■斎藤元彦氏に思うこと

このエントリを書いたきっかけ

内部告発〜パワハラ問題あたりからはてブで氏の名前を散見するようになり、観測範囲の限りでははてブではほぼ批判一色だった。

一方で、最近目にしたYouTubeやTikTokの動画では、氏を擁護する論陣一色であり、そのあまりのギャップに困惑した。

なので、ある程度自分で調べてみようと思った。なおほぼ備忘録である。

調べた結果

• 西播磨県民局長の内部告発のやり方は、一般的な企業感覚からするとかけ離れていると感じた。例えるならば、大会社の支店長や専務取締役あたりの役員が、その会社の社長を告発する文書をマスコミ各社に文書で一斉送信するようなものであると思った。一般的には、まず社内で解決を試みて、それでもダメなら公益通報制度を利用するべきであると感じた（内部告発までにどのような動きがあったかについては認知していないのでここでは考慮しない）。そうでなければ、告発された側が不当な批判に晒されるリスクが高く、妥当な順序や手続きを踏んでおらずフェアではないように思われる。
• 氏は知事に就任してから、ドラスティックな（印象に映る）改革を断行してきたようであるが、旧知事勢力との根回しがうまくいかず、今回の内部告発のような事態を引き起こしたのではないかと思われる。
• そのような告発が起こってしまったこと自体が、県知事としてのガバナンス能力の不足と言わざるを得ないと感じた。先程の例においても、結果責任を取るのは経営陣であり、特にトップの社長はステークホルダー向けに説明責任を果たさなければならない。氏はうまくハンドリングすることができず、炎上を拡大させてしまったように思われる。
• さらには、その結果として県政を数ヶ月の間空転させてしまう結果となってしまっている。県知事は県政の円滑な運営に対して最大の責任を負うべきであり、加熱したマスコミ報道のことを考慮しても、県政を空転させてしまったことに対しては結果責任を持たなければならない。このような状況の中で再選をしたとしても、円滑な県政の運営を期待するのは難しいのではと思われる。
• 政局や支持母体に固執して、批判一辺倒または支持一辺倒の態度を取り続けるというのは賢明な態度とは思えず、政策の内容を批判的かつ冷静に評価すべきである（知事選の内容は知らないのでここでは議論しない）。

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