はてなキーワード: NIRSとは
たとえばこういう人
○ 「閉じ込め症候群」患者とのコミュニケーションに成功:「生きていてうれしい」
https://wired.jp/2017/02/03/locked-in-communication/
意識はあるものの、完全に麻痺状態で目さえも動かすことができない「閉じ込め症候群」の患者は、精神的には“外”に出られるようになるかもしれない。
2017年1月31日付けで『PLOS Biology』誌に掲載された研究で、脳波と血流を測定する装置を使用することで、4人の閉じ込め症候群の患者が質問にイエスかノーで回答し、コミュニケーションをとることに成功したと発表された。
ルー・ゲーリック病とも呼ばれる筋萎縮性側索硬化症(ALS)によって完全麻痺となった患者たちは、地理に関する質問に正しく回答したり、家族の名前を正しく確認したりしたほか、幸せであり、生きていてうれしいと答えたのだ。
この研究報告の主執筆者である、スイス・ジュネーヴの「Wyss Center for Bio and Neuroengineering」(ヴィース・バイオ神経工学センター)の神経科学者ニールス・ビルバウマーは『MIT Technology Review』誌で、好ましい反応を知らされたあと、家族たちの「安堵は計り知れないほど大きかった」と述べている。
ビルバウマーと同僚らは1999年、目の動きだけで意思疎通ができるALS患者とのコミュニケーションに、脳コンピューター・インターフェース(BCI)が役立つことを発見した。一方、ほかの研究者たちにより、まだある程度動ける閉じ込め症候群の患者の脳の血流をとらえ、それを解釈する方法も開発された。だがこの方法では、完全に動けなくなった患者の考えを読み解くことはできていなかった。
研究者たちは今回、脳内の血中酸素濃度と電気的活動の変化を測定する、近赤外分光法(NIRS)と脳波記録(EEG)の両方の機能を備えたキャップを作成した。そしてBCIを使用し、各患者に関して「イエス/ノー」で答えられる質問をして、その反応を調べた。
テストの際には、「パリはドイツの首都ですか?」「あなたの夫の名前はジョアキムですか?」といった質問が行われた。研究者たちはさらに、「あなたは腰痛がありますね」や「わたしは生きたいです」「わたしはめったに悲しくなりません」など、より回答の自由度の高い質問に移行した。
4人の患者の全員が長年にわたり完全に閉じ込め状態にあったが、そのうち3人が、自分は幸せであり、生きていることがうれしいと答えた。
そもそも、マインドフルネスは脳の状態を自分自身で意識してコントロールすることだと思う。
確かに定義ができないので、我流の話をするが、じっとしてると、頭のあちこちがチクチクしてたり脈動してたりする。チクチクや脈動に注目すると、だんだんそのチクチクが収まってくる。
薄っすらとここに疲労物質が溜まってたりとか、酸素不足なんだろうなーとか思ってる。
それを繰り返してるといろいろ頭のもやもやも消えてすっきりする。
脳の中の働きがどうか、それによって例えばストレスが減ったか、なんてのは定義して、結果を得られないとと科学にできない。
やってみると、常に頭の中の脈動系の状態は移り変わる。
そうすると、一定の効果があったというのを科学として検証可能な状態で結果を出そうとするとまあ難しそうだなーと別の理系分野の自分でも感じる。
NIRS(脳内を近赤外線でスキャンする)が安くなって、定義をはっきりした上で研究結果が積み重なってきたら本当に科学になってくるかもしれないと思ってる。