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2023-01-16

民主主義を脅かすのはポピュリズムではなくエリート主義

エリート主義ポピュリズムよりもはるかに大きな民主主義制度への脅威である

カナダから見ると、民主主義を重視する人は、フリーダムコンボイよりもダボス会議の方を心配する必要がある。

ダボス会議は、億万長者、大富豪ハイテク企業経営者政治家有名人官僚など、世界グローバルエリート3千人が毎年集まる会議で、スイスアルプスの超高級でアクセスが困難なスキーリゾートで開催される。

1971年ドイツ経済学者クラウス・シュワブによって創設され、当初はビジネス会議として開催されていたが、シュワブの執拗宣伝により、毎年開催される世界的なおしゃべり大会に成長し、愉快であると同時に憂慮すべきものとなっている。

滑稽なのは世界エリートプライベートジェット特権階級の繭から現れ、消費量を減らして二酸化炭素排出量を減らすことで地球を救う方法を説いていることだ。

しかし、一般人暮らしぶりを全く理解しないエリートが、世界問題の多くを自分たちが作り出したのだからそれを解決する方法も知っていると思い込むと、必然的に奇妙な政府政策につながる、恐ろしいアイディア世界インキュベーターなのだ

例えば、パンデミックは、風力や太陽光発電近代工業国を動かす「グレート・リセット」の理想的な瞬間だったという、彼らのばかげた考え方がある。

これは、いわゆる「グリーンエネルギーに執着するあまりエネルギー安全保障重要性を忘れてしまったために、世界中の国々が今必死化石燃料エネルギーを獲得しようと躍起になっている現在現実とは対照的である

一般市民生活について何も理解せず、傲慢にも何がベストかを知っていると考えるエリートたちの年次総会を非難すべきであり、このエリート関係者に対する疑いの目を向けて良いだろう。

近年のポピュリスト的、あるいは破壊的な政治運動のほぼ全てに共通するのは、こうしたグローバリズムに対する疑念である。 まともな人間は、こうした「グロバリスト」が自分たち利益しか関心がないとわかっている。

 
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