2015-05-14

すこし長くなるので、長文にがてな人は無視してくれ。




http://anond.hatelabo.jp/20150513013343

感情的なのは勝手なんだけど、

いろいろ誤解を与えそうなんだよねー、これだと。

文学なんて、人生に毒でしかないんだよ。

マーガリンをギトギトに塗りたくったトーストだよ。

ポテチバリバリ食いながら飲むコーラだよ。

トランス脂肪酸で食べるプラスチック保存料で死んだ後も体が腐らなくなるんだよ!



これだと、「二郎文学」でいいんだよね。

俺もちびっと文学かじってたんだけど、たとえば、

太宰が好きだーっつってるピースの又吉にやきもきする程度には。

あれはヤク中で人生ダメにして人を道連れに自殺しただけの人だから

文学が毒である、ということに口を挟むつもりはない。

そして一部の人間の人生にとっての毒である、ということにも。

だがね、毒はときとして薬となることに言及しないと。

文学摂取して毒にかかって心身を崩す人は、文学に向いてないんだよ。

文学摂取して薬として癒しを感じる人は、おそらく文学に向いている。

まずラノベ文学であることに異論はない。

増田文学であることにも。

だけどそれはね、感動があるからではないのさ。

単に「文字で表現されてるから」という無機的な理由からだよ。

文学芸術のいち分野である

そしてその特質は、「文章」つまり「文字」での表現であることにのみある。

それは音楽音階、もとい空気振動という程度の意味での

から構成されるものであるのと同様に。

また絵画イラストが、非言語的な図形や色から構成されるものであるように。

まずこうした無機的な、芸術というものの分類がある。

ここでの芸術とは、単に「表現」くらいの意味だ。

絵画は、図形や色による表現

音楽は、音による表現

そして、文学は、文字による表現

から増田文学だし、

2ch文学だし、

Twitter文学だし、

まとめブログ文学だし、

Naverまとめ文学だし、

当然のようにラノベなんてのは文学なのだ

こんなことは、大言壮語するまでのことじゃない。

教科書をちゃんとそれなりに読んできてれば、わりとわかる。

だがね、こうした芸術従事しようとするなら、

たぶんはファッションとして芸術を楽しむ人を責めちゃいけない。

それは芸術が人を選ぶんじゃなく、

「俺のほうが芸術を、文学をわかってるんだ!」と自分を慰めてるにすぎない。

太宰の言葉を借りれば、

(それは世間が、ゆるさない)

世間じゃない。あなたが、ゆるさないのでしょう?)

(そんな事をすると、世間からひどいめに逢うぞ)

世間じゃない。あなたでしょう?)

というものだ。

あえて言葉を重ねるなら、

それは「情けは人のためならず」のような、

またマイナースポーツTV放送される際に

一部のファンたちが「どんな扱いでも映してくれるだけありがたい」

と思うような、へりくだった感謝からでは、ない。

どんなに些細でも、芸術が、

文学が、音楽が、絵画が、

鑑賞者にとって一滴でも輝きを残すなら、

それが芸術存在意義なのだから

そして愚かにも、これは元増田がすでにいっていることだ。

文学は時空を超えて俺たちの心に突き刺さる何かを運んでくる。

これ以外に余計なこと書いてなけりゃ、俺がちんたら書く必要もたぶんなかった。

ただ空しいのは、

ふざけんなよまじで分かってねえゴミ共が愚昧な大衆どもめ粛清必要だぶっころすぞアクシズ降ってこいや

文学読書のことを教養を身につけるための苦行ぐらいに思ってる、良識派気取りどもが親の仇より憎い。 

臭い文章、固い文章文学だと思っている奴は死ね

読書で為になる何かを学べると思ってる奴も死ね

という喚きだ。

ちゃんとしろよ。

ちゃんと呪えよ。

ちゃんと呪い殺せよ。

なんだよ、死ねって。

なんだよ、その陳腐言葉

増田文学なんだろ。

お前の全身全霊の一撃はそんなもんか。

ほんとうに心に傷おわせる自負あんのか。

せいいっぱい表現して後悔する覚悟あんのか。

毒にも薬にもなんねえよ。

深呼吸

死は、多く、人を狂わせるような恐怖であるとともに、

一部の人にとっては救いたりえるように、

文学は毒であり、薬たりえる。

それを限定して処方するのは、ですぎたまねだとは思いませんかね。

記事への反応 -
  • ふざけんなよまじで分かってねえゴミ共が愚昧な大衆どもめ粛清が必要だぶっころすぞアクシズ降ってこいや 文学や読書のことを教養を身につけるための苦行ぐらいに思ってる、良識...

    • すこし長くなるので、長文にがてな人は無視してくれ。 http://anond.hatelabo.jp/20150513013343 感情的なのは勝手なんだけど、 いろいろ誤解を与えそうなんだよねー、これだと。 文学な...

    • だから、表現技術の良し悪しなんて関係ない。 お、おう。 ヒトの心には何か純粋な物が含まれていて、その片鱗を見せてくれるのが文学なんだよ。 つまり表現として、 人の心にあ...

      • そういうレベルの話じゃねーんだよ! 「子供に読書させるなら純文学を」 とかなんとか言ってるアホウの話だよ! 読んで何も心が動かない文章からなる作品は、何であれ駄作だよ。 け...

        • お前って頭も悪いけどすごく失礼な奴だな。そういう振る舞いだからラノベ好きはカスだって思われるんだよ。 「文学」っていうのはお前が定義できるものじゃないし、他の小説も知ら...

        • 読んで何も心が動かない文章からなる作品は、何であれ駄作だよ。 なんだ、ならラノベって駄作じゃん。

        • そういう話するなら、自分が「心を動かされた」作品名上げていかないと駄目っしょ。 自分のをベストテン(順位はつけられない)晒すと ・金子光晴『マレー蘭印紀行』 ・富士正晴『...

        • すばらしいな。 何百年経っても、ヒトの心には何か純粋な物が含まれていて、その片鱗を見せてくれるのが文学なんだよ。 だから、表現技術の良し悪しなんて関係ない。 媒体も...

    • 「ラノベ読みの無理やりな擁護だ」とか「いやラノベ嫌いの皮肉だろ」とか言われてるけど、この増田って文学に対する理想をこじらせてるだけだよな。

    • 文学って言うからには一応学問だからなあ。まともに理解するには大卒・院卒の知性が必要な程度には奥が深いんじゃね、歴史もあるし。 心が動けば何でもいいんじゃなく、子供の落書...

    • さっきクローズした「村上さんのところ」2月10日掲載分で村上春樹氏が 娯楽小説でないというのは、言い換えれば、作者が読者に対してある種の、ある程度の努力を要求することだろ...

      • ラノベが読者に要求するのは、咀嚼力じゃなくて、お約束のコンテクスト。 何がお約束であって、何がお約束から外れているかが分かるか。その知識の質と量を問われている。 ま、SF...

      • 咀嚼を要求するかどうかではなくて、娯楽小説なら読者が咀嚼できるようにする努力義務があるが、娯楽小説でなければ読者が咀嚼できなくても知ったこっちゃない、という違い。

      • 村上春樹は『海辺のカフカ』と『ノルウェイの森』しか読んでないけど、咀嚼力が必要とは思えん。 とりあえず射精しておけば哲学的な物語っぽくなるというノウハウは学べたけれど。 ...

    • これを書いた増田だが、ただ殴り書いただけなのにちょっと反響があってしまって責任を感じている。 http://anond.hatelabo.jp/20150513013343 だから今回はちゃんと俺の言いたいことが伝わる...

      • 前回の何かわからないけど吠えてる感じの貴方は個人的に好きだったが、なんか他作品の話とかうんちくたれだして幻滅~。 「パンクは魂だ!」って言ってたやつが音楽理論語り始める...

      • まさか、スタバでMac広げるノリで、ファッション感覚で分かりもしない純文学読んでる奴なんていないよな? 世の中には少しはそんな奴いるんだろうけど、こんな所でまで文学にあ...

      • スレイヤーズを無かったことにしてないあたりは そのへんのキモオタより評価できるわ

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