリーも多く制作された。地震のメカニズムやその日とった行動だったり、ただ単に原発に近づいてみたものだったりと多岐にわたる。
その中で、今でも色濃く覚えているドキュメンタリーがある。が、肝心のタイトルがスッポリ抜けてしまい、
津波によって破壊された砂浜に、新たな堤防を作る。それに待ったをかける人の話だ。
堤防工事に反対などどうかしてる、と思っていたが、なるほどと唸らせる理由があった。
覚えている範囲ではあるけど、その内容を書いていこうと思う。
「それ」を見たのは多分2012年の夏。大学の夏休み、午前11時ぐらい。
堤防工事に対する住民説明会にて、一人、工事に反対する男性がいた。
当然、反対しているのは彼だけだ。大怪我をしても絆創膏すら貼らないのと一緒だ。なのに反対を申し出た。
理由が2つあったのを覚えている。
理由は忘れてしまったが、堤防を作ることで将来そこに砂浜を失うことになる。
北海道(室蘭~苫小牧あたり?)で作られた堤防が紹介されていた。
実際、さらさらとした砂がなくなり、岩だらけになっていた。海で遊ぶ人もいない。
道民の人は言う。「自分達が子供のころは海で遊ぶこともあったが、今ではその文化も失われてしまった」と。
しかし奪っていっただけではない。津波の被害にあった場所に、干潟が生まれ、新たな生命が息吹いていた。
失ったものがあるのも事実だ。しかし、生まれたものがあるのも事実だった。
もしそこに安直に堤防を作ってしまったら?文化は無くなり、誕生した生物もなかったことになってしまう。
そのような想いで勝ち目のない戦いを挑んでいた。ほかの住民や業者からは「いい加減にしろ」「もう決まったことだ」のような声も飛んでいた。
それでも彼は最後まで異を唱えていた。
盲目的になるし、そこに堤防がある、という安心感が欲しいからだ。
その時もっとちゃんと新聞のテレビ欄とか見ておくんだった。直接その人に会いに行くべきだった。
最近になってオンデマンドでも調べたが、そもそも震災に関する番組自体多いこと・検索キーワードがうまく出てこないこと・実際の番組放映時期が定かではないことで諦めた。
ググっても上記番組のことは出てこず...(検索が下手クソなだけか)
気になる。 誰かタイトルが分かる人はいないのか?
http://anond.hatelabo.jp/20160301222437 まさか30代で恋をするとは思わなかった よい。 http://anond.hatelabo.jp/20160301194406 正しい失恋の仕方がわからない 夢は所詮夢なので、あまり気にしないほう...