2023-03-08

人生最大のコンテンツが「ウンチ」になってきている

加齢によってあらゆる能力が衰退してしまった。

そのせいで本を読んでも内容が頭に入らない。

ゲームスポーツもまともに結果が出ないことに苛立つ。

だがボーっと釣り糸を垂れるような人生の使い方をするのは流石に勿体ないと感じてしまう。

美術館を巡って目玉の展示とやたら長い時間睨み合ったりするというのを思いついて実行に移したが、感受性も落ち着いてしまったのか第一印象以上の何かを見いだせたかさえ疑問に終わった。

こうもまともに生きれなくなってくると今度は「老人なりに自分の体を労ること」が趣味になってくる。

温泉に行くとかグルコサミンサプリをいくつも試すとかそういったことで「身体改善されていると錯覚すること」が本当に楽しいので辛い。

学ぶ・観る・遊ぶといったことで得られなかった達成感が健康に関してだけは得られる。

年寄りの冷や水ジム通いをして救急車を呼ばせる迷惑な老人が産まれるのも納得の楽しさだ。

その中で最も楽しいのが「ウンチ」だ。

ウンチ」は奥が深い。

主成分は食物繊維と腸内細菌であり、食事を減らして飲料中心の生活をしても細菌分のウンチは出てくる。

だがその量は通常よりも明らかに少ない。

では逆に食物繊維を取るとどうなるかというと、「取った食物繊維の分×(1+便の水分量)」が出てくる。

ウンチは水分含有率が高いので、大体5倍ぐらいになって出てくると思えば良い。

CMでたまにある食物繊維スティックで言えば、1本飲めば5本分ウンチが増えることになる。

1日3本飲めば15本分であり、スティックシュガー15本分ともなるとかなりのモリモリであることがわかる。

またウンチの形状は食物繊維依存する。

水溶性食物繊維だけをひたすら取りまくると、極めて危険なドロドロウンチを生み出すことが出来る。

少し力むだけでニュルニュル出てくるので、透かしっ屁をしようとしたとき直腸にあったら間違いなくアウトだ。

ただこれはその危険性が楽しいだけでウンチを出した時にメキメキと尻穴が広がりこの世界に新たな何かが飛び出していくあの感覚は味わえない。

やはり理想の「ウンチ」は「ちょっと硬めのごん太ウンチ漫画に出てくる💩の形が作れそうな一本勝負で出すこと」に他ならない。

尻穴を通っていつまでもいつまでもウンチが出続ける時の無限感に勝るものはない。

出し終わったあとの内蔵が一つゴッソリ抜けたような腹の物足りなさはサウダージさえ感じさせる。

これだけ大量に老廃物を出したのだから俺の体はどれほど綺麗になったのだろうかという達成感、これが今の渡しにとって人生最大のコンテンツだ。

今の私はある意味ウンコ製造機としての生を過ごしているのだろう。

ウンコ製造することに喜びを見出している。

誰に見せるでもなく下水道の奥へとただ流すだけのウンコ

それを少しでも納得の行く形にしてひり出すことが人生価値となっている。

だが考えても見て欲しい。

人生とは元々そういうものではないかね?

誰に頼まれたわけでもなく、ただこの世界を汚すだけの存在として暮らし、むしろ自分が如何に世界に爪痕を残せたかを誇ってきたのが人類史ではないのか?

そこにようやく生まれた恥じらいが、子孫の世代に持続可能性を残すという立つ鳥跡を濁さずの精神なのだろう。

気持ちよく吐き出したウンコを、そっと水洗のレバーをひねって見送ること、この姿こそが現代人の生き様死に様というものだ。

ウンコis Life

皆もウンコライフバライスを大切に生きて欲しい。

  • 糞便移植によって病気を治せる可能性がでてくると、 黄金の便を作れる人間は大勢の人の命を救うことになる。

  • 俺も人生最大とは言わないけど、うんち出すのは気持ちいいよ スッキリするのは間違いないし 臭いは便座の消臭機能+足をギュッと閉じて隙間を無くせばほぼしないし エンタメである...

  • ちょうどアザゼルさんを読んだばかりだから、こいつとベルゼブブが契約すればいいなとか思っちゃった。

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