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2020-07-21

anond:20200721160324

ちなみに増田世界では閉じ込め症候群の人はどうなるの?

たとえばこういう人


○ 「閉じ込め症候群患者とのコミュニケーション成功:「生きていてうれしい」

https://wired.jp/2017/02/03/locked-in-communication/


意識はあるものの、完全に麻痺状態で目さえも動かすことができない「閉じ込め症候群」の患者は、精神的には“外”に出られるようになるかもしれない。

2017年1月31日付けで『PLOS Biology』誌に掲載された研究で、脳波と血流を測定する装置使用することで、4人の閉じ込め症候群患者質問イエスかノーで回答し、コミュニケーションをとることに成功したと発表された。

 

ルー・ゲーリック病とも呼ばれる筋萎縮性側索硬化症ALS)によって完全麻痺となった患者たちは、地理に関する質問に正しく回答したり、家族名前を正しく確認したりしたほか、幸せであり、生きていてうれしいと答えたのだ。

 

この研究報告の主執筆者であるスイスジュネーヴの「Wyss Center for Bio and Neuroengineering」(ヴィース・バイオ神経工学センター)の神経科学ニールス・ビルバウマーは『MIT Technology Review』誌で、好ましい反応を知らされたあと、家族たちの「安堵は計り知れないほど大きかった」と述べている。

 

ビルバウマーと同僚らは1999年、目の動きだけで意思疎通ができるALS患者とのコミュニケーションに、脳コンピューターインターフェース(BCI)が役立つことを発見した。一方、ほかの研究者たちにより、まだある程度動ける閉じ込め症候群患者の脳の血流をとらえ、それを解釈する方法も開発された。だがこの方法では、完全に動けなくなった患者の考えを読み解くことはできていなかった。

 

研究者たちは今回、脳内の血中酸素濃度と電気活動の変化を測定する、近赤外分光法NIRS)と脳波記録(EEG)の両方の機能を備えたキャップ作成した。そしてBCIを使用し、各患者に関して「イエス/ノー」で答えられる質問をして、その反応を調べた。

 

テストの際には、「パリドイツ首都ですか?」「あなたの夫の名前ジョアキムですか?」といった質問が行われた。研究者たちはさらに、「あなた腰痛がありますね」や「わたしは生きたいです」「わたしはめったに悲しくなりません」など、より回答の自由度の高い質問に移行した。

 

4人の患者の全員が長年にわたり完全に閉じ込め状態にあったが、そのうち3人が、自分幸せであり、生きていることがうれしいと答えた。

 

研究チームは今後、ALSだけでなく、脳障害や外傷による閉じ込め症候群患者に対してもこの方法を試みる予定だという

 
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