「男なんてにこにこ笑ってすごーいって言っときゃいいんですよ。
そしたら喜んで財布開いてくれますよ」
まじすげえ。
色白で細身、胸のあたりまで伸ばしたこげ茶のサラサラストレートヘア。
2ちゃんでビッチと叩かれるようなモデルやタレント・読モをこよなく愛し、
短絡的・刹那的とディスられることも多いが、彼女のようなタイプは喪女よりも生存力が高いと思う。
どういう意味か?
もーこれに関しちゃわしら喪女なんて足元にも及ばない。
そもそも、男性を探すときは、外見は勿論、年収・職種・会社ブランドなどをしっかりと吟味する。
それらの甲斐があり、もうざぶざぶと言う勢いで大量の男が彼女の網に引っ掛かる。
まるで投網状態。たいりょーたいりょー。
わしが1匹イワシが連れたって喜んでいる隣で彼女は投網漁。
おみそれしますた。
おとなしそうな笑顔の裏で必死で頭をフル回転させながら、獲物の真価を見定める。
そうやって雑魚をふるい落としながら残った高級魚を何匹かお皿の上に乗せて鑑定しながら
選別を繰り返しゴールを目指すというわけだ。
そういわゆるおもてなし。
「相手が良いかどうか見極めるためにいっぱい質問するんです。
相手も聞いてもらえて喜ぶし一石二鳥でしょ?
それに相手の話聞くことで価値観わかって話合わせやすいんですよ」
「え?彼女もしかして俺に興味ある?俺の話聞きたがってるし楽しそう」
そう思わせたら勝ちで、大抵2回目に繋がるそうだ。
そこから繋がる2回目で財布からお金を出したことはほとんどないらしい。
ビバすいーつじょし。
次のコンパで使おう、と思いながらコンパに行かなくなって早数年。
理由は喪女だから外の世界めんどくさいってのと、所謂交際相手ができたからだ。
今までの話をひっくり返すようで申し訳ないが、
彼女に教えてもらった数々のテクニックは活用しないまま出会い、交際に至った。
彼女の手元には高級魚がいまだわんさかといる。
タイ・タイ・ヒラメ・フグ・のどぐろなんて状態で一つになかなか絞り込めない。
彼女自身にとってのオンリーワンに出会えれば、きっとすぐに決まるんだと思う。
努力家で素敵な彼女が、素敵なオンリーワンを見つけられますように。
私は彼女の腹黒さを隠さないところや、努力家で美人なところ、女子らしいところが大好きなので、
そりゃ猛禽と言われてるタイプでは
自分でやれ
隠さんのやったら腹黒じゃないじゃん
彼女は男性の話を本当にうれしそうに聞く。 心の中ではツマンネって思ってても絶対に表には出さない。 こういう、計算高い女が、内心はバカにしたりキモがったりしてるけど、男...