2022-10-22

[]笑っていいとも

「お昼休みウキウキウォッチングあっちこっちそっちこっちいいとも♪」

平日昼12時、ダンサー二人のキレッキレのダンスからその番組はいものように始まった。

「どうも~~~~」

入場してきた男の名はタモリ。(ここまで書いた。以下全てAI)

 

彼こそはこの番組MCであり、同時に司会進行でもあるのだ! そんな彼は今日もまた、番組冒頭でゲストを紹介する。

本日ゲストこちらの方です!」

タモリがそう言うと、スタジオのドアから一人の男が入ってきた。

それはなんと・・・・・・「やぁ、みんな元気かい?」

「えっ!?

ちょwww

「うわぁ!!」

「マジかよ!!」

「なんでだよw」

その人物の登場に、スタジオにいる出演者全員が驚愕した。

なぜならそこには、死んだはずのあの人がいたからだ!!

「みなさんこんにちは。いやぁ久しぶりだね」

「おいおい嘘だろ・・・

「マジかよ!!」

まさかの復活!!」

「なんだよこれぇ!!」

そう、そこにいたのはかつての人気タレントにして『笑っていいとも!』のレギュラーでもあったあの人だった。そう、彼の名は・・・

「みなさんご存知ですね?では早速自己紹介をお願いします」

はい。皆さんはじめまして、私はこの度、生前の功績を称えられ名誉ある復活を遂げました。名前を改めて、『タケシ』と言います

「えー改めまして、タケシさんの自己紹介ありがとうございます。では続いて、当番組についての説明に入りたいと思います

タモリがそう言って一礼すると、再びカメラが切り替わり今度は番組のセットが現れた。

「まず最初にお伝えしておきますが、当番組視聴者参加企画となっています。なのでこれから私達がする質問に対してタケシさんには、正直に答えていただきたいのです」

はい、わかりました」

「それでは早速最初のコーナーに行きましょう。『突撃!隣の晩御飯!!』のコーナーです。これは視聴者から送られてきた食材を使って私が料理を作るというコーナーですが、今回は特別ゲストとしてタケシさんにも作ってもらいます

はい、頑張ります

「それじゃあ早速始めましょう。今宵のメニューこちらです!」

そして再びカメラが切り替わると、そこにはとある家のキッチン映像があった。

「さぁ、今回のテーマズバリ『肉』です。そこで今日使う食材はこれだァッ!!!

そう言ってタモリが大きな声で叫ぶと、画面の下から大きな肉の塊が出てきた。

「今回作るのはこの牛肉を使ったステーキです。なお、レシピに関しては調理担当シェフに任せております

タモリの紹介が終わると、いつの間にか後ろに立っていたコック姿の男が現れ、タモリの隣に立った。

「さてタケシさん、あなたが食べる分として用意したこの牛フィレ肉を見て下さい。これが普通牛肉でないことはわかっていただけたでしょうか?」

「ええ、もちろんですよ。だって私の大好物松坂牛じゃないですか」

「おっと、そこまで知ってるんですか」

「ええ、大好きだったんで」

「そうですか。ちなみにどれくらい好きだったんでしょうか?」

「そりゃもう、週1で食べないと禁断症状が出るレベルで好きです」

「ほうほう、それはすごいですね」

「ええ、実はですね、私は子供のころ両親と一緒によく海外旅行に行っていましてね。その時に食べた松坂牛があまりにも美味しくて、それからというものすっかりハマってしまいましてね」

「なるほど、そういう経緯がありましたか

「ええ、そうなんですよ」

「ところで話は変わりますけど、最近何か変わったことありませんでした?」

「変わった事ですか?まぁ、強いて言えばですね・・・あっ、そうだ!昨日面白いことがありましてね」

へぇ~どんなことがあったんですか?」

「いやそれがですね・・・

「うんうん」

・・・・・・

・・・・・・

・・・・・・

・・・

・・・あれ?どうしました?早く話してくださいよ」

・・・

・・・もしかして喋れないんですか?いやでもそんなはずないでしょ?だってついこの間まで普通に話せてたんだし」

・・・

・・・もしかして、死んじゃったとか?なわけないかだってまだ30代だし」

・・・

・・・マジかよ」

・・・

・・・

・・・

・・・

・・・

・・・

・・・

・・・

・・・マジで死んでるじゃん」

・・・

・・・

・・・

こうして、この番組は終わった。

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