2022-11-06

anond:20221106211814

ジェンダーというのは私もよくわからない。

と同時に、容姿がどうのこうのってジェンダー論の本筋じゃないような気がするね。

ただ、世の中がどんなにかわっても、結局、男性女性評価する、という構図だけは大きく変わってこなかったとは思う。

男性視点だと、お姫様的な価値と嫁としての価値伝統的な二大価値、かなと思う。単純化すればですよ、もちろん。

そこに、80年代バブル期キャリアという価値が新たに追加された。

キャリアウーマン価値は今再放送している東京ラブストーリー象徴されるトレンディドラマにみられるように、女性お姫様でも嫁でもない新たな価値を見いだせると夢と希望を持たせたものの、

結局男性社会を固持する組織風土が根強く、男性に伍して働くことが強制された挙句ガラス天井が待っていた。女性失望させたのがこの40年。

男女雇用機会均等法で頂点に上り詰めたのはほんのごく一部。そもそも価値も求められながら、職場では男性に伍して、という条件はあまりにもハンデだ。

一方、家族構造戦後、大きく変化して、嫁的な価値は低下。強制的に嫁を教育し、家にそぐわなければ排除も辞さない、子供を産めないなら出ていけという、そんな社会ではなくなった。

なので、そんな時代を反映したおしんや、ふぞろいの林檎たちといったドラマリアリティを失っていく。

そうすると、残るはお姫様価値

日本社会は、この男性目線で最後に残ったこ価値も何かぼんやりとしたものになってしまったのではないかテレビドラマの傾向をなんとなくみての感想だけど。

トレンディドラマは、お姫様価値キャリア価値で、美男美女をおしゃれな職場に登場させて、視聴率をゲットしてきたが、うそっぽくなってしまった。

韓流ドラマトレンディドラマの潮流を直球で引き継いで、朝鮮半島男尊女卑文化を背景に、お姫様価値を全面に打ち出してヒット。いまだにトレンディドラマ路線でいける。韓国では嫁的な価値がいまだに高いので、トレンディドラマホームドラマミックスさせたのが韓流となった。

しかし、日本製作者(男性からみると、トレンディドラマ自体が空々しいものになってしまって、方向性を見失っている気がしている。

そもそもお姫様価値なんて、男性からすると嫁的な価値を得るためのジャンプ台のようなもので、嫁的な価値が低下した今、女性あんまりお金をかける動機付けがなくなってしまった。

しかし、女性からすれば、キャリアもだめ、嫁的な価値不要ということになれな、お姫様価値を磨く以外に、自分価値を高めるすべがない(もちろん極論)。


そんな時代は、女性からすれば、不安なんじゃないだろうか。存在論的に、というか承認欲求的にというか。

そんな不安時代からこそ、お姫様価値ますます神経質になり、

女性からすると好きでもないおじさんから容姿についてとやかく言われるのは恐怖でしかないということです。

https://www.leon.jp/lifestyle/148647

という「恐怖」に結びつくんじゃないだろうか。

適当感想です。

記事への反応 -
  • これなんだけどさ。 https://www.leon.jp/lifestyle/148647 いや結論、みんなが"シン常識"とやらでそうだというのなら、オレごとき小市民は黙って従うのよ。怖いもん。 けど、正直まったく正当...

    • ジェンダーというのは私もよくわからない。と同時に、容姿がどうのこうのってジェンダー論の本筋じゃないような気がするね。 ただ、世の中がどんなにかわっても、結局、男性が女性...

    • 多数がそれを主張しはじめればそれが「正当性」になるんだろうけど、こういうのは結論ありきのただのお気持ちだから、理屈で反論しても議論にはならないよ。 まあ、あれはいいのに...

    • たとえば「スタイルいいね」という言葉は、「気が利くね」という言葉とくらべて先天性が高いだろうか。 めちゃくちゃ高いだろ 異常に肩幅が広いとか腰が長い(足が短い) とかどうや...

      • 「気が利く」が後天的に手に入らない人もいるんですわ。身体的なことと同様に精神的なことも本人でコントロールできないことは多いんやで。

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