はてなキーワード: 派遣切りとは
流行語大賞(文春版)で、前後ランキングの言葉を合体させたら、妙に味わいある言葉になった。
毎年この時期になると話題になる流行語。結構どうでもいいけど。
現在発売号の『週刊文春』12月3日号( http://www.bunshun.co.jp/mag/shukanbunshun/ )でも、「恒例1000人アンケート 週刊文春版 2009年「流行語大賞」発表!」として、ランキング形式で流行語が特集されている。
掲載されてるランキングは以下の通り。
3 こども店長
4 婚活
5 トゥース
6 Change! / Yes We Can
7 友愛
9 エコポイント
10 侍JAPAN
11 事業仕分け
13 エコカー減税
15 マニフェスト
15 派遣切り
17 定額給付金
19 あると思います
20 裁判員制度
21 ぼやき
22 わしはこんなとこ来とうはなかった
22 八ッ場ダム
24 あぶり
25 エコ
26 オバマ
26 家電芸人
26 歴女
29 ごめんねごめんね
29 派遣村
この流行語、3位+4位のように、連続したランキングの流行語を合体造語すると、なぜか味わい深い言葉になった。
合体例)
3位 + 4位 = 「こども婚活」
19位 + 20位 = 「あると思います裁判員制度」
21位 + 22位 = 「ぼやき“わしはこんなとこ来とうはなかった”」
29位 + 29位 = 「ごめんねごめんね派遣村」
…うーむ。あまりにも味わい深い。
以前にもちらっと書いたのだけど、ちゃんとした反応がなかったので。
自分は基本的に、努力しても達成できないことなんてないと思ってる。
達成できないのはすべて怠けたから。努力を怠ったからできなかっただけ。
別に誇張じゃなくて、本当にそう思ってる。
~できないとか、自分には才能が~っていうのは自分にとっては逃げの口上にしか思えないんだ。
本当に死ぬほど頑張っても出来ないことなんてないはず。
少なくとも自分はそうやってやってきたし。
今でいう派遣切りがどうとかっていうけど、楽な方楽な方を選んで、派遣とかフリーターになっていう、
そんな人間を保護する必要がどこにあるんだろうと思ってしまう。
切られるのが嫌なら、本気で勉強して別の職を目指すなり、正社員になれるようにするなり、なんとも方法はあったはずだろ。
結局はそんなことはせず、今が楽しきゃいいやってぬくぬく生きていたんだと思う。
(もちろん、全員がそうだとはいえないってのわかる。やむにやまれぬ理由がある人もいたんだろう。
基本的に努力って一番大事なものだし、努力さえすればなんでも出来ると思うんだ。
努力すればで何でも出来るっていうのは間違いじゃないと思うんだ。
俺の考え方はおかしいんだろうか?
歴史を軽視して恥ずかしくないのか?国語にも数学にも理科にも英語にも歴史はあるのに。
なぜ今不景気か、今につながる歴史があったからだ。共産主義が崩壊後新自由主義が世界に台頭し、規制緩和を繰り返して21世紀まで来た。規制緩和を繰り返したから富は裕福な国へ流れ、裕福な国の中でも中流以下の層から富裕層に流れ出した。それが格差問題の根本だ。派遣切りも少子化もこれらの歴史や問題点に目を凝らしていれば解決方法は見えてくるはずなのに、誰もそれに目を向けようとしない。
国民一人一人が歴史を不覚学び、経済を理解すればバブルを繰り返すことも無かったはずだ。しかし、それが出来ない。歴史を軽視しているからだ。
元増田の記事は邪馬台国だとか、俺が言っていることとは関係ないように思えるかもしれない。しかし歴史を学ぶ上でプロットとなる事柄だから騒ぎ立てるのはある程度仕方ない。それがどうでもいいというなら黙殺するのもありだと思う。だが社会化科目を削るだなんて暴言はあまりにも子供じみていて、発言者が社会人だとか選挙権を持っているとしたら目を覆いたくなるような現実であると言わざるを得ない。
とても若い会社。男性より女性の方が多い職場。重役や管理職に女性もいる。
出産すれば多額のお金がもらえ、復帰もスムーズに行える制度を作っていた。
そして、女性社員も男性社員それを正しいと思い。誇りに思っていた。
ただ、会社の成長と共に若かった社員も年を取り、結婚・出産を迎える。
多くの女性社員が、産休・育休をとっていく。会社は、穴埋めに派遣社員を雇い、
派遣社員では引き継げないことは、残った社員たちで残業が増えながらも対応した。
そして、不況がやってきた。
出産でのお祝い金が払われることもなくなった。
人が足りないなか、残業をして必死にがんばってきた社員たちが切られた。
この間朝から派遣切りの被害者が生活保護申請してお金もらってる映像見てたのよ。
朝7時から最低12時間、ボランティア残業で教材準備してるのに働かなくてもそんだけもらえるとは。。。
じゃねえよ!
その上教材も自腹、部活見るのも自腹。どうにかしてくれ。
教師という道を自己選択したって言われたら、確かに俺らは働かなくてもいいんだけど、それで被害被るのは上司や国じゃなく子ども達なんだよね。
唯一の労働組合である日教○はどうでもいい政治活動ばかりだし統計はアカデミックではないし頼れない。
もし非常勤から教員に正規採用されたとしてもお金が増えた分事務処理にかける時間が増えるだけ。
それを世界で初めて数値的に表したのがこれ→http://benesse.jp/berd/center/open/berd/backnumber/2008_14/fea_aoki_01.html
例えば民間企業のIT環境のパッケージを導入するだけでもかなり業務は効率化するのに、その金がないんだよ。それから操作を覚える暇や時間もない。
しかし教育費としてまとめて予算をもらったとき、それを設備(教員向けのお金)と教材(子ども向けのお金)とで分けないといけない。
業務の効率化は同時進行だが実質後回しだ。特に金銭面において。
後輩達には"自己実現として教師になること"は難しい。専門知識以外に使命感と環境を改善する力を今のうちにつけとけって言ってる。
例をあげると、保護者からの要望で学校のWEBページ一つ作るのに業者じゃなくて学校の先生が対応するような体質は、直そうと思っても直らないから、より簡単にWEBページを作る方法を知っておくしかない。とか、そんな現状。
http://anond.hatelabo.jp/20090919084446 の続き。
皆さんの温かいアドバイスを参考に、もう少し頑張ってみようと思います。
連休明けまで無事に生き残れたら・・・
派遣切りで職を無くし、緊急融資制度みたいなのを受けたのですが、
期限内に就職することが出来ずに、借金だけ残る形になりました。
対人恐怖症気味で(友人に会うのでさえ緊張して、少しでも空気が悪いと挙動不審になって変な汗が出る)
ハローワークの相談を受けることすら苦痛な状態で、面接どころか電話をするだけでも恐怖
そんな自分でも安定して長く続けられそうな職に就こうと、仕事を選び過ぎたのも駄目だったと思います。
その後は焦って日雇いなどで働いたりもしたけど毎日仕事があるわけじゃなく、
結局ジワジワと所持金も減って家賃も払えず、にっちもさっちも行かなくなりました。
全ては見通しが甘い自分の身から出た錆です。
気づいた時には全て手遅れ。
生活保護を受けるにも、きっと役人の対応に耐えられるとも思えなくて
こんな状態になるまで現実逃避してました。
今子供を育てている世代の人たちは、学生だった頃、どれぐらい勉強していたのだろう?
高学歴家庭はさておき、普通の家庭の親御さんたちの中には、勉強がキライだった人はかなりいると思う。
授業中寝たり、遊んでばっかりで、テキトーに大学に入って、結婚した。
そんな親に「勉強しなさい!」と言われる子供の気分はどうだろう。
普通だったら、勉強を真面目にやった人しかそういうこと言えないよね。
派遣切りのことも、あの集団の中で何人が高校生時代に真面目に勉強してたんだろう?
真面目にやってれば、いい大学、いい会社なのに、そのルートを自ら選択しなかった責任を棚上げして、
政府がなんだとか、官僚がなんだとか批判するのはおかしいと思う。
少なくとも、官僚は高校生大学生とコツコツやってきたからあの地位があるのに、
遊んでた連中に文句言われるのはね・・・。
いかに左から右に流して、利益を出すのかってヤツばっか。
IT系の糞人売屋の社長とか、マジでイライラする。派遣協会みたいな所で人を投げ売り買いたたいている。
でも、ブログ読むとWinWin(藁)とか、政治話の格差とか派遣切りについて語ってる。
お前らさ、良心の呵責も無いの?自分たちが搾取する側で、問題になってる鬼畜の様な人間って分ってるよね。不純の固まりで、労働者を駒としかみてないよね。
お前らみたいな人間が、のさばり過ぎてコッチは迷惑してるだ。IT業界は他業種からの評判も悪くなってる。
人材をその瞬間の市場価値でしか見てないので、技術者に勉強とかさせてない。ゴミみたいなIT土方しか量産されない。Cobolerっとか何だよ。おかしくね?
Javaくらいなら誰でも理解できるだろ。その努力もしないオッサンとかを育て上げさすのが会社だろうが。
で、使えなくなったら、「はい、さいなら」みたいな感じで追い出す。退職金も雀の涙。
若いヤツには、滅茶苦茶な下駄履かしてウソ言わせて現場に放り出す。現場で何もできない若い技術者は鬱になる。
もう気持ち悪い。名刺交換して話すたびに反吐が出そうになる。人売りの話とか稼働の話とかしかしない。
「mixiだったら技術者は釣れるねー」っとか言ってるバカ女社長にビックリした。
自分の場合、二浪した挙句、三流大学の夜間学部を一留してようやく卒業。
研究室の教授のコネクションで数社、面接を受けるも、極度に低いコミュ力により
結局、ネットで知り合った女性が立ち上げるというIT系の零細会社へ入社した。
メーカーのSE(ネットワーク系)に二次請けで入って3年間働く。
この間、年収360万据え置き。
数ヶ月間、無職を経験するも資金が尽きたため、バイトとして某IT系企業に入る。年収320万にダウン。サーバ系のエンジニアとして数ヶ月働いたのち、社員にならないかと誘われる。業務内容的に自分の希望とはかけ離れていたため固辞。
3年前に、一部上場しているIT系企業にログ解析要員として、紹介予定派遣で入社。
周囲を見渡すと、一流と呼ばれる大学を卒業した同年代の人たちが、自分よりも安い給料で働いていたりする。単に社内政治に強い上司に恵まれたおかげで、昇給し続けることができたというだけなのだが。
世間は厳しいが、「運」があれば、何とかなることもあるようだ。
運を掴むには、致命的な失敗をした後に、何らかのきっかけで、これまで気づけなかった何かに気づいたりする必要があったりはするんだと思う。
自分の場合、3年前に「結婚を決意した」ことによって、自分に齎してくれた成長が非常に大きかったように思う。さもなければ、今頃派遣切りにあって、路頭に迷っているだろう。。
人との出会いって偉大だ。
嫁さん、ありがとう。
その後、スティグリッツやクルーグマンが新自由主義批判を行いますが、ここからは日本に焦点を絞って考えようと思います。
日本人は元々「ワーカーホリック」と呼ばれるほど異常に働いてきましたが、
なぜかと言うと日本は経済成長のおかげで、ほぼ非自発的失業がない完全雇用に近い状況にあり、
「働きすぎによって他者の雇用機会を奪う」社会への悪影響があまり認知されてこなかったことが大きな要因のように思います。
しかしその中でも若い人たちの間で、特にバブル期頃から
「自分らしさ」とか「がんばれば夢はかなう」といったような主張をan・anやHanako系の雑誌が行い
フロムAが「フリーター」なる造語をつくり「アルバイトでも正社員でもない第三の働き方」とポジティブに扱うなど、
「脱・社蓄的働き方」志向は芽生えてきていたように思います。(香山リカ調べ)
しかし残念なことに「社蓄」の皆様は自分たちの働き方を否定するような彼らの生き方を
「いつまでも夢見てるんじゃない」、「早く大人になれ」などと非難し、
彼らの生活が困窮したときにも我らが日本人が大好きな「自己責任」論を浴びせました。
しかしバブル崩壊の大波が彼ら正社員たちにも大きなダメージを与えました。
企業は正社員をコスト削減の名の下に非正規労働者へと変えていき、労働者の平均賃金は上昇しなくなりました。
ここでケインズの主張に立ち戻ってみると
「むしろ賃金の引き下げが総有効需要の構成要素であるところの消費と投資を減少させ、雇用状況をかえって悪化させる」
という負のスパイラルが日本の不況をさらに悪化させた側面は否めないと思います。
ケインズは賃金引下げが総需要を引き上げる効果を持つためには資本の限界効率が上昇する必要がある、としていたため、
フリードマンらにが将来にわたる所得が消費を決定付けるという仮説の下では総需要は増加する、と反駁されていました。
しかしながら、フリードマンらの「恒常的に得られる所得」というのはすなわち身分の安定がもたらすものです。
したがって所得が不安定化したばあい、消費が収縮し、貯蓄傾向が増し、投資が減少するのはありうべき事象でしょう。
こうなると負のスパイラルから、一度正社員の身分から脱落した人間、または正社員になれなかった人間は
なかなか正社員の身分に戻ることができません。
本来は供給過剰に陥った社会の需要を喚起して、失業者を正規労働者へと回収していかなければならないのに、
経済が成長していかない状況になると、企業は新たな投資(人材含む)を行うことに躊躇し、
利益を出すためにコストをカットし、ますます投資と消費を減衰させました。
企業はバブルの教訓から、労働者雇用の硬直性が不況時に大きなダメージをもたらすことを警戒し、
オリックスの宮内氏に代表されるような企業側の圧力から、政府は1999年、2004年に構造改革の名の下に
労働者派遣法を改正し、対象業種を拡大し、製造業においても派遣が認められるようになりました。
2008年の金融危機以降、本来労働者の味方であるべき労働組合は
正社員の雇用を守るので精一杯、と派遣切りに対して何の行動もしてきませんでした。
これははっきり言って組合と使用者の「共同犯罪」だと思います。
2008年の10月以降の失業者のうち、
正規雇用者は僅かに6000人、非正規雇用者は12万人以上といわれています。
労働組合がこのような事態を甘受していたのは明らかです。
このようにバブル崩壊以降、日本の労働組合は自らの権利を守るために、
他者を犠牲にする、という戦略の上に使用者側と交渉をしてきました。
この状態こそが、ブラックに勤める正規雇用者を我慢させる要因だと思うのです。
正規雇用者(労働組合を構成)は自分たちが誰かの犠牲の上に守られていることを自覚しているため、
自分がその犠牲者側に回ることを極度に恐れているのではないでしょうか?
しかし正規雇用者がそのように思うのはあまりに当然で、非正規労働者は実際にその労働に対して十分に報われていません。
ここで注意したいのは非正規雇用者にとっての正規雇用者も、正規雇用者にとっての非正規雇用者も
憎むべき敵ではなく共に働く仲間である
という当たり前の事実です。
これを憎んでしまうと、非正規雇用者は正規雇用者の権利を奪おうとするし、
正規雇用者はますます非正規雇用者との関係をとろうとはしなくなるでしょう。
非正規労働者が「不当な扱いを使用者から受けている」わけです。
そのことによる労働ダンピングによって正規雇用者もまた苦しんでいます。
非常に当たり前のことですが、労働組合の力とは組織率、数の力です。
非正規雇用者と正規雇用者は対立するのではなく、共闘すべき存在なはずです。
ここまでを整理しますと
①日本は戦後ずっと右肩上がりで成長してきたために、失業問題に大きく悩まされる時期があまりなかった
②それがゆえに社蓄の害が単に個人の人生観に回収され、社会的問題とならなかった
③バブル後の増加した非正規雇用者の悲惨な状況を見て(または未必に協力して創出し)失業への強い恐怖を抱くようになった
④失業への強い恐怖から、不当労働行為を甘んじて受ける(法律上は勝てても経済体力的に持たないという理屈もあるだろう)
という流れかと思います。
提言編に続きます
http://anond.hatelabo.jp/20090620193903
元増田が「間違ってる」と思うのなら、男が稼いで女が家を守るで誰も飢え死にしない社会を作るための提案をしないと意味ないよ。最近は少子化で日本人の人口は減りつつあるけど、じゃあ、その分仕事が増えたかと言えば、外国からの出稼ぎ労働力が仕事をかっさらっていってた。現在はその仕事すら無くなって、派遣切りだの出稼ぎ切りだのが起こっている状態で、男の稼ぎだけで一家を養うなんてとても無理だと思う。
スペシャリストを育てるには、「金にならないことに金を注ぎ込む余裕」が必要だろ。研究は実益に結びつくとは限らないんだから。日本がそういう余裕を持つために必要なことは景気回復だろう。現在の不況を脱するような、何か壮大な手があるか?
頭のいい人が何をするべきか、についてはたくさん語られている。
留学、企業、資格、研究、キラキラした成功談や啓発が溢れている。
頭の悪い人がどうやって生きていくべきか、についても語られることが多い。
ニートが正社員になる方法とか、年収200万円で生きていく方法とか。
一方、俺はものすごく平凡だ。
仕事は、やるべきことはやるが、それ以上のモチベーションはない。というか、そんな向上心を要求されるような仕事ではない。淡々とこなしていれば、少しだけ出世して、退職直前にちょっとだけ管理職になるとか、そんな感じなのだろう。
趣味はあるけど、才能がないのは明らかなので、趣味以上にする気はない。
このままじゃいけない、という漠然とした気持ちはある。
しかし、派遣切りにあった人のような切実なハングリー精神はないし、エリートのような才能やモチベーションもない。
こういう平凡な層が一番多いはずだと思うのだけど、そのような人たちが何をするべきか書いた本があまりに少ないのはなぜだろうか。
みんな、現状に満足してるのかな?
どこの企業とは直接は書かないけど、某居酒屋チェーンが500人を正社員として採用するそうですよ。
それに対して世間の反応は多分「捨てる神あれば、拾う神あり」みたいな感じなんでしょうね。「素晴らしい企業だ!」なんて書いているブログもあったし。
このチェーンは古くからインターネットを使っている人や弱者ビジネス問題を扱っている人にとっては「キング・オブ・ブラック」とでも呼ばれるようなブラック企業として知られています。
サービス残業は当たり前、長時間労働で店長格でも時給換算すればバイトよりも時給が低い。今年の流行語対象のノミネートに「名ばかり店長」なんてのがありましたが、マクドナルドの名ばかり店長なんて、居酒屋チェーンの名ばかり店長に比べれば、まるで天国です。例の店長なんて、一番酷いときでも年収600 万も、もらっていたそうですから。
非正規労働の問題をいうときに、必ずと言っていいほど「探せば仕事はある」なんてお決まりのフレーズをいう人がいますが、こうしたブラック企業で長時間低賃金で働いて、仮に3年頑張ったとして、3年後に生活の安定へ道が開かれると思いますか?
そんなことはまったくの夢物語です。
こうしたブラック企業で3年間働いたとしても、住み処を失うことは避けられても、長時間労働で体をおかしくして、お金もスキルもたまらない。それで仕事をやめたとして、ではその先にまっているのはもちろん「仕事をしない怠け者」という罵倒ですよ。それはニートのヒキコモリが3年間家に閉じこもってたのとなにも変わりません。働いたってなにも得られないんですから。
まさに「働いたら負け」です。
居酒屋で働いた接客スキル? そんなもの誰も評価しませんよ。8年近くコンビニで働いて接客スキルを鍛えてきた私が言うのだから、間違いありません。そもそも工場から派遣切りされたのも、企業側が非正規労働者のスキルを認めないからです。
企業側が認める気がないスキルを蓄えたって、なんの意味もありません。唯一「正社員」というスキルはつきますから、それをなんとかうまく利用する手だてを考えることが必要ですね。「居酒屋チェーン正社員を途中でやめた無責任者」と、ちゃんとした企業にみられないための面接シミュレーションをタップリ行って、それで行けそうだと思うならば、こうしたブラック企業への就職も悪くないでしょうが、最低限これが劇薬であることを理解する必要があります。間違っても終身雇用を期待してはいけません。
しかし、やはり将来に対するビジョンということを真剣に考えれば、非正規労働者こそ仕事をえり好みして、自分の将来に繋がる仕事をしなければならないし、国もそうした仕事を提供しなければならないのです。
ただの雇用に意味はありません。労働によって人が社会に組み込まれ、そのなかで生活を安定させていく。そういう雇用でなければ、仕事の意味がないのです。
そもそも国がちゃんした福祉を提供し、衣食住を保証していれば、変な企業にあわてて駆け込む必要なんかないのです。
非正規労働者の雇用に対して助成金を出すなんて話もありますが、ハイエナ企業が助成金目当てに大量採用して、違法な長時間勤務をさせて自主退職に追い込むという可能性もあります。
特にこの時期に大量採用をぶち上げ、企業アピールを狙っている企業なんかに対して、しっかり労働基準監督署はどんどん立ち入って検査するべきなのです。働け労基。