2020-08-27

自分は今32歳だ。東京タラレバ娘漫画の初刊だけ読んで、東京オリンピック開催時に32歳?うっそ信じられない、わかるわその怖さ、的な反応を確か2014年くらいにした記憶を今唐突に思い出したけど、その32歳になってしまった。けれども、三十路から眺める人生地図 - みんからきりまで を読んでいて、「完熟してしまったプラットフォームへの興味関心を失うこと」、「加齢によるパフォーマンスの衰え」、わかるわーめっちゃわかるわーってうなづきながら読んでしまった。違うといえば、30歳という具体的な峠を過ぎて全力で下り坂を転がっていることくらい。でもこれから失いつつあるであろうものへの恐れが依然として残ってるので、もうなんだろうねとしみったれた心でやりきれない毎日を過ごしている。

1月まれ自分にとっては、4月はじまりではなく1月はじまり一年を振り返る癖が社会人になってから自然と身についた。つまり自分の中では32歳の半年がすでに過ぎたわけだけれどもコロナ一人暮らし歴14年の子供部屋おじさん的には心の未熟さを痛感する次第だった。長引くリモート生活で、昼夜が完全に逆転して、朝11からあった部会を完全に寝過ごしてお水エンジニアってあだ名営業の人にいただいたり。それでさすがにやばいと思って完封したはずの個人輸入禁止前に大量に買い占めたデパス錠...正確にはゾピクロン錠か、を取り出して完全に依存症と化したり。薬の副作用ちょっとしたことで切れやすくなる自分をあ、今きれているのは明らかにおかしいと自覚しながらキレて、その後正気に戻っては眠れなくなることを繰り返してたった三か月前しか経ってない今はまだちょっと当時を振り返りたくない。ぶっちゃけ今でも週末の金曜など薬の影響が平日に及ぼさない日にいまだに飲んでるし、抜けられていない。

あ、そうだ、身体変化か。全て薬のせいなら良かったのだろうけど、薬抜いても何も変わらないね集中力すぐに切れるね。30分が維持できないねアスペの傾向だったのでむしろシングルタスクなら処理速度指標は高い自負があったのだけど、ここ数年は完全にアドバンテージを失ってしまった。いや、考えてみれば普通に第一志望大学を落ちたあの日以来、なにか本腰いれられたことってあったのかな。リングアウトアドベンチャーは高い抽選倍率をくぐり抜けて変えた反動四天王が闇落ちするぐらいまでは毎日やったけど、ぷっつり飽きたぜ。

完熟されたプラットフォームといえば、自分転職前はAndroidアプリケーションもLinuxKernelちょっとやっていたから成長中の楽しさはすごくわかる。kotlinぶっちゃけほとんど覚えれなかったへぼプログラマー戯言だけど、Dagger2の登場でまるっきりプロジェクト構成が変わってしまったアプリケーション構成はおおおおおおおおすげーーーーー!!jUnitってこうやって使うんやーーー!!t_wadaさんのセリフがやっとわかったぜー!!!って感動があったものだ。PFレベルで言えば、AndroidOS4.3から6.0くらいがめっさしかった気がする。昔話しかできなくてごめんなさい。でも、AndroidOS4.3のBLE対応で知ったIoT世界AndroidOS4.4のKならkuzumochiやろと勝手に思ってたらkitkatって名前に決まって失望しちゃったけどOSとしては意外と悪くなかったこと、AndroidOS5.0のバージョンごと抹消されるレベルの混乱、5.1は覚えてないけど、AndroidOS6.0でWiFiSSIDがbackendで取れなくなって代わりの手段を探すことになったりセキュリティ基準の変更に色々戸惑ったこと、バージョン更新ごとにいろんな出会いがあり、お祭りがあった。客先常駐だけど、品川とか武蔵小杉とか日本Androidの開発拠点があった場所にいさせてもらって色々楽しかった。まー、自分増田ほど人ができてないから当時知り合った人たちで今も交流がある人はそういえばまったくいないけど。人脈とか友情とかそっち方面資産はまったくできなかったな。変わっていくプラットフォームは楽しかった。

去年出会ったKubernetes=k8sもそう。一時期RSS等でKubernetes情報がないか人力クロールを何度も繰り返すレベルだったけど、かといってrepositoryにPR送れたこともdoc系ぐらい?かかわりも薄いまま、いつのまにか今のバージョンからサポート期間が一年に延びたというではないか。Sidecar周りの整理だとかまだ課題はいくつか残っているけど、SIGによっては今後の機能拡張ネタは明確に決まってないところもあるし、あーもう成熟しつつあるんだなって当時の熱情を失いつつある。rustが来ると聞いて、k8sつながりでrust-vmmとか追ってみたけど、mailinglistのData量的に明らかに去年がピークだった。多分勢いを失いつつあると思う。これfirecracker以外に来るのか?rust/wasmはYewがあるし、Envoyのpluginもあるし、フロントエンドバックエンドサービスとしては今後に期待だけれども、kernelに対しての適用、driver周りから浸透する未来はちょい疑義的。とりあえず、Kubernetesという超巨大プロジェクトを突き詰められた感じもしないまま、多分EKSしか触れない今、オンプレ系の構築、運用技術Kubernetes the hard wayの第四章のオレオレ証明書取得処理がコマンド打つだけなのに辛かったという記憶を残して風化するんだろうな、あと一年ぐらいで。そんな予感がある。

改めて人との縁が残っているこの人がうらやましい。ヒューマンスキルが元から皆無な自分にはわからないけど、漏れ聞こえた話だと新人とまじ会話繋がらなかったという話もあるし、10歳差を超えた会話はスキルじゃなくてもう才能でしょレベルなので結局同時間、同時代を一緒に生きた同年代の人たちをかかわりをどれだけ残すかなんだと思う。新しい縁ができなくてもそれは衰えじゃなくて自然なのだろう。過去十年を振り返るなら、自分はその維持をまったくしてこなかった。だからこれからお金で買おうと思う。多分後十年くらいして月1~2万円所得を上げられたら、バーチャル嬢に昇給した所得を全部突っ込んで、桜蘭高校ホスト部の環x鏡夜編がいかに良かったかもうずっとその話ばかりする予定だ。それだけを生きがいに生きていく予定だ。カビが生えたレベルjavaスタックk8sとrust、その辺でエンジニアとしてうだつの上がらない生活を送りながら。

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